テルトル広場にテラスが出て、早ひと月が過ぎました。
復活祭の休暇、日本のGW、ちょうどいい日和の時期に重なりました。
観光シーズンです。
しかし広場のテラスは、評判よろしからずや。お役所側も、色のセンスにクレームを付けたようです。が、すぐに取り替えるわけにもいかず。
それに色だけではなくて、鉄骨の感じが、なんとも堅苦しくて、自由な絵描き広場の雰囲気にちっとも似合っていません！
絵描きの配置も何一つ調整ができないまま、今シーズンのテラス設置が始まってしまったので、きちんと（かどうかは？？？）配置されるのは来シーズン以降となります。
そして奇しくも、これまでずっと絵描きの許可証手続きの担当だった理解ある係員が、今シーズンで配属が変わることに……。
やれやれ。
なにはともあれ、広場の一番気持ち良い季節が到来しました。
世界中の皆様に、ぜひ楽しんでいただけますよう！
↑テラスの屋根のせいで、あまり見えないサクレクール寺院。
ちょっと息苦しい鉄骨＋テント。透明部分はビニールです。もう少し「テラス～！」という感じがほしかったです。
↓ちなみに下は、去年までのテント。
（K）
エイプリル・フールの冗談のように、突如テルトル広場にテラス席が出現！
いったいどういうことでしょう？？？
Photos : Place du Tertre en Danger（Facebook）
工事前のテラスよりもさらに……、絵描きや地域住民を無視した状態です。
工事（とその後の商業施設化）反対運動をして、意見交換の場何度も設け、何度も、区長・市長の「皆さんの意見を反映しないことはやらない」という言葉を聞いたのに！！！
話し合った内容の殆どは、無視されています。
結局、２年前からの飲食店経営者の計画通りに設営されているのです。
それは、みんな、怒ります。
高さ４メートルの、広場を覆ってしまうテントを張るための鉄柱が、こんなに…。これでは、広場はただの巨大レストラン。サクレクール寺院も何も、見えません。
絵描きの姿はどこへ？？？
端っこの方に、いますから…。
有志が、大統領に手紙を出すなど、頑張っています。「歩行者の会」の裁判の結果も、いずれは出てくるでしょう。パリ市長選挙も、来年あります。モンマルトルを保護しようという国会議員が、立候補の意思を表明しています。
まだまだこの先も続きそうです。
To be continued…
Courage les peintres! Il y a tant de gens qui vous soutiennent!
（K）
