カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

2歳馬シルエットトーク-1

2009-03-28 | pog-silhouette
※私撰馬候補の気になる2歳馬について、シルエットトーク風に。
答えを思いついた人はコメントに母名で書いて下さい。
最後の行のhyraco評以外の条件をすべて満たしていれば(当たっていなくても)答えを公開します。


「父は新種牡馬で、2歳がファーストクロップです」
「出身牧場は非社台系ながら、年度代表馬を出しています。牝系はその年度代表馬と同じです」
「兄は関西の新進気鋭厩舎でまだ1勝。同じ馬主でこの厩舎に入る可能性が高いと考えられます」
「9Fベスト、芝ダ兼用。人気にはならないが父の初重賞勝ち馬になれる器、とhyracoは言います」

私撰システム概説

2009-03-28 | pog-strategy
2歳牡馬について大方の分析を終了した。本格的な分析にかかったのは3年ぶりで、さすがに時間を要した。この間俺は家族の人数が増えたり減ったりで色々あり、一時競馬からも離れていた。連絡いただいた方には申し訳ないが、その間はお返事もほとんどできていなかった。
とはいえ、放置でアクセス数が落ちていたのでこのブログでまた私撰馬を書けるようになった。本来の立ち位置に戻れたことを、まずは喜んでいる。読者の方におかれては、どうかこのブログのことを広めないようにして欲しい(笑)

さて、俺の血統分析は3段階選抜である。世代約7500頭の中から、最初に3代血統表と母の年齢・繁殖成績に注目して1000頭以上をピックアップ。次にラフな分析で300頭を選抜し、そこから10代血統表で詳細な分析を行う。
現在までのところ38頭をA+評価とし、42頭をA評価としている。この後は牝馬を少しだけ選びながら、メディアで露出のあった馬、名門厩舎に入る予定の馬を加えて、結論を出すことになる。

各馬の評価は19のファクターから構成されており、近似式で数値化して算出している。オリジナリティを守るために詳細は書けないが、血統表と兄弟馬の血統・成績を眺めれば、ほぼ自動で算出できるようにしているので、以前よりは楽になった。数値化の結果は正規分布を示しており、偏差値に変換される。
A+は去年でいうとロジユニヴァース、アプレザンレーヴ、アドマイヤコブラ、バアゼルリバー、ワールドプレミアなどが入った層。Aはリーチザクラウン、アンライバルド、スーニ、フィフスペトルなどが入った層である。個別のケースとしてA馬がA+馬を上回ることはよくあるが、A+馬の方が活躍する可能性がより高い。あくまで確率をはじき出しているだけだと考えてほしい。過去に自サイトやpog-piratesなどで披露した「私撰馬」はすべて、A+もしくはAの層に入った馬から、さらに血統的傾向と厩舎の傾向があったものや調教の進度が順調なものを選抜したものだ。

ただしこのシステムではブエナビスタのような牝馬はあまり有効に掬い上げることができない。牝馬を分析するには牡馬とは別の尺度が必要になるが、それをわざわざ構築する手間で牡馬の分析精度と効率を上げた方が良いと判断したためだ。また、セイウンワンダー、トーセンジョーダンといった、分析の結果を覆して走る馬の存在も常にある。これらはシステムの今後の課題としておきたい。

ちなみに私撰の過程で、馬体写真はほとんど見ていない。明らかに馬体が優れたものは写真一枚で人気になってしまうので、血統で選べる俺からすると下手に写真で人気になってほしくない。ヌケにならないよう分析の対象には加えるけれども、気は乗らない。写真での露出がなければ、血統屋の独壇場なわけで、むしろその方がウマイんである。