日々に薔薇と共存

大好きな薔薇を追っかけて日々癒されて生活をしています。

山芍薬

2016-05-06 09:35:46 | 旅行・観光

ゴールデンウイークの頃は,

野山も花のシーズンなので山芍薬の花を見に行って来ました。

野山の雑木林も芽ぶきも始まり、

真っ白い蕾を膨らませた山芍薬はこの頃花が咲きます。

行く途中もう田植えがしてありました。

落葉樹の枝先から吹き出すように若葉が広がり、

枝全体を次々と覆っていく。

葉の形が広がったばかりの若葉は薄く柔らかくてみずみずしくて美しい!

春の陽光に芽吹きがキラキラ輝き、花のように美しく感じる。

若葉を揺らす風も爽やかで心地よく

また若葉が眩しい!

山芍薬は、地中での長い眠りから目覚め、

地上の様子を伺いながら芽を伸ばし葉をつけ、

可愛い蕾をつけて、

そして花の咲く季節になると、

静かに花弁がゆっくりと花が開いていく。

 

雑木林の中で群生で咲いている山芍薬。

 

 

自生の山芍薬の花を観ていると、とても心が安らぎ癒されます。

何故だろうとこんなにも心が楽になるのだろうと、ふと考えました。

自然の中で、ありのままでの姿で咲いているからかしら?

自由であり誰にも侵されず邪魔されず、

思い思いに花たちは自ら一番適した場所を選び花を咲かせ、

その一生をその場所で美しい花を1年に1度だけ咲かせ、

そして美しく潔く全うさせていく。

花の人生は、美しい!

花自身が花の立場を自覚しているから、

美しい人生なんですね。」

 

とても静かだ!

優しい風の音と、昆虫たちの羽音だけが微かに聞えて来る。

新芽と対話をしているかのように、

空を見上げている山芍薬の花。

もしかして、耳を澄ますと会話が聞えて来るかしら?

キラキラと輝く新芽は、山芍薬の花を見て、

「初めまして・・。」の挨拶から始まり、

「とても綺麗ですよ。」と言っているのかしら?

「有難う!」と山芍薬が応えているのかしら?

 

 

 

 

木の根元の傍で甘えるように咲いている山芍薬の花は可愛い!

陽光を浴びて揺らめく光に輝き、美しい山芍薬の花が映える。

今日はお天気も良いので、

花びらを開く準備をしているのかしら?

暑くて衣替えをしているのね。

 あっ!とても目映いね。

 

 そよそよと吹く甘い風に花弁も揺れ

嬉しそうに微笑みキラキラし

風も光っているね。

 大きく花弁を開かせた山芍薬も、

若葉を揺らして吹く優しい風に乗って、

初々しく花びらを揺らす。

 

花が咲いているのは、ほんの数日。

あっと言う間に花は散ってしまいますが、

束の間の春の花に魅了されます。

真っ白いイチリンソウの花との出会いもありました。

草萌えの林床を彩る純白のイチリンソウは、

とてもインパクトがあり華やかさがあります。

またカンアオイが地面を這うように覆い、

とても美しい景観を醸し出していました。

植物学的には繁殖の広がりが極めて遅い種らしいですが、

日本列島の歴史解明の手立てを持つとも言われているそうです。

「寒葵」のその名は、寒さが一番厳しい大寒でも、

葉が青々として枯れないことを意味しているそうです。

花はとても地味ですね!

ゆっくりと山芍薬を観てさよなら。

また来年まで・・・。

帰る途中、明神山が見えました。

ツツジも咲いていましたよ。

少し三角に見える山が石鎚山だと思う。

この時期も野山に行くのは、とても楽しいですよ!