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忠犬ハチ公の玄孫 ナナの遠吠え

ハチ公の生まれた街・大館は今、大変な問題を抱えています。もう黙っていられない!小さな鳴き声だけど誰かに届くことを信じて…

【追加速報!!】明日の母の会主催「説明会」、出席者が判明!【重要】

2011-10-31 22:06:36 | 汚染灰問題
今朝告知した、セシウム反対母の会主催
「汚染焼却灰受け入れに関する説明会」の当局側の出席者が判明!!


DOWA エコシステム秋田社長
      エコシステム花岡社長
      通運大館営業所 所長
      マネジメントサービス 総務
      根田コンサルタント(最終処分場設計者)
 
秋田県  環境整備課 廃棄物対策班 班長
               循環型社会推進班 班長
 
大館市 市民部長
      環境課長
      課長補佐



すげーぞ、これは。

「エコシステム秋田」と「エコシステム花岡」は、ご存じ
この汚染焼却灰問題の一番の当事者で、中間処理施設と
最終処分場を運営するDOWAホールディングスの子会社。

「通運」は汚染灰の搬入を行う運送会社。

「マネジメントサービス」はどういう会社か知らないけど
ググると“経理・情報システム・総務・資材調達に関する受託業務”
をやってる会社らしい。本社は東京。

「根田コンサルタント」は↑のとおり、注釈がついてる。
ググってもそれらしい情報は出てこない。

この他、DOWAに事業許認可を出した責任者である
秋田県から環境整備課の担当者2名、

そして毎度おなじみの大館市の担当者3人。

こんだけメンツが揃ったのに、なぜか大館市長様のご登場はなし(笑)。

これは見ものだ。参加して損はない!
参加料取ってもいいくらいwww




では改めて告知致します。



セシウムを含む焼却灰受け入れに反対する母の会 主催
 「大館市による焼却灰受け入れ再開
 についての説明会」
  11月1日(火)
  午後6時~8時  
  大館市中央公民館 視聴覚ホール


 大館市からの説明のほか、DOWA(処理業者)の方から、
受け入れる場合の詳しい流れや処理方法安全策などを具体的に
説明していただきます。
 県の方から、この問題に対する県の立場や考え方をうかがい
ます。参加者からの質問、疑問に答えていただきます。


いや~、北九州市とか、全国の汚染灰押し付けに反対してる団体の人、
招いてお見せしたいわ~~~!!!

おい、マスコミ!ちゃんと取材して報道しろよっ(奮)!!!!








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【ついに本丸登場!!】セシウム反対する母の会が県とDOWAを呼び、説明会開催!!

2011-10-31 08:54:16 | 汚染灰問題
ブログ更新滞っておりますm(_ _)m

国(環境省)による汚染ガレキ受け入れの意向調査(2回も!!)
の茶番劇とか、それに対抗する大館・小坂・鹿角5団体連名による、
県知事への要請文提出
とか、福島の原発反対活動をする女性の
講演会開催
とか、そのほかにも、腹立つことが
いーーーっぱいあって、書かなきゃいけないんだけど、
20日の説明会の音声をまずは聞いてもらいたいので、トップページ
から落ちないようにしておりました。

でも、↓の告知は絶対しておかなければならない!



セシウムを含む焼却灰受け入れに反対する母の会 主催
 「大館市による焼却灰受け入れ再開
 についての説明会」
  11月1日(火)
  午後6時~8時  
  大館市中央公民館 視聴覚ホール


 大館市からの説明のほか、DOWA(処理業者)の方から、
受け入れる場合の詳しい流れや処理方法安全策などを具体的に
説明していただきます。
 県の方から、この問題に対する県の立場や考え方をうかがい
ます。参加者からの質問、疑問に答えていただきます。 

*この説明会は、「市民に向けた詳しい説明会を!」という
要望に市がこたえて開催するものです。市民の皆様、是非
ご参加ください!聞いて、一緒に、考えましょう!
       

前にも書いたと思うが、母の会はとてもよい動きをしている。
市議全員アンケートも良かったが、
DOWA・秋田県を両方出席させる意味はものすごくデカい!!
まさに「本丸登場!!」だっ!

とくにDOWAは、汚染灰問題発覚後、小畑市長や細越町長、佐竹知事に
対しては挨拶に行ってるが、われわれ市民に対しては、一切の説明・
謝罪の機会を設けていない。

秋田県にしても、当事者である大館・小坂の住民に対し、何の情報も
発してきていない。国と県と市と町とDOWAだけで、この問題を
片づけようとしている。

今、ナナがぐちゃぐちゃ書くより、実際会場にきて、説明を聞くなり、
質問するなりしたほうが、絶対意味がある。

すでに開催された説明会に参加された方も、是非もう1度参加してほしい!

この1日の説明会のため、ナナは今までの情報を整理して再確認中。
ものすごく時間がかかっている。

よって、今回の記事はこれにて終了。ご了承ください!




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【お待たせしました!!】大館市役所 汚染焼却灰受け入れ説明会 音声データUP!!

2011-10-25 04:47:28 | 汚染灰問題
うぅ~眠み~~ぃzzz

生まれて初めて編集なるものをやってみた。
ので、うまく再生ならなかったらすいませんm(_ _)m

とりあえず、アップするのを最優先で作業したので
背景の静止画までこだわれませんでしたwww

そこはつっこまないでほしい。

それでは、改めまして


2011年10月20日・大館市中央公民館で開催された
「大館市 放射能汚染焼却灰 受け入れについての説明会」音声データ


その1
2011年10月20日大館市役所汚染灰受け入れ説明会1/5.wmv



その2
2011年10月20日大館市役所汚染灰受け入れ説明会2/5.wmv




その3
2011年10月20日大館市役所汚染灰受け入れ説明会3/5.wmv




その4
2011年10月20日大館市役所汚染灰受け入れ説明会4/5.wmv



その5
2011年10月20日大館市役所汚染灰受け入れ説明会5/5.wmv




以上!! この大館市の説明を聞いて納得できるか、
放射性汚染灰を受け入れることができるか、
じっくりご自分の耳で聴いてみてください!



眠みーーーーーっ zzzzzz






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「説明会」ひとり反省会&瓦礫受け入れ調査その後

2011-10-22 03:00:13 | 汚染灰問題
とりあえず、大きなトラブルは無く、無事終了しました、
汚染灰受入れについての大館市役所説明会」。

内容については、今日(10月22日)付の地元紙でも取り上げられるだろう。

ナナとしては、花岡での説明会同様、ここを読んで下さってる皆さんに
先入観を持たないで、会の全部を自分の目で、耳で確認してもらいたいと
思っている。

ただ、実はこのブログで会の全貌をアップしてしまうことが、もしかしたら
出席者の数に影響を与えているのではないか
、と危惧している。
このブログで書かなかったら、自分で確認せざるを得ないわけで、
会場に来る人がもっといたのではないか…と。
さすがにそれはおこがましいか?(笑)

そのくらい、昨日の出席者は予想していたより少なかった。
開始当初は50人に達してなかった。
平日の夕方6時から、という日程が悪かったという面も否めないが。
途中から参加された方々もいて、最終的には55~56人程度まで増えて
いたけど。

出席された市民の方々は、さすがに関心が高いだけあって、知識も
情報も大変しっかりしていて、押さえどころを外さず、かな~り
環境課に冷や汗をかかせていたように思う。

でも、出席していない市民のうち、本当に今、危機的状況にあることを
市民は理解しているのだろうか?
特に30代以下。あんたらとあんたらの子供の身体に一番影響がおよぶ
って時に、何の知識もなくて大切な人を守れんのか?

署名も会の活動も協力なんかしてくれなくてもいいから、情報収集
くらいはやっとくべきだろ??

1つだけ、市民の会に代わって謝りたいことがある。
質疑応答で、市民の会の3人が質問し終わって、一般参加者からの
質問に移った時、一番最初に当たったのが高齢のじーちゃんだった。

で、恐らく花岡周辺の住民の方なのだろう、一生懸命エコシステム花岡
から出ている排水とかが原因で、長年川の水の色が変わっている、
何かがおかしい、ということを訴えている。
でもそれは自分の気持ちの訴えであって、「質問」とは言いにくい発言が
ずーーっと続いていた。会場のみんな、「どうする?これ」と思って
いたに違いない。

そこへ、

不平不満じゃなくて質問して下さいっ(怒)!次の人が待ってます!!」
という発言が!
たぶん20代とおぼしき男性だった。で、彼は会場を出て行ってしまった。

そりゃそうだよな。「時間が限られてる」「なるべく多くの人に質問の
機会を」って冒頭説明してたのに、この状態だもんな。

これは完全に市民の会の仕切りが悪かった。司会がいるんだから
質問が長くなりそうなら、一旦引き取って要点を確認して環境課に
通訳してやるべきだった。

ただな、じーちゃんの気持ちも分かるわけよ。
なんで花岡ばっかりこんな目に合わなきゃならないんだ、って
きっと思ってるはずなのよ。実際身体の具合悪くなった人も
昔出たらしいから。そういう歴史があって、今回もまた
危険なものを押し付ける気なのか? 川の水の調査も今まで
ちゃんとやってねーだろ?!ていう気持ちは分かってやってほしい。

もし、このブログを見ていてくれるなら、せっかく足を運んで
くれたのに、不完全燃焼で帰してしまったこと、ナナから
お詫びしたいと思う。ああいう場で、はっきり物を言える君の
意見を是非聞いてみたかった!


あとは託児の対応をどうするか、事前に考えていなかったことは
会のもう一つの反省点。若い父母に来てほしいと言いながら、
実際来てくれた時のことを想定していなかった。一番話を聞きたい
・聞かせたい人たちへのケアができていなかったことも、率直に
反省すべきだと思う
。出席してくれたママさんにも、一生懸命
集中して聴いてる皆さんにも、申し訳なかったです。

必ずまた次回勉強会か説明会かわからないけど、今回宿題として
環境課が持ち帰った、保留の回答を聞く機会は設けてくれるはず
なので、その際には上記の反省点はきっちり考えてほしいと思う。

で、結局「説明会」の内容をこのブログでどう紹介するか…。
心配してくれているのは、大館在住者だけじゃなく、市外・県外にも
いらっしゃるので、どんな形にするかはまだ不確定だけど、必ず
取り上げたいと思っている。もう1日考えさせてください。




話変わって、昨日記事にした「ガレキ受け入れ意向調査」の問題。

今日(10月21日)市町村の回答の締切日だったわけだが、朝刊の報道は
↓のような状況だった。


岩手県沿岸北部の震災がれき 16市町村「受け入れず」 本社調べ
「検討中」は8市町村


 東日本大震災で発生した岩手県沿岸北部のがれき受け入れをめぐり、県内25市町村のうち6割を超す16市町村が「現段階では受け入れない」か「受け入れない」との意向を示していることが、20日分かった。8市町村は「検討中」。受け入れると答えた市町村はなかった。ただ、受け入れないと答えた中には「状況次第で検討する可能性もある」とする自治体もある。

 担当者が不在だった八峰町を除く24市町村が、秋田魁新報社に回答した。小坂町は、町内の民間業者が受け入れ意向を示した場合、「国がかれき処理の基準を明示すれば検討の余地はある」としている由利本荘市は「多くのがれきを受け入れられる処分場が少なく、積極的に受け入れられない」としながらも、焼却灰の安全性が見極められ、住民の理解が得られれば検討する可能性もあるとの考えだ。受け入れられないとして自治体の多くは、処分場の容量や焼却灰の安全性などを理由に挙げている。

 岩手県は8月、同県沿岸北部4市町村(久慈市、洋野町、普代村、野田村)のがれき計13万トンの受け入れを本県に要請。がれきを受け入れるには廃棄物処理法上、受入市町村の了承が必要となる。

 県は今月12日、受け入れの意向有無を把握するためメールを全市町村と7広域事務組合に送付。20日までの回答を求めていた。県によると同日午後5時現在、7市長が未回答。回答した18市町村と7組合は受け入れに前向きではなかったという。調査結果はきょう21日に公表する予定。

 岩手県によると、野田村のがれきを今夏検査したところ、紙類、繊維、プラスチック、建築木材、生木、わら、木の皮、金属・ガラス・陶器の8種類からはいずれも放射性物質が検出されなかった。残る3市町村を含む沿岸部のがれきも近く検査する。同県資源循環推進部は「(受け入れの)理解を得るため、検査結果を示し丁寧に説明していきたい」と話している。

 山形県は全35市町村中、米沢市、村山市、川西町、中山町の4市長が宮城県内のがれきを受け入れている。8月には県民に安心してもらうため、埋め立て時の基準値を1キロ当たり4千ベクレル、搬入前の基準値を同200ベクレルとする独自基準を導入した。

 市町村別の回答は次の通り。

【受け入れる】
なし

【受け入れない、または現段階では受け入れない】
秋田市、鹿角市、北秋田市、能代市、潟上市、由利本荘市、にかほ市、横手市、湯沢市、小坂町、藤里町、三種町、井川町、美郷町、上小阿仁村、大潟村

【検討中】
大館市、男鹿市、大仙市、仙北市、五城目町、八郎潟町、羽後町、東成瀬村

(2011年10月21日 秋田魁新報)



⇒というわけで、「受け入れる」とはっきりOKを表明した市町村はないものの、
「状況しだいで検討する可能性もある」とか「検討中」としている市町村はある
わけだ。その筆頭が小坂町であり、由利本荘市であり、そして大館市も受け入れる
/受け入れないは五分五分だ、って言ってるだけ。
今後情勢がどうなるかによって、強気で「受け入れる」とする可能性も50%だ
ってこと。

で、夕方になってみたら、こんな記事がアップされていた!



焼却灰処理に国の関与を 大館市長ら、環境省訪れ要望書提出


 首都圏からのごみ焼却灰から国の基準を超える放射性物質が検出され、大館市と小坂町が焼却灰の受け入れを中止している問題で、小畑元市長と細越満町長、青木満県生活環境部長の3人が21日、環境省を訪れ、焼却灰処理への国の関与などを要望する文書を提出した

 最終処分場がある両市町とも住民に不安が広がっているため、県と合同で「国が責任を持って対策を講じることが不可欠」と判断。自治体に対して、国が処理に主体的な役割を果たす災害廃棄物と同等の支援を求めた。

 具体的には▽放射性セシウム濃度が国の基準以下の焼却灰の処理について、国の関与を明確化▽埋め立て処理の基準を明示し、放射性物質に関する排水処理のマニュアルを整備▽観光や農作物への風評被害対策の徹底▽放射線物質を含む焼却灰の処分やモニタリング調査などへの財政支援—の4項目を求めた。

 佐竹敬久知事と小畑市長、細越町長の連名で細野豪志環境相にあてて提出した。

(2011年10月21日 秋田魁新報)


⇒まったく油断も隙もありゃしない! 地元では「検討中です~」とか
「今は受け入れませ~ん」とか言っておきながら、
国には「お上が号令かければ何でもやりまっせ♪」って
言ってるってことじゃん(憤)!!
それも、県と小畑市長と細越町長の3バカトリオが、がん首揃えて上京してんだぜ?
(佐竹のバカ殿本人は行ってないけどな!)

もうさ、こいつら、動けば動くほど、DOWAと癒着してること、
世間に自ら暴露することになるの、なんでわからんのかね?

気色悪いくらいやん、国へのヘルプ要求が。

これ、もしかしたら、小畑市長も細越町長も、DOWAにしてみたら
遣いっぱしり程度にしか思われてねぇんじゃねーの?
情けね~~~! いい年したオヤジたちがDOWA様のために
国に泣きつきに行ってんだぜ?

で、市民の健康も県民の健康もどうでもいい、ってこった。

言っとくがな、風評被害ってのは、大館産とか小坂産みたいに
限定して発生するもんじゃねーぞ。
食品の産地表示は「秋田産」なんだから。
大館・小坂に汚染灰か汚染ガレキ、受け入れてみろ?
秋田産の農畜産物、ぜ~んぶ売れなくなるから
それはな、消費者を裏切ったことによるしっぺ返しだ!
「なんでわざわざ汚染させんだ、アホ!!(怒)」っていう消費者の感情の現れだ!!

その賠償、きっちりJAは考えておけよな。
東電だけじゃなく、佐竹、小畑、細越の3個人に賠償請求しろ!!


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市民の会主催 大館市説明会告知(しつこい?)&民主主義なんかあったもんじゃない環境省瓦礫受け入れ調査

2011-10-19 03:03:23 | 汚染灰問題
日付変わって、ついに明日になりました!!
直前はいろいろやることがありそうなので、今のうちに…っと。



「汚染灰受け入れについて」大館市の説明会

 日時:10月20日(木)午後6時

 会場:大館市中央公民館視聴覚ホール

    *誰でも参加できます

 主催:放射能を拡散させない市民の会


「市民の会」公式HPネット署名、ブックマークに追加しました!

http://ww32.tiki.ne.jp/~kisd19470228/

http://www.plz-sign.com/sig.php?id=0000040

正式な所定用紙による署名は10月15日現在で1400筆集まったそうです。
引き続き署名活動は実施中!
署名用紙のダウンロードは市民の会HPからできます。
ネットより、紙に自筆で書いたほうが効力があるので、手間はかかりますが
何卒ご協力お願いいたします。

返送先は以下のとおり。
〒017-0896
 秋田県大館市字大館105 放射能を拡散させない市民の会


ネット署名ももちろん大歓迎ですが、フルネーム、フル住所(番地まで)
記入漏れにご注意ください、とのことです。

市民の会と連携している「セシウム反対母の会」のブログもブックマークしてます。
お母さんたちは、ものすごく良い動きをしていて、先日、大館市議会議員全員に
公開質問状(アンケート)を実施!

市議たちがいかにこの問題に対して危機感がないかがあぶり出された!!
半数が無回答だったことで、それはもう明白!
回答があった市議のアンケート全文がこのブログに掲載されているので
是非見てやってください!そりゃもうびっくりだから(笑)



告知は以上。

ここ数日手伝いもろもろで忙しく、細かい情報収集ができなくて辛い…。
首都圏各地で高濃度汚染のホットスポットが見つかったり、ストロンチウムが
横浜まで飛んでたり(中にはラジウムの夜光塗料が一般家庭から発見された!)
しているわけだが、はっきり言ってもうその程度のことではナナは驚かない。
そういうことは至るところで考えうるから。

大事なのは、もっと丁寧かつ細かく、線量の測定を、行政が危機感をもって
やらなきゃならんってこと!市民が測って通報して発覚するなんて、行政の
怠慢以外の何物でもない!!


国の放射性物質への対応の甘さがずーーっと放置されてきた結果のひとつが
弦巻のラジウム発覚なわけで、報道では、国が鉱山跡で処分に困った
ラジウムを、積極的に民間に売っぱらってきた事実がある
と言ってた。

で、ラジウム温泉水なんてもんを民間療法的に販売することを、
「ヤバい」と分かっていながら取り締まっていない実態があることも
専門家が指摘してた。

この事件によって、

「自然界にはもともと放射性物質が存在していて、人体は日々微量の
 放射線を受けているから健康に害はない」

という大館市の説明チラシは、根底からくつがえされたことになる

もしその理屈が通るなら、弦巻の住宅からもともと自然界に存在してる
ラジウムを撤去する必要なんかねーじゃん。
ラジウム温泉は身体に良いもんだ、って市長言ってたよな?!
なんで慌てて放射性物質マーク付きの容器に入れてさっさと撤去したのか
筋が通る説明してみろっ!!(怒)


それよか今ずーっと問題なのが↓の問題。


「がれきの受け入れを」 環境省、全国の自治体に調査票

 東日本大震災で発生したがれきの広域処理を促すため、環境省は11日、受け入れが可能かどうか、全国の自治体に意思を確認する文書を送付したことを明らかにした。回答期限は21日まで。

 がれきは宮城、岩手、福島の3県で計約2300万トン発生したと推計されている。他県のがれきの受け入れは現在、東京都と岩手県が表明しているだけで、放射性物質の汚染を心配する意見が多く、自治体の消極姿勢が目立つ。

 調査結果について、個別の地方公共団体名は公表しない。また受け入れ先の住民の理解を得るため、安全性を説明したパンフレットも作成し、説明会などの開催も考えているという。

 同省は「受け入れを求めるがれきは、放射性物質がごく微量で安全性が確認されている」と強調している。

(2011年10月11日 産経新聞)


この時点までは、「締切まで時間がないな。大館はなんて回答するんだ?」
ぐらいにしか思ってなかった。
ところが、よくよく情報収集してみると、この調査とやらにはからくりが
あることに気づく。

まずはじめに入ってきた情報は、愛知県愛西市の市議さんからのもの。

▲愛知県:災害ごみ受け入れ調査に「受け入れできない!」の選択項目がない!









⇒つまり、書類の赤強調部分を見てわかるように、選択肢がぜ~んぶ
「受け入れる」こと前提のものばかりで、「受け入れ無理です」とは
答えられないようになってる
わけだ。

あと、
【東京が災害ごみを受けることを皮切りに、環境省出先機関がマッチング
をする】
【調査をするが、市町村が答えたことは公表しない】

となってるわけ。マッチングとは、環境省が受け入れ自治体の処理業者と
がれき搬出自治体を、環境省が仲介して提携させてやるよ、ってこと。
しかも、その情報は一切住民に開示されないから、どの処理場に
どこから来たがれきがどんだけの量搬入されているかが
まったく分からなくされているわけだ。

ありえね~~!!(怒)


他の県でもこの【環境省ゴリ押し調 査 通達】は一斉に実施されているわけなので
どんな状況かは、以下の報道をご確認ください。


【京都】21日までに受け入れ可否を 被災地がれきで県要請

 東日本大震災で発生したがれきの広域処理で、環境省が被災地外の自治体の受け入れ意志を再調査することを受け、滋賀県は14日、県内の市町と一部事務組合への説明会を大津市内で開き、21日までに回答するように伝えた。出席者からは「現状では受け入れは難しい」との慎重な考えや「住民の不安にどう答えればいいのか」と苦悩する声が聞かれた。

 広域処理の対象となるがれきは、岩手県と宮城県の計約2千万トンのうち両県内で処理できない分。環境省は4月、全国の自治体を対象に受け入れる余裕があるかどうかを調査した。572市町村・一部事務組合から年間最大で計488万トンという回答があったが、住民の間で放射性物質汚染を懸念する慎重論が強まっている。

 この日の説明会には県内10市と6一部事務組合から担当職員21人が参加し、非公開で行われた。県職員は環境省が4日付で決定した再調査について、受け入れの意志や処理可能ながれきの種類、量、条件を聞くものだと説明したという。広域処理を行う際に環境省が定めた放射性セシウム濃度の安全基準は、焼却後の灰で1キログラム当たり8千ベクレル以下であることも紹介した。

 県内では4月の調査で、破砕が2市と1一部事務組合、焼却については4市と2一部事務組合が受け入れる余裕があると回答した。しかし、説明会では「なぜ基準は8千ベクレルなのか」「住民からの不安の声が強い」などと懸念が多く聞かれたという。

 県内自治体などの回答を取りまとめて環境省に伝える県循環社会推進課は「住民や自治体の不安の声もきちんと国に届けたい」としている。

(2011年10月15日 京都新聞)



【滋賀】東日本大震災:発生のがれき、県が受け入れ再調査 国に21日回答

◇住民、不安の声も
 東日本大震災で発生した大量のがれきの広域処理を進める環境省からの要請を受け、県は14日、各市町のがれきの受け入れ意思と受け入れ可能量の再調査を始めた。21日までに結果をまとめ、同省に報告する。

県によると、4月に同省から問い合わせがあり、甲賀市のクリーンセンター滋賀など3施設で年間計約2万トンの埋め立て容量があるが、受け入れを表明している施設はないと回答した。

1回目の調査では、破砕については大津市、栗東市、中部清掃組合が計1740トンの受け入れを表明。焼却では両市と同組合、草津市、彦根市、湖北広域行政事務センターが計1万2680トンの受け入れを表明したが、放射能問題を受け、同省が改めて調査を求めた。

14日に県が大津合同庁舎で開いた再調査の説明会には12市町と6行政組合の担当者が参加し、「安全性について十分な説明をしてほしい」といった声が出た。県によると、県民や近隣府県の住民らから「琵琶湖が汚染されると困る」など、受け入れに反対するメールや手紙が寄せられているという。

(2011年10月15日 毎日新聞)


【岐阜】東日本大震災:がれき受け入れ、拒否に言及せず 中津川市長が回答書

中津川市の大山耕二市長は14日、東日本大震災の被災地のがれき受け入れをめぐり、市民団体「中津川の環境を守る会」(野田契子代表)が大山市長に提出していた公開質問状に回答書を出した。同会が求める「受け入れ拒否」には言及していない。

 質問状では、同市が環境省の要請に対して「600トンの受け入れが可能」と回答し、市議会で「市として放射能汚染廃棄物でないか責任を持ってチェックする」と述べたのは、受け入れを前提にしており市民の不安はぬぐえないと指摘。「がれきの主灰、飛灰などをどのように処理するのか」などと尋ねた。

回答書では「仮に被災地自治体から受け入れ要請があった場合、放射能汚染廃棄物でない証明書の添付を求め、環境調査機関で内容を確認して結果を市民に周知する。汚染されていない廃棄物を受け入れる場合は、市環境センターで焼却処理する」などとしている。

これに対し野田代表は「県内では、いったん受け入れを決めていた21自治体・団体のうち14が住民の理解を得られないとして撤回している。中津川市は、なぜ拒否できないのか」と反発している。

(2011年10月16日 毎日新聞)


⇒このほかに、愛知県の大村知事が国に処理指針を明確化するよう環境省に申し入れするとの報道もある。

1コだけ気になっているのは、関西地区、特に京都・滋賀の主張が、京都五山の送り火問題のときの被災松受け入れ拒否と、同じような論調だったら困る、ということ。
被災松の時は最初、ほとんど被災地差別的な反対意見が中心で、ひたすら「持ち込むな」とか「琵琶湖が汚染される」とかいう、大げさな拒否反応だった。
あの時もナナは書いたけど、確かに松の表皮に放射性物質が付着している可能性が
高かったし、事実、後からの検査で検出された。

でも、送り火で燃やすくらいの薪の量で、琵琶湖全体が汚染されるわけがない
問題なのは、その燃やす現場で作業する人たちが、直接煙を吸ったりした場合に
絶対内部被曝しないとは言い切れないということ
。その対策がとられていないのに
安易に燃やすことはやめたほうがいい
、とここの記事にも書いた。

その理屈を理解した上で、今回のがれき問題を検討しなければならない。
何が問題って、量が被災松とは比較にならない、膨大な量になるからだ
焼却する場合、焼却炉に高性能のフィルターが設置されていなければ、
必ず空気中に放射性物質が放出され、排水が出る場合はそれに含まれて河川に
流入する。
それが流入する河川経路となっているのであれば、琵琶湖が汚染される可能性は
否定はできない。

それを懸念するという話なら、至極真っ当だと思うぞ。


そんなこんなで情報収集してる中で見つけた記事が↓。

東日本大震災:がれき「処分コストばく大」 瀬戸・東京農工大名誉教授が講演 /愛媛

◇ごみと原発考える

 東日本大震災の被災地の災害廃棄物(がれき)の受け入れについて考えようと、40年以上ごみや廃棄物問題の研究をしてきた東京農工大の瀬戸昌之名誉教授の講演会「ごみと原発を考える」が15日、松山市堀之内の県美術館講堂であった。

 災害廃棄物について考えるため9月に発足した市民団体「ごみを考えるネットワークえひめ」が主催した。

 自らがかかわった東京都日の出町の処分場について説明した瀬戸名誉教授は、「同町の処分場では多摩地域の約360万人の一般廃棄物を燃やした灰を埋めている。学識者が遮水シートを敷いてあるからごみから出た汚水が地下水を汚すことはないと言っているが、結果的に日の出町の地下水は下水並みに汚れた」と指摘した。

 また、震災による災害廃棄物については、「処分のコストは一般廃棄物で1トンあたり10万円はかかる。災害廃棄物や放射能で汚染された廃棄物となると、除染費用や運送費でもっと高くなり処分料金はばく大になる」との見通しを示した。

 瀬戸名誉教授は原発事故への補償について、「福島第1原発事故前は利益を独占しながら、事故後のがれきの処分費用は税金で払っている。まずは東京電力に除染と補償をさせるべきだ」と主張した。

(2011年10月16日 毎日新聞)



⇒こういう専門家の意見・アドバイスを、市民の会、母の会でも聞けると
いいよなぁ。なかなか適任の人が見つからないし、実際いてもこの国の状況だと
発言がものすごく重くなるから、引き受けてくれる人も少ないのかもなぁ。

今こそ、日本人の知恵と勇気と正義が試されるときだとナナは思うぞ。
おすすめの専門家や、灰・ガレキの処分方法の情報がありましたら、
どしどし教えてください!!

毎日新聞よ、こういう情報は是非全国紙で取り上げてくれ!!
コメント (3)
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