忠犬ハチ公の玄孫 ナナの遠吠え

ハチ公の生まれた街・大館は今、大変な問題を抱えています。もう黙っていられない!小さな鳴き声だけど誰かに届くことを信じて…

【“専門家”の大罪】Mr.100mSV・山下俊一を招致する大館北秋田医師会【恥を知れ(怒)】

2012-12-08 10:20:31 | 汚染灰問題
今日も時間がない。しっかり構成を考える余裕もないので、思いついたまま書いておく。


地元新聞で大宣伝されているのでご存じの方もいると思う。

ミスター100ミリシーベルト」として、全世界的にその犯罪レベルの悪質さが有名になった
あの山下俊一が大館に講演にやってくる。

さて、何のために? なにゆえこのタイミングで? なぜ大館に???

小坂町の汚染焼却灰問題のヤバさにお気づきの方は、だいたい察しがつくだろう。

この講演会開催にどこが協力しているか、開催するように仕向けたヤツらがいることぐらい。


こいつの評判については、「山下俊一」+「御用学者」「トンデモ」「鬼畜」「テロリスト」などでキーワード検索すれば、
日本全国から大糾弾されていることがすぐにわかる。

軽く例を上げれば、このブログでも初期からブックマークに上げている

「原発業界御用学者リスト@ウィキ」 http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/

では、筆頭にあがってくるし。

反原発で、その情報収集と分析能力に定評がある

阿修羅のブログ」 http://www.asyura2.com/12/genpatu29/index.html

では、ヤツのトンデモ発言のほとんど全てが網羅されている。

とにかく、原発・放射能の危険性を知っている人たちがコイツについて書いている、どのブログを見ても、隅から隅まで怒りに満ち溢れている。

こんなヤツを呼んできて講演させるとは、大館北秋田医師会、チャレンジャーだな(笑)

こいつの経歴など、ここに掲載するのもおぞましいが、誰なのかも知らないおバカな人向けに書いておく。

■山下俊一
 1978年長崎大医学部卒の被爆2世。専門は甲状腺がん治療の研究。旧ソ連チェルノブイリ原発事故の医療支援を91年から続け、東日本大震災の直後から福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに。昨年7月、長崎大大学院教授を休職し、福島県立医科大副学長に就任。


「被曝2世」と聞けば、放射線の身体への影響について、患者の側に立って研究してきた素晴らしい医学者だと、うっかり 思い込まされてしまうだろう。
実は、調べてみると、原発事故が起きる前までは、結構まともなことを言っていたのだ。

「放射線の小児甲状腺への影響について:2009年の山下俊一教授
http://togetter.com/li/268840

[以下、一部抜粋]

・友人が、国立国会図書館で山下俊一の311前の講演内容を調べてきました。後ほど順次Tweetしますが、驚愕の内容です。

・山下俊一 その結果(チェルノブイリの20万人子供の大規模調査)、事故当時0〜10歳の子供に、生涯続く甲状腺の発がんリスクがあることを疫学的に、国際的な協調のなかで証明することができました。(2009年3月)

・山下俊一 一方、日本では思春期を超えた子供の甲状腺がんをまれにみるぐらいです。その頻度は、年間100万人に1人といわれています。これは欧米、日本、ほぼ変わりません。

・山下俊一 いったん被ばくをした子供たちは生涯続く甲状腺の発がんリスクをもつということも明らかになりました。(チェルノブイリの調査結果。2009年3月)

・山下俊一 チェルノブイリの原発事故後の甲状腺がんの遺伝子変異の特徴が明らかにされつつあります。小児甲状腺がんのほとんどは、染色体が二重鎖切断された後、異常な修復で起る再配列がん遺伝子が原因だということがわかりました。(2009年3月)

・山下俊一 チェルノブイリの原発事故後の甲状腺がんの遺伝子変異の特徴が明らかにされつつあります。小児甲状腺がんのほとんどは、染色体が二重鎖切断された後、異常な修復で起る再配列がん遺伝子が原因だということがわかりました。(2009年3月)

・以上、山下俊一の発言は日本臨床内科医会会誌 第23巻第5号 2009年3月に記載されていました。山下俊一は、全部わかっているのです。わかっていて、高汚染地域の人達を騙して、蹂躙しているのです。 国立国会図書館にまで調べに行った友人に感謝。



ところが、3・11を境に、ヤツの言説は真逆を行くことになる。

いわゆる「放射能は100ミリシーベルトまで被曝しても安全」という、とんでもないデマを主張し続け、福島で避難を迷っている人たちに、無用の被曝をさせ続けた。

さらに、国と県・日本医師会ぐるみで、福島県内の医療機関に、被曝による甲状腺の異常を調べた検査結果を、受診者本人にも家族にも公開しないように通達しやがった。
検査結果を知るためには、行政に「情報公開請求」の手続きをしないといけなくしたのも、コイツの差し金。

しかも、甲状腺の異常は、尿検査をすることが、もっとも正確に数値を把握できる方法だと分かっているにもかかわらず、それも県内の医療機関に圧力をかけて、やらせないように仕向けた。

コイツの指令を受けたのかどうかは分からんが、今福島で検査に使われているのは、ホールボディーカウンター(WBC)という検査機器。椅子やボックス型の装置で、人体から放出される放射線を拾うことで、どのくらい被曝しているかを測定するもの。

しかし、これは製造メーカーが少なく、精度にばらつきがある。しかも、検出限界値はセットアップする時点で人為的に変更できる。もし患者の被曝の程度を低く(そんなに被曝してないよ)と見せたい場合、検出限界値を引き上げることで、「検出されなかったから被曝してませんよ~」と誤魔化すことができるのである。

しかも、このWBCは、通常30分から1時間かけないと正確な数値は測れないのだが、福島県内ではたった2分WBCにかけただけで、「特に異常はありませんでした」としているのだ!

そして、山下は、すでに甲状腺に嚢胞やしこりが発見されている子どもたちに対して、嚢胞の大きさを小さめに、しこりの数を少なめに診断するよう指令を出している。これは文書にも残っていて、大問題となっている。山下を信じられない福島県民が県外の医療機関で受診すると、嚢胞の大きさもしこりの数も、もっと程度が悪いと診断されるという。

コイツの目的はただ一つ。国・政府の指令を受けて安全デマを広めることで、福島県民が県外に避難するのを阻害したいのだ。県民が流出すると、自治体として機能が維持できなくなる。金がまわらなくなれば、福島の汚染された地域での生活が不可能になる。
それが周辺自治体にも波及すれば、福島県自体の存続が危うくなる。

さらに、原子力災害の後始末で最も金がかかるのは、こういった被曝による被害者の賠償なのだ。まともに全ての被曝被害者に賠償するとしたら、国や県が何度破綻しても足りない。

これまで日本で起きてきた公害の歴史がそれを物語っている。今年に入って、水俣病の賠償請求に締切が設けられたことも、これ以上金を払い続けていたら、フクイチの賠償とも重なって、国が破綻するからだ。足尾銅山の鉱毒もイタイイタイ病も四日市ぜんそくも、教科書の中の歴史で習ったことで、自分の身にはふりかからないと思ったら大間違い(怒)

国が対応を間違えたor故意に被害を矮小化したことで、国民が被害を受けてきたケースは他にもいーーーーーーーーーーっぱいある。

たとえば薬害エイズ。血液製剤の危険性が分かっていたのに、国・厚労省の対応がずさんで、多くの被害者を生んでしまった。この時、原告団で戦ったのが、現・参議院議員の川田龍平さん。彼は今、この被曝の問題についてもしっかり捉え、危険性を訴えてくれている。「こども避難者支援法」という、避難の権利を保障する法律を作るため、中心メンバーとなって仕事をしている。広域処理についても、明確に反対の姿勢を貫いている。

そして最近になってようやく被害者に光明がみえてきたのが、アスベスト問題

建設現場や解体現場の作業員に、マスクなどの対応を国がとらせてこなかったために、全国で中皮腫という肺の重い疾患にかかる人が急増した。ようやく今月5日、東京地裁が国に10億超の賠償を命じる判決を出した。しかし、この訴訟の原告段は37人。アスベストの被害で苦しんでいるのは、全国に膨大な人数が存在する。全てを賠償するとなれば、国の財政に関わるので、恐らく国は控訴して争うことになるだろう。
ちなみに、アスベストは震災がれきにも、ゴミ焼却灰にも大量に含まれていることをお忘れなく。

あー、ホントに時間が無くなった。

とにかく、この山下俊一に関しては、医者の風上にもおけない、トンデモ「安全デマ野郎」であることだけは覚えておくべき。

これまでNHKの「ETV特集」や「NHKスペシャル」では、低線量被曝の危険性について、チェルノブイリやベラルーシなど、原発事故で汚染された地域で生活する人々の健康が著しく悪化していることが何度も報道されている。

チェルノブイリエイズ」と呼ばれるほど、免疫力・抵抗力が落ち、感染症の患者数が急増し、重症化しているという。血液など循環器系の異常、次いで呼吸器系の異常が多い

また、子どもの甲状腺には明らかな異常が発見され、増加していた。そして、事故当時子どもだった住民は、大人になるまで体調不良に悩まされ続け、途中、甲状腺がんに悪化して手術を受けるケースもとにかく多いのだという。

だから、チェルノブイリ事故の汚染地帯の医者たちは、「放射能にはどんなに注意してもしすぎることはない」と警告を発しているのだ。

基本にたちかえってみてほしい。放射能の被曝は、なぜ体に悪いのか?
それは、放射能が人間の細胞の遺伝子を切断してしまうからだ

X線撮影など、照射線量・照射時間を人間がコントロールした上で、放射線管理区域内で人体の外部から照射する場合は、被曝が最小限に抑えられるから、「人体に“大きな”影響はない」だけのこと。こうしたレントゲンやCTなどの医療被曝については、以前から安易に検査を何度も受けることが逆によくないと指摘されている。

レントゲンのようなコントロールされた外部被曝であれば、遺伝子が損傷する数が少ないというだけの話なのだ。

だから、コントロールされていない、高い放射線量の環境下で原発事故の収束にあたっている作業員が、急性被曝することが、もっとも健康を害する可能性が高いのだ。

そして、そんな過酷な環境下でなくても、コントロール(制御)されていない放射能が、われわれの生活の中に入り込んできている。それが、汚染された食品や、ゴミの焼却などで汚染された空気、水などを人体に取りまれる「内部被曝」というものだ。

山下らの主張の中に、「人間は太古より、地球外から届く宇宙線や、環境中の岩盤などから発せられる放射線を受けてきたので、今生きている人はまったく影響はなく安全だ」という話がある。

確かに、自然界の中の放射線=自然放射能には、人間は進化する過程で何万年も前から放射線への耐性ができてきたのかもしれない。

しかし、今問題となっているのは、原子力発電所の圧力容器や燃料プールに入っていた
核燃料が崩壊して放出された「人工放射性物質」なのである。


この「人工放射性物質」は、人間が科学的に生みだしたものであって、自然界には存在しなかったものなのである。核実験や核兵器の使用で、地球上に初めてばら撒かれた物質。その物質が、われわれの身体の中に、飲食や呼吸を通じて入り込んでしまうのだ
それだけ考えただけでも、絶対体に悪いことはわかるはずだ。

そして、その内部に取り込まれた人工放射性物質は、コントロール(制御)されたものではないので、たとえ少量でも常に摂取することで身体の臓器にたまっていく。

どんなに微量でも、放射線を発しし続けるので、細胞の遺伝子を切り刻んでしまう。
そして、さらに恐ろしいのは、人間の回復力によって、それらの切り刻まれた遺伝子が、くっ付こうとする性質があるために、全てが正しい配列ではなく、どこかが間違って繋がってしまうのだ


そうなると、細胞が異常な状態となって癌化してしまう。
細胞分裂の活発な胎児や子どもの場合、それが原因で、奇形になったり、遺伝子異常による病にかかったり、甲状腺に異常が出たりしてしまうのだ。


本当に悔しく悲しいことだが、福島第一原発事故後、福島の子どもの甲状腺に異常が発生していることは、大手マスコミでも報道されている。

山下たちは「それがフクイチの事故の影響であるとは言い切れない」、つまり証明できないから「安全」だとしている。こうやって、事故の責任を散らなくてすむように誤魔化そうとしているのだ。

さらにややこしいことに、福島「エートス」なる、宗教じみた組織も存在し、福島から避難しようとする人々を安全デマで洗脳に近いことをして引き留めようとする動きもあるという。これに山下が加担しているかどうかは、まだ不明だが。

日本には、こんな人間のクズのような医者だけでなく、圧力に負けない、素晴らしい人格者の医学者がたくさんいる。

たとえば、矢ケ崎克馬先生(琉球大学名誉教授)、児玉龍彦先生(東大アイソトープ研究所所長)、現・松本市長の菅谷昭先生(チェルノブイリで長年医療支援)、岡山博先生(仙台赤十字病院呼吸器科医師、東北大学臨床教授)…etc.

思いつくだけでもこんなにいる。そして、われらが小出裕章先生(京都大原子炉実験所)!!

国・政府の圧力で、本当のことを報道しない大手マスゴミは、鵜呑みにするな!

本当に、人命・人の健康・子どもの未来を考えている医学者を信じろ!


大変残念だが、山下俊一を招致した大館北秋田医師会、とくにT・A医院の院長は
この基本的な考え方が脱落ているのではないかと疑念を抱かざるを得ない。

今日の講演会で、いったい何を話すのか。後で情報を仕入れたいと思う。

ちなみに山下俊一は、福島第一原発事故の対応の責任を問ういくつかの裁判で告訴され、東京地裁が受理している。被告人を講演会に呼ぶ大館北秋田医師会やT・A院長の倫理観とはいかなるものなのか? はなはだ良識を疑う。


山下俊一は、薬害エイズ訴訟で法廷にひきずり出された、元帝京大学副学長・阿部英と同様に、歴史に悪名を刻む悪徳医学者となることだろう。





※時間切れにつき、レイアウトはあとで修正します。
 
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