今日は、東日本大震災から半年。
そして、アメリカの同時多発テロから10年という
9.11の日。
東京をはじめ各地では原発反対デモが行われ、
新宿では逮捕者が10人出たとか。
伊勢丹前では歩行者が信号を5分以上渡れないほどの
参加者数。
経産省の周りは人間の鎖が二重に取り囲んだ。
秋田市でもデモが行われた。
岩上さん率いるIWJのネット動画中継と
ツイッターのおかげで情報を知り
秋田の主催者の方とツイッターで繋がれた。
こんな風に、少しずつだけど着実にこの国のことを
真剣に考え行動しようとする人が増えている。
でもニュースはデモについて、特に都内のデモに
ついてはほとんど報道していない。
(秋田は午後9時前の地元枠でちょびっと報道)。
そのかわり数日前からマスコミが張り切って
報道したのは、鉢呂経産大臣の失言~辞任。
「死の町」が福島県民の不信をあおったのが理由とか。
ナナもこの人、見た目もイマイチだし、
「死の町」も、もうちょっと他の表現の仕方があるやろ、
と思った。
でもな、この鉢呂さんって、震災後から福島の現場に
何度も入って実際に活動してきた数少ない政治家の
一人だっていうじゃん。
それって、福島県知事も知ってるはずじゃね?
ちゃんとそれまで福島のために動いてくれてたってこと。
なのに「死の町」って表現が「気にくわない」って
レベルで、そういう貴重な人材に抗議しちゃうの?
「ゴーストタウン」とでも言っとけばよかったのかね?
それに追い打ちをかけるように、取材記者たちとの
オフレコの懇談で、一人の記者に「放射能つけるぞ」
って、なすりつける真似事をしたとかいう報道が出た。
最初聞いた時、ナナは「何、くだらねーことやってんだ?」
「小学生が福島からの転校生いじめるようなことしてんじゃ
ね~ぞ!」って思った。
でも、何かがおかしいとも思った。
だって、新聞社やテレビ局によって「発した言葉」の報道が
微妙に違うんだもん。取り巻きで懇談してたんなら、
その場にいた記者って複数いたはずで、全員同じものを
見聞きしているはずなのに、こんだけ違うのって
おかしくね?ってね。
で、さっきYahooニュースのコメント見て納得した。、
記者「大臣、着替えてないんですか」
大臣「今福島から戻ったばかりだ、そんな暇ないよ」
記者「じゃ福島の放射能ついたままですか」
大臣(やや怒って一歩近づいて)
「それがどうした?放射能つけてやろうか?」
これが発言の経緯なんだとさ。
すごいね~。こんな脈絡の中の発言だったなんて、
どこのメディアも報道してないぞ。
これが真相だったとしたら、この発言を引き出した
毎日新聞の記者は、スクープを取るために
大臣をうまいことハメた、ってことにならね?
記者連中の思い上がりは、その後の鉢呂氏の辞任会見でも
炸裂し、記者は曲がりなりにも「大臣」である年配の人
に対して「あんた」呼ばわり。
恐らく民主党から「事を荒立てないように」と釘を
さされているであろう鉢呂氏が口ごもると
「ちゃんと説明しろよ!!」と怒鳴る始末。
フリージャーナリストが割って入って注意すると
「うるせえよ!!」だって。
おまえこそ、何様じゃ!!!!
記者クラブって、何のためにあるんだ?
大臣を罷免させる力があるってことを誇示するための
制度なのか?原発廃止とTPP反対を明確に表明してる
大臣だったのに、これでいったい誰が得するんだ?
……いたよ、いた!原発村のやつらは喜んでるわ!
まさか、やつらの常套手段の圧力で仕掛けられた罠に
鉢呂氏が見事にはまってしまったってこと???
ホントに日本のマスコミはうかつに信じられんわ!
京都の五山送り火での被災松騒動の時も、
言い出しっぺがどんな人間で、どんな経緯で計画が
すすめられ、途中どんな問題が発覚してたかなんて
どこもちゃんと報道してなかった。
この真相を知ったのもYahooニュースのコメントや
某大手掲示板とかネットの情報からだったっけ。
こうやって、国民・一般庶民が知らないところで
一部の政治勢力によって政局がでっちあげられていくんだな。
このカラクリを知ってしまうと、この国の行政もマスコミも
信用に足らない存在だ、ってさらに確信させられるわ(怒)
さて、大館の汚染灰問題に関してはどうなんだ?
想像するのも恐ろしい裏のカラクリがあったりしてな。
それに気づいてる大館市民はどのくらいいるんだろう。
祭りで浮かれてる人々を見てると、なんだかむなしく
なってくる。
今日の午後2時46分、祭り囃子をやめて黙祷した講が
いくつあっただろうか?
知りたいような、知りたくないような、複雑な心境。
そして、次の経産大臣が海江田みたいな原発容認派
ではないよう、心から願う。
※訂正 文中、暴言を吐いた記者の所属を「毎日新聞」と
表記していましたが、その後「通信社系」の記者であることが
確定しました。大手マスコミが検証報道しない中で、
正確な情報収集に努めましたが、結果として誤った情報と
なりました。大変申し訳ございませんでした。
訂正します。 (2011年9月20日)