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動物大好きなひかるこが、
ドイツでの生活やペット事情について気ままにつづってます。

犬と子供の接し方について 7 犬の飼い主免許教科書より

2014-01-27 | ペット事情
こんにちは、ひかるこです。

犬と子供の接し方シリーズ 7回目です。

こちらもぜひお読みになってください。
そもそも犬の飼い主免許って? という方は [犬の飼い主免許について]をどうぞ。

犬と子供の接し方 1
犬と子供の接し方 2
犬と子供の接し方 3
犬と子供の接し方 4
犬と子供の接し方 5
犬と子供の接し方 6


今回は、こどもが犬と安全遊ぶための事前準備の方法をご紹介します。
はじめは上手くいかないかもしれませんが、焦らずゆっくりやってくださいね。

まずは、お子さんに固まって動かない練習をさせましょう。(パントマイム的なのじゃありません 笑)

犬が吠えてきても、それに反応して叫んだり、叩いたりしないようにする練習です。犬が興奮しているときに、叫んだり泣いたりした場合、犬はますます興奮して悲惨な事故がおきてしまう可能性があります。なにも反応をしないことは、こういった事故を防ぐのにとても有効です。
これに加えて、万が一噛まれたときのために「痛い!!」と叫ぶ練習もしましょう。
とくに子犬は、噛む力加減が分かっていません。噛んだときの相手の反応をみて、力加減を覚えていくのです。犬に力加減を教えるため、そして近くの大人を呼ぶためにも「痛い!!!」と叫ぶ練習は必須です。
そして、痛いと叫んだ後は犬に背を向けて無反応です。「君は、よくないことをしたから、もう今日は遊ばないよ。」という意思表示ですね。

初めはぬいぐるみを使って教えてあげて、その後に本物の犬を飼うようにしてください。
もし、可能であればご近所の子犬の幼稚園で犬と遊ぶ練習をさせてもらうのも良い方法です。日本にも、少しずつ犬の幼稚園が増えてきています。
はじめの相談は無料のところも多いので、ぜひコンタクトをとってみてください。「犬の幼稚園 地名」で検索をかけると、近所の業者さんが出てくると思います。
そこで練習ができる場合は、ご両親も一緒に気をつけるべき点などを教えてもらってください。

それから、子犬の幼稚園がない場合でもドッグスクールは近くにある可能性は高いですね。こちらにも相談をしてみてください。「まだ犬を飼ってもいないのに・・」なんて遠慮はいりません。教える側としては、そういう意識の高い飼い主さんは大歓迎です。
もしも軽くあしらわれるようなら、他のドッグスクールを探してください。絶対にいいところが見つかるはずです。

このブログを通して、基本的な知識を伝えることはできますが、やはり専門家に直接教えてもらう事はとても大切です。
あなたが無意識でとっている態度や癖が、犬にどんな影響を与えているのかは、直接見てみなければ分からないことなのです。






それでは今日はこの辺で。Ciao♪

続きはこちら
犬とこどもの接し方 8




犬とこどもの接し方について 6 犬の飼い主免許教科書より

2014-01-20 | ペット事情
こんにちは、ひかるこです。

犬とこどもの接し方シリーズ6回目

こちらもぜひお読みになってください。
そもそも犬の飼い主免許って? という方は [犬の飼い主免許について]をどうぞ。

犬と子供の接し方 1
犬と子供の接し方 2
犬と子供の接し方 3
犬と子供の接し方 4
犬と子供の接し方 5

再三書かれていますが、こどもと犬を遊ばせるときは必ず大人が近くで見守ってください。



もし、あなたが犬と遊ぶときに、犬の行動範囲や望ましい態度をはっきりと決めている場合、犬はそれを感じとり人間のこどもよりも早く受け入れます。
大人と上手に遊べるわんちゃんでも、小さなこどもと二人きりにさせてはいけません。こどもは、遊んだり、走り回ったり、叫んだり、暴れたりと、大人よりもエキサイトしてしまうからです。こどもの甲高い声は、犬の狩猟本能を呼び起こします。なぜなら、この声は逃げ回る獲物があげる声に似ているからです。

もちろん、極めて優しいこども好きの犬もいますが、そういう犬でもたまには攻撃的な態度を見せることもあります。例えば、こどもが犬の上にのって遊び、犬が痛がっているときなど。

この写真、萌え要素がたくさん詰まってますね。


けど、これが日常の光景だったとしても、犬の体の目に見えないところ(内蔵や骨など)に不調があることもあります。
そんな時は犬が痛みに飛び起きて、こどもが転んでしまうかもしれません。そして、こどもの泣き声に興奮して噛み付いてしまうかもしれません。絶対にちかくで大人が見守ってください。
そし、いつ遊びを切り上げるかを見極めて、早めに教えるようにしてください。とくに、こどもが興奮しすぎているときや、もしくは犬があまり好きでない場合。そして犬がうなる、遊びに集中していない、といった状況のときです。
その状況をみて、遊んだり触ったりすることをやめる練習をしましょう。そして、その理由をこどもにもきちんと説明することで、徐々に自分で判断できるようになっていきます。

それでは今日はこの辺で。Ciao♪

続きはこちら
犬と子供の接し方 7

犬と子供の接し方について 5 犬の飼い主免許教科書より

2014-01-17 | ペット事情
こんにちは、ひかるこです。

今回は犬と子供シリーズ5回目です。
こちらもぜひお読みになってください。
犬と子供の接し方 1
犬と子供の接し方 2
犬と子供の接し方 3
犬と子供の接し方 4





前回までのポイントは、子供と犬だけにさせないことでしたね。


今回は、その他に大人ができることについてです。

こどもを守るためには、大人が初めから犬に「君はこの家族の中で一番地位が低く、使える場所や物には制限があるんだよ」と示すことが大切です。
とくに、ママとパパは赤ちゃんやこどもにかかりきりになって、犬の相手をできない事についてしっかり理解させましょう。
 ときおり、こどもと犬の間にはなんの問題もなく、うまくいく事もあります。ネット上で、犬とこどもの微笑ましい写真をみつけることができますが、全ての犬とこどもがそうである訳ではありません。

犬を飼っていて、小さなこどものいるあなた。もしかすると、次のようなことが起こっていないか考えてみてください。

犬の唸り声が聞こえるたびに、こどもと犬を探しだして、その原因を探している。
もしかすると、あなたは唸り声にすら気づいていないかもしれないし、すでに問題が起きたあとかもしれませんね。
あなたがドッグトレーナーや獣医師でない場合は、専門家のアドバイスを受けるべきです。
場合によっては、犬が小さなこどもと暮らすことは容易ではないことを、早急に認識してください。

トラブルは、こういう場合に起こります。犬にとっては大切なもの、つまり彼らにとっての財産ともいうべき、エサやおもちゃ、座る場所をめぐっての喧嘩です。幼いこどもは何でも口にいれたがります。もしも、それが犬のおもちゃやエサであった場合、それを取り戻そうと犬は攻撃的になることがあります。これを避けるために、使わないときはエサ入れの容器やおもちゃなどは、こどもの手の届かないところに片付けてください。
そして、もちろん、犬とこどもを二人きりにさせないことが大切です。
こどもが動き回る場所と、犬がいるべき場所を区別するためには、ケージやサークルを使うことが望ましいでしょう。

そして、余計なケンカを防ぐために、こどもには早いうちから犬との付き合い方を教えてください。
例えば、どう撫でればいいのか、犬とどうやって遊ぶのか、やってはならない事などです。
もしも、犬を呼んだけれども近寄ってこない場合には、穏やかに接しなければなりません。なぜなら、犬は他のことに夢中だったり、その気がなかったりするからです。
それから、犬の食事の邪魔をしてはいけませんし、寝ている時や休憩しているときは、そっとしておくことが大切です。犬を叱ることも、子供にはさせないでください。

7歳以下のこどもは、以上のことを守ってください。もう少し大きくなってから、犬よりも上の立場だという態度を示すように教えていきましょうね。


それでは、今日はこの辺で。Ciao♪


可愛いけど、ちょっぴり危険・・。


続きはこちら
犬と子供の接し方 6

犬と子供の接し方について 4 犬の飼い主免許より 

2014-01-16 | ペット事情
こんにちは、ひかるこです。
さて、今回は犬と子供の接し方シリーズ4回目です。

1~3までは、こちらをご覧になってください。
犬と子供の接し方 1
犬と子供の接し方 2
犬と子供の接し方 3


これまでのおさらいとして、犬と子供を二人きりにさせないことが大切でしたね。
赤ちゃんとは徹底的に隔離して、少し大きくなった場合でもかならず大人の見守るなかで遊ばせてください。その理由は以下の通りです。


2歳から7歳のこどもは、非常にわがままです。というよりも、彼らは一人ではなにもできません。まわりの人や犬をこき使う、迷惑千万な存在なのです。初めてこどもと犬を対面させる時期は7歳以上が望ましいと専門家は呼びかけています。

とはいっても、もともと犬を飼っている夫婦のもとに赤ちゃんが生まれるケースもよくあることです。そういう場合は、次のことに注意してください。

まず、7歳以下のこどもは起こったことの因果関係を理解するには、まだまだ経験が不足しています。

例えば
テーブルクロスを引っ張って遊ぶ→お椀がおちる→お味噌汁がかかる→熱いよ~!!!!(大泣き)

こうなる事が予想できない訳ですね。
そのため、こどもが7歳になるまでは、犬と遊ばせるときは常に近くで大人が見守りましょう。


犬と遊ぶときにはたいてい、犬とこどもの間に上下関係が生まれます。もちろん、そういうことを考えず無邪気に遊ぶこともありますが、基本的には犬は常に相手との上下関係を意識しています。これは犬にとっては最重要事項なのです。
では、どうやって上下関係を決めるのか。かけっこや、噛んだりひっぱったり、爪でひっかいたりして、相手が降参するかどうかで判断します。
それから、こどもはなんの悪気もなく犬のデリケートな部分(耳や尻尾や口)をひっぱったり、目を指でつついたりすることがあります。愛情たっぷりのハグも、とても乱暴だったりします。


画像は猫ですが、小型犬でも似たような状態になります。



なので、遊ばせるまえにまずは犬との接し方を教えてあげましょう。
ひっぱったり、つついたらとても痛いこと、優しくなでてあげると犬が喜ぶこと。
こどもに体で痛みを覚えさせる場合は、とても短い時間で充分です。たとえ、ロウソクやナイフをつかって脅しても、こどもは痛みを理解しません。もちろん、犬と一緒でも。


もしも、犬が子供からいじめられている時に、群れ(家族)の上位にたつものがいなければ、1秒でもはやく犬から引き離してください。
だいたい11歳頃から、動物とのトラブルについて自分で考えて解決できるようになります。

はい、訳はここまでです。
じゃあ、8~10歳の間はどうやねんとツッコミを入れたくなりますね(笑)成長にも個人差があるのでこの時期は移行期間ということでしょうか。

それでは今日はこの辺で。Ciao♪

続きはこちら
犬と子供の接し方 5


犬と子供の接し方について 3 犬の飼い主免許教科書より

2014-01-12 | ペット事情
こんにちは、ひかるこです。

ずいぶんと期間があいてしまいましたが、犬と子供の接し方シリーズ3回目です。

ぜひとも先に犬と子供の接し方について1、2をご覧になってください。
犬と子供の接し方 1
犬と子供の接し方 2


軽くおさらいをすると、子供と犬だけにさせないことと、飼い主さんがきちんと主導権を握ることが大切でしたね。

さて、今回は7歳以下の子供と犬の接し方についてです。


「子供は、犬にはなにも悪さはしない」という間違った認識はとてつもない危険をはらんでいます。

幼児は、犬とも人間の友達と同じように接します。
話しかけたり、抱きしめて仲良くする反面、怒ったときも人間の友達と同じように接するため、つねったり、突き飛ばしたり、ひっぱたりしてしまいます。


そうすると、犬は自分の身を守るために子供と敵対します。野生モード全開です。
こういった場面であげる唸り声は「ちょいとお嬢ちゃん、その辺にしとかないと痛い目みるぜぃ 」の意。
見た目は可愛くても、中身はワイルドなんだぜぃ。


幼児は両親の真似をして、犬に対して傍若無人な振る舞いをすることがあります。
大人が行う場合は、犬との力関係を示すために重要な役割を果たしますが、それを幼児が行うことは非常に危険です。
これは、成犬でも子犬でも同じことがいえます。子犬にも鋭い牙は生えていますから。

幼児は「犬を守る」という本能は持ち合わせていません。そして、犬の唸り声がなにを意味するのかも分からないため、不用意に近づいてしまい、悲惨な事故が起きてしまうのです。

犬のしつけには褒めることと叱ることがとても大切です。
ですが、幼児が犬を叱ることは非常に危険です。幼児に犬のしつけをさせたい場合は、褒めることに重点を置きましょう。
例えば、犬が大人しく理想的な態度をとっている時に、ご褒美をあげるといったことです。

余談ですが、大人が行う場合でも叱ってばかりのしつけ方法よりも、褒める事をメインにしたしつけ方法の方が私は好きです。犬は、何がよくて何が悪いのかも分かってないので、いいことを褒めて教えてあげた方が効率が良い気がします。なにより、褒めていると人間も犬も楽しいですし(笑)飼い主さんが大好きなわんちゃんになります(^^)


この章を訳すのに非常に手間取ったんですが、終わってしまえば短い章でした(^^;)


それでは今日はこの辺で。Ciao♪

この無邪気さが危険(>

続きはこちら
犬と子供の接し方 4