こんにちは、ひかるこです。
今日はドイツの危険犬種リストに載っているアメリカン・ブルドッグを紹介します。ドイツ語の犬種図鑑を翻訳しているので、少々不自然な日本語があるかもしれません(^^;)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
原産国 USA
体高 オス 58~71cm
メス 51~66cm
体重 オス 41~68kg
メス 32~59kg
色 白、ブリンドル、レッドスポット、茶色、マホガニー、クリーム
起源
イギリスからの入植者がアメリカに持ち込んだのが始まり。他の様々な犬種と掛け合わされ、モダンな形ではない。
一定の基準がなく異なる外観・気質であるため、FCI(国際畜犬連盟)には認められていない。
用途
納屋や家畜の番犬、野犬や猛獣を追い立てる、牧畜犬、猪狩りなど多目的に使用可能な使役犬。
気質と習性
家庭内ではほがらかで優しく、とても縄張り意識が強い。したがって、見知らぬ人に対してはオープンではないが、家族の歓迎する客人は受け入れられる。
簡単に扱いやすくはなく、非常に我が強く主導権をとる。
飼い方
この犬種には一貫したしつけと明確な指導が必要である。例えば、幼いころから彼の縄張りはあまり広くはないと教え込むことなどである。
犬と一緒にスポーツを楽しみたい人にとっては、とても良いパートナーである。
初心者には難しい犬だが、短毛な点は手入れがしやすい。
しつけ 困難
手入れ 簡単
使用 普通
運動 普通
分布 少ない
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私は危険犬種リストを読むまでこの犬種の存在を知りませんでした。
大きさは大体ゴールデンレトリーバーと同じくらいですね。
あのサイズで縄張り意識が強く主導権をとりたがる性格ならば、飼うのは大変そうです。「野犬や猛獣を追い立てる」の一文がその迫力を物語っています。
画像を見てみると、日本人にもなじみの深いブルドッグとはずいぶん違う外観をしています。

日本で一般的なブルドッグは、イングリッシュブルドッグという種類です。

彼らは愛玩用に交配されて温和な性格になっていますが、アメリカンブルドッグは闘犬時代の気質を色濃く残しているようですね。
そうそう、ブルドッグももともとは闘犬なんですよ。ブルは牛を意味していて、昔のイギリスでは柵などに繋がれた牛と犬を闘わせるブルベイティングというショーがありました。そこで闘っていた犬がブルドッグです。ウィキペディアにその当時のブルドッグを描いた絵が載っていました。

体格がアメリカンブルドッグと似ています。
このブログを書くにあたって、改めてブルベイティング(牛いじめ)について調べてみました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
1700年代初頭から1835年までの期間イギリスで開催されていた。
ロンドンでは週に2回行われていた。
牛を柵に繋いだり、穴に落としたりと、あまり身動きのとれない状態にして、コショウを鼻にふりかけたりして牛の興奮を煽っていた。
そこに数頭の犬を放ち、牛を襲わせる。犬は牛の鼻を中心に頭部を襲うように訓練されていた。そして、牛は頭部に向かってくる犬を角でキャッチし突き飛ばしていた。
なぜ、これほどに牛を苦しませたかというと、当時は牛を苦しめるほどに肉の味が向上すると信じられていたからだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブルベイティングは、ただの娯楽ではなく、と殺の方法だったのですね。週に2回という頻度も、それなら納得できます。殺された牛は牛肉として売られたり、犬の餌になったりしていたようです。と殺をショーとして公開して利益をとり、その牛肉を販売して利益が出るという二重においしい商売だったのでしょう。
ブルベイティングに限らず闘牛や闘鶏、闘犬と世界各地で動物同士または動物と人を闘わせる競技が沢山あります。現在は動物愛護の観点から、禁止になったり規制されているものが多いですね。
なんて残酷なのだろうと悲しくなりますが、世界中で存在することを考えると人間の欲求の一つに戦いがあるのでしょうか。
それでは今日はこの辺で。Ciao♪
今日はドイツの危険犬種リストに載っているアメリカン・ブルドッグを紹介します。ドイツ語の犬種図鑑を翻訳しているので、少々不自然な日本語があるかもしれません(^^;)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
原産国 USA
体高 オス 58~71cm
メス 51~66cm
体重 オス 41~68kg
メス 32~59kg
色 白、ブリンドル、レッドスポット、茶色、マホガニー、クリーム
起源
イギリスからの入植者がアメリカに持ち込んだのが始まり。他の様々な犬種と掛け合わされ、モダンな形ではない。
一定の基準がなく異なる外観・気質であるため、FCI(国際畜犬連盟)には認められていない。
用途
納屋や家畜の番犬、野犬や猛獣を追い立てる、牧畜犬、猪狩りなど多目的に使用可能な使役犬。
気質と習性
家庭内ではほがらかで優しく、とても縄張り意識が強い。したがって、見知らぬ人に対してはオープンではないが、家族の歓迎する客人は受け入れられる。
簡単に扱いやすくはなく、非常に我が強く主導権をとる。
飼い方
この犬種には一貫したしつけと明確な指導が必要である。例えば、幼いころから彼の縄張りはあまり広くはないと教え込むことなどである。
犬と一緒にスポーツを楽しみたい人にとっては、とても良いパートナーである。
初心者には難しい犬だが、短毛な点は手入れがしやすい。
しつけ 困難
手入れ 簡単
使用 普通
運動 普通
分布 少ない
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
私は危険犬種リストを読むまでこの犬種の存在を知りませんでした。
大きさは大体ゴールデンレトリーバーと同じくらいですね。
あのサイズで縄張り意識が強く主導権をとりたがる性格ならば、飼うのは大変そうです。「野犬や猛獣を追い立てる」の一文がその迫力を物語っています。
画像を見てみると、日本人にもなじみの深いブルドッグとはずいぶん違う外観をしています。

日本で一般的なブルドッグは、イングリッシュブルドッグという種類です。

彼らは愛玩用に交配されて温和な性格になっていますが、アメリカンブルドッグは闘犬時代の気質を色濃く残しているようですね。
そうそう、ブルドッグももともとは闘犬なんですよ。ブルは牛を意味していて、昔のイギリスでは柵などに繋がれた牛と犬を闘わせるブルベイティングというショーがありました。そこで闘っていた犬がブルドッグです。ウィキペディアにその当時のブルドッグを描いた絵が載っていました。

体格がアメリカンブルドッグと似ています。
このブログを書くにあたって、改めてブルベイティング(牛いじめ)について調べてみました。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
1700年代初頭から1835年までの期間イギリスで開催されていた。
ロンドンでは週に2回行われていた。
牛を柵に繋いだり、穴に落としたりと、あまり身動きのとれない状態にして、コショウを鼻にふりかけたりして牛の興奮を煽っていた。
そこに数頭の犬を放ち、牛を襲わせる。犬は牛の鼻を中心に頭部を襲うように訓練されていた。そして、牛は頭部に向かってくる犬を角でキャッチし突き飛ばしていた。
なぜ、これほどに牛を苦しませたかというと、当時は牛を苦しめるほどに肉の味が向上すると信じられていたからだ。
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ブルベイティングは、ただの娯楽ではなく、と殺の方法だったのですね。週に2回という頻度も、それなら納得できます。殺された牛は牛肉として売られたり、犬の餌になったりしていたようです。と殺をショーとして公開して利益をとり、その牛肉を販売して利益が出るという二重においしい商売だったのでしょう。
ブルベイティングに限らず闘牛や闘鶏、闘犬と世界各地で動物同士または動物と人を闘わせる競技が沢山あります。現在は動物愛護の観点から、禁止になったり規制されているものが多いですね。
なんて残酷なのだろうと悲しくなりますが、世界中で存在することを考えると人間の欲求の一つに戦いがあるのでしょうか。
それでは今日はこの辺で。Ciao♪