こんにちは、ひかるこです。
「犬と子供の接し方について1」はお読みいただけたでしょうか?
まだの方はこちらからどうぞ。
前回のポイントは、赤ちゃんと犬は徹底的に引き離すということでしたね。
今回は、赤ちゃんと犬と会わせるタイミングについてです。
赤ちゃんがお家にやってきてしばらく経ち、飼い主さんもその生活になれてきたら犬との対面の準備をしましょう。
具体的には、飼い主さんは犬がとるべき行動と望ましくない行動をよく考えましょう。
例えば、赤ちゃんの部屋に入ってもいいのか、ベビーベッドに近づいていいのか、吠えてもいいのか、うなり声はOKか、ここ掘れわんわんで大判小判がザクザク出てこなくても許すのか等々、禁止するラインを明確にしましょう。
犬という動物は、とても体育会系の動物なんですよね。「どんなに理不尽でも主将には従います!!!」的な。
なぜなら、犬はもともと群れで生活をする動物で、群れの秩序を保つためにメンバーに優劣の順位をつけます。ボスに逆らうと群れ全体が危険にさらされてしまいますから、基本的にはボスには絶対服従です。順位付に関してはとても大切なことなので、掘り下げて他の記事で説明しますね。(後日アップ予定)
犬と仲良く暮らすために大切なことは、飼い主さんが柔道部の主将になることです。
ごめんなさい。嘘です。
群れのボスになることです。
ボスになるには、主導権を握ることが大切です。どんな行動も飼い主さんが決めてその通りに実行してください。
例えば、ベビーベッドに乗ってはいけないと決めたら、何があろうと乗せない。もしも乗った場合は、すぐに降ろす。
うなり声はダメと決めたら、犬がうなり声をあげた場合はすぐにケージに戻す。
といった具合でルールは徹底的に守らせましょう。
これが、主導権を握るということです。
飼い主さんがきちんとボスとして主導権を握れているか、チェックをしましょう。
◎ブラッシングはスムーズにできるか。
◎肉球や口回りなどの本来は犬が嫌がる場所をなでることができるか。
◎餌を途中で取り上げることができるか。
これらに対して逆らわなければ、犬と赤ちゃんを対面させても大丈夫です。
ただし、必ず飼い主さんがそばにいることが条件です。絶対に赤ちゃんと犬だけにさせてはいけません。
私は以前、餌を取り上げることに関して「そりゃ怒って当然じゃないの?私だって腹がたつし。」と思っていたんですが、それは間違いでした。
野生下では強いものが食べ物を支配します。食べ物の主導権をにぎる事はとても重要なことです。
途中で取り上げることが難しい場合は、餌の与え方を変えてください。
まず、飼い主さんが立った状態(背の低い犬種なら、ひざ立くらいの高さで)で餌いれを手に持ったまま空中で食べさせます。途中で高く持ち上げ、食べるのを止めさせます。
そこでうなったり吠えるようなら、お座りをさせて静かになるまで待ちます。静かになったらまた餌を与えます。
これを繰り返して餌をコントロールするようにしてください。
ちなみに、この本では赤ちゃんの部屋に犬が入らないことを推奨されていますが、日本では難しいかもしれませんね。
ドイツは家が広く、子供一人に一つの部屋を与えるのは当たり前のことです。ついでにいうと、赤ちゃんの頃から部屋で一人で寝かせるほど、個人を尊重する民族です。
ですが、日本の住宅事情ではなかなかそうもいきませんよね。それに、赤ちゃんの頃から一人部屋を与えることってあまりない気がしますし・・。
そこで、私はベビーベッドの周りについたてやサークルなどを置いて境界線を分かりやすくするのも、一つの手ではないかと思います。
ついたては、完璧に目隠しができるタイプはお勧めしません。仮に、飼い主さんが離れたすきにベビーベッドに犬が近づいても、遠くからでは気づきにくいという問題があるからです。背が低いものか、透けてみえるようなものがいいでしょうね。
と、書きながら本当にそんな商品があるのか気になって調べてみたところ、こちらに存在しました。良かった(笑)
今回のポイントは、飼い主さんがボスだと犬に分からせてから、赤ちゃんと対面させる。絶対に犬と赤ちゃんだけにさせない。
この二点です。
まだまだこのシリーズは続きますが、ひとまず今日はこの辺で。

レストランのテラス席にいたかわい子ちゃん(笑)
Ciao♪
続きはこちら
犬とこどもの接し方 3
「犬と子供の接し方について1」はお読みいただけたでしょうか?
まだの方はこちらからどうぞ。
前回のポイントは、赤ちゃんと犬は徹底的に引き離すということでしたね。
今回は、赤ちゃんと犬と会わせるタイミングについてです。
赤ちゃんがお家にやってきてしばらく経ち、飼い主さんもその生活になれてきたら犬との対面の準備をしましょう。
具体的には、飼い主さんは犬がとるべき行動と望ましくない行動をよく考えましょう。
例えば、赤ちゃんの部屋に入ってもいいのか、ベビーベッドに近づいていいのか、吠えてもいいのか、うなり声はOKか、ここ掘れわんわんで大判小判がザクザク出てこなくても許すのか等々、禁止するラインを明確にしましょう。
犬という動物は、とても体育会系の動物なんですよね。「どんなに理不尽でも主将には従います!!!」的な。
なぜなら、犬はもともと群れで生活をする動物で、群れの秩序を保つためにメンバーに優劣の順位をつけます。ボスに逆らうと群れ全体が危険にさらされてしまいますから、基本的にはボスには絶対服従です。順位付に関してはとても大切なことなので、掘り下げて他の記事で説明しますね。(後日アップ予定)
犬と仲良く暮らすために大切なことは、飼い主さんが柔道部の主将になることです。
ごめんなさい。嘘です。
群れのボスになることです。
ボスになるには、主導権を握ることが大切です。どんな行動も飼い主さんが決めてその通りに実行してください。
例えば、ベビーベッドに乗ってはいけないと決めたら、何があろうと乗せない。もしも乗った場合は、すぐに降ろす。
うなり声はダメと決めたら、犬がうなり声をあげた場合はすぐにケージに戻す。
といった具合でルールは徹底的に守らせましょう。
これが、主導権を握るということです。
飼い主さんがきちんとボスとして主導権を握れているか、チェックをしましょう。
◎ブラッシングはスムーズにできるか。
◎肉球や口回りなどの本来は犬が嫌がる場所をなでることができるか。
◎餌を途中で取り上げることができるか。
これらに対して逆らわなければ、犬と赤ちゃんを対面させても大丈夫です。
ただし、必ず飼い主さんがそばにいることが条件です。絶対に赤ちゃんと犬だけにさせてはいけません。
私は以前、餌を取り上げることに関して「そりゃ怒って当然じゃないの?私だって腹がたつし。」と思っていたんですが、それは間違いでした。
野生下では強いものが食べ物を支配します。食べ物の主導権をにぎる事はとても重要なことです。
途中で取り上げることが難しい場合は、餌の与え方を変えてください。
まず、飼い主さんが立った状態(背の低い犬種なら、ひざ立くらいの高さで)で餌いれを手に持ったまま空中で食べさせます。途中で高く持ち上げ、食べるのを止めさせます。
そこでうなったり吠えるようなら、お座りをさせて静かになるまで待ちます。静かになったらまた餌を与えます。
これを繰り返して餌をコントロールするようにしてください。
ちなみに、この本では赤ちゃんの部屋に犬が入らないことを推奨されていますが、日本では難しいかもしれませんね。
ドイツは家が広く、子供一人に一つの部屋を与えるのは当たり前のことです。ついでにいうと、赤ちゃんの頃から部屋で一人で寝かせるほど、個人を尊重する民族です。
ですが、日本の住宅事情ではなかなかそうもいきませんよね。それに、赤ちゃんの頃から一人部屋を与えることってあまりない気がしますし・・。
そこで、私はベビーベッドの周りについたてやサークルなどを置いて境界線を分かりやすくするのも、一つの手ではないかと思います。
ついたては、完璧に目隠しができるタイプはお勧めしません。仮に、飼い主さんが離れたすきにベビーベッドに犬が近づいても、遠くからでは気づきにくいという問題があるからです。背が低いものか、透けてみえるようなものがいいでしょうね。
と、書きながら本当にそんな商品があるのか気になって調べてみたところ、こちらに存在しました。良かった(笑)
今回のポイントは、飼い主さんがボスだと犬に分からせてから、赤ちゃんと対面させる。絶対に犬と赤ちゃんだけにさせない。
この二点です。
まだまだこのシリーズは続きますが、ひとまず今日はこの辺で。

レストランのテラス席にいたかわい子ちゃん(笑)
Ciao♪
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犬とこどもの接し方 3