Human Unity Training & Coaching

活動予定・結果について

◆ 7/12 ・CTIジャパン創立8周年記念イベント開催

2008年07月13日 | 参加してきました

今日は、弊社のコーチングの背景をなすCTIジャパンの創立8周年記念イベントが都内で開催されましたので、参加して参りました。

オープニングセッションの後は、4つの部屋にそれぞれわかれ、スペシャルワークショップが催されました。

特に興味を持って参加させていただいたのが、「組織とコーチングの未来を考える」というテーマでした。

このテーマでは、㈱富士ゼロックス総合教育研究所シニア研究員の橋本美博さんと、マースジャパンリミテッド人事部マネージャーの由佐美加子さん、CTIジャパン代表の島村剛さんの3名がセッションをファシリテートされました。

急激な環境変化の中で、組織のあり方そのものが変化と進化を迫られています。そうした環境下で、コーチングがどのような役割を果たすのか?
その可能性を参加者でディスカッションをしていこうと主旨です。

特に参考になったのは、橋本さんが引き合いにだされた、インドの経済学者スマントラ・ゴシャールが提唱している、21世紀型の組織モデルです。

経営観として-戦略から目的へ、組織からプロセスへ、システムから人間へ
人間観として-外的モティベーションから自発的意思、Willへ

というものでした。
この流れは、より有機的に人間ベースで組織を形成していくということを示唆していると思いました。

現在は多くの組織がサバイバル意識と成果主義という名の下で、人が組織構造の中の部品の一つとして見られる傾向が強まっています。
しかし、組織はそのリソースの大半が人から形成されているわけですから、そのコンテキサーとしての人間の思いや、感情、意味を無視しては、うまく機能していかないではないのでしょうか?そんなことをこのセッションを通して強く感じました。

より人が人として尊重されること、恐怖やサバイバルというエネルギーではなく幸福や可能性というエネルギーから組織が場として機能していくことが重要ではないかと思います。

コーチングはまさに可能性をひらいていくものとして機能します。可能性に開けた個人、可能性に開けたチーム、可能性に開けた組織が、社会にとって意味ある未来へのビジョン、目的を持って進むとき、新たな21世紀型の組織として機能し、そのプロセスの中で、人は生きがいをもって活き活きと働くことができるのだと思います。

「組織は人なり」
かつて日本の先人が示したこの言葉の重みを改めて実感します。

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