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リヤメンバーカラー

2010-09-19 | Z32の話-サスペンション関係
日産車のリヤサスはサスペンションメンバーを4箇所でボディにボルト止めした構造です。
以前から薄々気づいていてはいましたが、このブッシュが劣化し、メンバー自体が沈んできていました。
そこで、これまた定番メニューですが、メンバーカラー(メンバースペーサー)を入れ簡易リジット化してみました。
いやー、しかし改めて見るとかなり沈んでます。しかも沈み具合も4箇所均等ではないので、全体に傾いていると思われます。こんなんでアライメントがどうのと言っても笑われますよね。あはは。

沈むメンバーメンバーカラー

メンバーカラーには割入り・なし、アルミ、ウレタンやナイロン等々いろんなタイプがあるのですが、割り入りのが作業が楽なのと、メンバー取付け部での位置精度向上もして欲しいので(下側は)アルミ製が良いなと思ってアルミ・割入りにしてみました。アルミ製は
「乗り心地が悪くなる」
「異音が出る」
などの情報もあるのでどうかな~?と思っていましたが、ものは試しです。
製品はいろんなところから出ていますが、スーパーナウさんから直接購入。「Z32に使うという問い合わせは初めて」なんて言われちゃいました(笑)

作業はメンバーを固定している4つのナットを緩めてメンバーを下げ、カラーを入れてまた戻すだけ。
文字で書くと簡単…というか実際もやることは簡単なんですが、ウマ上げ&ハンドツールオンリーなので固く締まったナット相手に「うおりぁあああああ!」くらいの声は必要です(笑)

後ろ側装着状態前側装着状態

その後はおなじみ自作ゲージでアライメント調整をしましたが、キャンバを合わせた際のアジャストボルトの位置が近くなりました。やはり傾いていたんですね(^o^;)
話はそれますが、しばらく見ないうちにスタビリンクのボルトが錆びてますね(笑)。入手が楽な黒染めのキャップボルトですが、すぐ錆びます。やはりクルマに使うにはクロメートメッキなどのものが良さそうです。


で、効果なんですが、これはあります。
アクセル操作に対しての反応が、かなりダイレクトになりました。
また、ちょっと変な例えですが、燃料が残り少ないのに、なんだか満タンの時みたいなフィーリングがあります。

一方、乗り心地や音に関しての影響も、やはりあります。
一般的な意味で言えば、まあ乗り心地は悪くなります(ブッシュの動きを殺しているんだから当たり前ですね)。
ただ、乗り心地はある意味ちょっと良くなった?ような気もします。というのは、ショックがあっても変な揺れが減って足が良く動く、動くのがわかるようになった感じがします。
音も、駆動系の音が多少大きくなったと思います。個人的には嫌になるようなものではないですが、気になるといえば気になるくらい。

メンバーの位置決め向上に寄与するのは下側のカラーだけなので、気が向いたら「下側アルミ・上側ウレタン」という組み合わせを試すのも良いかな~?なんて考えています。


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