HRDworld

 

ECR33キャリパ+BNR32ローター

2010-09-14 | Z32の話-ブレーキ関係
以前衝動買いしたBNR32標準車のドリルドローターを取り付けました。
えっと、最初にひとこと…

ECR33キャリパ+BNR32ローターの組み合わせは、センター合いません。

かるーく測った時からなんとなーく嫌な予感はしてたんですけど、この組み合わせで使っているという方もいるようなので試してみた次第ですが…前もってきちんと測れば良かったです。
付けてみると一応ギリギリ当たらないのですが(個体差あるかも)、センターずれてます(-_-;)
使っているって人はこの状態で使っているのかなあ…?まあ少しなのでピストンの出幅が表裏で異なるだけでたいした問題にはならないかもしれないですが、気持ち悪いのでやめときます。炎天下でクラクラしながら作業したのにこの日はパッドのメンテナンスだけしてあえなく終了。

ECR33キャリパ+BNR32ローター外側18.5mm、内側20.5mmくらいです

悔しいのでとりあえずローターの寸法を測って比べてみました(各々中古品だったり研磨品だったりで測定しづらく、推定な部分もありますので参考程度に。余談ですがこのサイトの資料を見るとZ32TT用も厚み方向の寸法はECR33と同じと思われます)。
で、両者を見比べてみるとどうもハブ面~ローター背面(車両側)の46mmという寸法が合わせてある感じです。BNR32はローター厚みが2mm増えていますので、ディスクの中心は1mm外側にオフセットしていることになります。

ということでφ12,t1.0mmのシムを用意しました。シムの老舗、岩田製作所製です。SUS製を奢っておきました。
ネット徘徊しているとセンター出しにワッシャを使っている(!)なんて方もいるらしいのですが、ワッシャというのは厚み方向の組み付け調整に使うものではありません(^-^;)

ハブ面~ローター背面の寸法が同じt1.0のシム

そして後日、気をとりなおして再度試すとバッチリクリア!めでたしめでたしです。写真がすんごく見づらくなってしまいましたが、センター合ってます^^なんだか二度手間になってしまいましたが、なんとか取付け完了。

作業は成功、写真は失敗

というわけでECR33キャリパとBNR32ローターの組み合わせにはひと手間要りました、というお話でした。
まあBNR32用のキャリパを用意すればそのままポン付けなわけですが、見た目的にECR33用の方が好きだし、なんだか悔しかったので…。
とはいえネット上の情報を信じるも信じないも自己責任ですからね。このブログの情報も、自己責任で使ってください(^o^)
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リヤパッド交換

2010-08-01 | Z32の話-ブレーキ関係
先日はパッド買うつもりがローター買ってしまいましたが、今度は間違えずパッドを買いました^^
ものはM2販売のスポーツ&ストリートというのにしてみました。いわゆるノンアスベストというタイプです。製造元はプロジェクトμとのことですが、5,500円と安いです。プロμだとストリート向けでももう少し高いですね。
製品はそれっぽい色に塗られて面取りもしてあり、見た目的にはプロμ風?です。注文して翌日に届きました。

ちゃんと化粧箱に入ってきましたこういうときは小さいジャッキです^o^

ではではさっそく交換。
対向式の場合、キャリパ本体を外すことなくピンを抜くだけでキャリパの背面からパッドが外せるので、パッド交換はとても簡単です。抜け止めのピンを外し、パッドピンを抜くとクロススプリングが外れ、パッドが抜けます。

ピンやパッド取り外して…元通り組めば完了

キャリパはダストブーツに破れも無く、ピストンを戻すときも軽く戻りましたが、左側だけ表裏でパッドの減りに少し差があるようでした。OHしてからかれこれ2年半くらいは経ったのかな?とりあえずそのまま様子見です。以前OHしたときに普通の耐熱塗料で黒く塗りましたがもう使い古した感じになってきてますので、次の機会にはフロントと同じVHTの塗料で塗ろうと思います。耐熱塗料というとつや消しのものが多いですが、この塗料はつやアリで良かったです。
ってことで交換完了。ローターも段差ができてきてるのでそろそろ…
せっかくなのでBNR32のドリルドにしようかなと思っています。たまにオークションを見てますが、年式的にあんまり程度の良さそう(で安い)のが無いんですよね…余っている方はご連絡ください(笑)

交換後、ならしがてら近所をお散歩。まだあんまり走ってないのでアレですが、ちょっと温まるといい感じです。ガツンというタイプでなくてそこそこ効くって感じだと思いますが、こういうタイプのが違和感無いし悪くないと思います。「低ダスト」と一切うたってないのでダストは多そうですが…。
ブレーキパッドって値段の差がすごくあるので悩ましいですが、個人的には社外品ならライフは短くても安いほうがいろいろ楽しめていいような気がします。
Comments (6)
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BNR32ドリルドローター

2010-07-17 | Z32の話-ブレーキ関係
リヤのブレーキパッドが減ってきたのでそろそろ買わないとな…とオークションをのぞいていたら、何故かフロントのローターを落札しておりました(笑)

ものはBNR32標準車用(φ296,t32)です。
見た目的に、スリットよりもドリルドが好みです。クラックが入りやすいとも言われますが、サーキットを走るわけでもないので大丈夫でしょう。
現在使っているECR33(φ296,t30)と比べて径は同じで厚みが2mmほど違うことになりますが、パッドやローターはどんどん減るので、ディスク中心のハブ面からのオフセットが両車同じなら使えるだろうと思ってググって見たところ、とあるサイトに「ECR33キャリパ+BNR32ローターでもOK」という記述がありました。走り屋系?のサイトだったので少々心配ではありますが(笑)、試してみることにします。→試しました。結論からいうとガセネタ?でした。ECR33キャリパ+BNR32ローターをそのまま付けるとセンターがずれます。1mmのシムを使って装着しました。

マスク着用必須ですハブの当たり面良好

格安の中古のローターですのでサビサビ状態で届きましたが、ワイヤーブラシでざっと磨いてみるとハブやホイールの当たり面なんか結構きれいです。出品者さんもちょっと磨いてから出品すれば値段が上がるだろうに…なんて思ったりもしますが、余計なお世話ですね。
今不具合があるわけでもないので腰は重めですが、近いうちに点検がてら装着してみようかなと思っています。こうなるとリヤもドリルドにしたくなりますね。リヤは、Z32もR32~34も寸法まったく同じです(ブレンボ車除く)。

(゜Д゜)ハッ!たしかリヤパッドを探していたはずでは…?!
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マスターシリンダストッパー

2010-02-15 | Z32の話-ブレーキ関係
マスターシリンダーストッパ、自作しようと思っていたのですが、オークションにクスコ製の新品が1,500円で出品されており、思わず落札してしまいました。結構凝った設計になっていて、スロットルワイヤブラケットに共締めするL字型の本体に加えてストラットタワーから突っ張り棒のようなバーで補強する構造です。
ただ、私はタワーバーを使っているのでそのままでは付きません。加工して付けようかとも思ったのですが、突っ張り棒の穴がやたらとバカ穴(M10に対してφ12.4)だし、タワーバーのブラケットと重ねるとナットのかかりが浅くなる、それに本体の剛性が高そうなので、とりあえず突っ張り棒なしで様子を見てみることにします。

で、この製品、一応「NA車取付け不可」ってことになっています。
NAでもTTでもマスターシリンダ周りは普通同じなので、NAでも付くという情報はちらほらありました。
ただ、私のクルマはちょっと普通じゃない部分があって、実は
4WASレスオプション車
という素敵な仕様なのです。
(4WASというのは当時の日産流の呼び方で、普通に言えばABSですね。
昔は各メーカーいろんな呼び方があったように思います。)
ABSの有無によってマスター自体が異なり、配管の数もレイアウトも違いますので、どうなんだろ?と思っていました。

結論から言うとABS無しの場合、配管に干渉しますのでポン付け不可です。
とは言ってもちょっとだけなので、軽く削れば装着可です。棒ヤスリ一本でがんばりました。
せっかくの鮮やかなクスコ・ブルーが削れてしまいますが、もともとこの手の派手な色は好みに合わず、いずれ黒く塗装しようと思っていたので問題なしです。
配管がクリアできれば、問題なく取付けできます。

結構複雑な形をしています当たっているように見えますがギリギリよけてます

肝心なフィーリングは…かなり変わりますね。カチッとしていい感じ。
ステンメッシュのホース交換よりも違いが大きいと思います。これなら突っ張り棒は無くても良いかな?

エア抜き時などにマスターシリンダを観察していると結構動くのが見えるので、ストッパーは効果あるだろうと思っていましたが、やはり効果大で気に入りました。おすすめです。
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【番外編】S13 対向4ポットキャリパ流用

2009-10-13 | Z32の話-ブレーキ関係
以前、自分のクルマにECR33のブレーキを流用しましたが、その際外した純正ブレーキにはまだまだ働いてもらいます。ということでZ32の話ではありませんが、番外編ということでS13に対向4ポットキャリパを流用する話です。

今回使うZ32NA前期のブレーキはローター径やキャリパがアルミなことなどZ32ターボやHCR32と同じですがローター厚みが少し薄い(26mm。ターボは30mm)ですので注意が必要です。当然、キャリパの開口部の寸法も違います。
少し軽いハズですし、S13に流用するのにはちょうどいいのではないかと思います。
ちなみにS14、15ターボとZ32後期(ターボ・NA共通)のキャリパは同じもので、これらは鉄製ですのでとんでもなく重いと思います。持ったことないけど(笑)

ローターのオフセットなどのフィッティングは、キャリパとローターをセットで流用する場合は特に問題なくそのまま付きます。ただ、S13って4穴なんですよね…^^;。ハブの5穴化という選択肢もありますが、ブレーキのためだけにそれをやるのも…。どうしても履きたいホイールがあるならそれも良いと思いますが。
ということで今回はZ32用を4穴加工で使うことに。某所でサクッと穴をあけてきました。

また、片押しと対向ではずいぶんピストン総面積が違うのでマスターも交換します。これもいろいろと選択肢はあるのですが、無難に180SX用の15/16インチ(23.8mm)の中古品をオーバーホールして使うことにしました(車はZ32ですがOH作業はこんな感じです)。ターボ車とNAでマスターバックも違いますので、セットで交換です。

さらに、ローター大径化にともないバックプレートも加工する必要があります。
Zの時はプライヤで曲げるくらいでよかったのですが、今回は壁高さが高いのでカットすることにしました。鉄粉の飛散防止に軽くマスキングしてサンダーでギュインとイッときました。切断面には防錆のためにタッチアップしておきます。




と、いうことで今回用意したのは…
・Z32NAキャリパ、ローター(4穴加工済み)
・180用マスターシリンダ(15/16=23.9mm)、マスターバック(M195)
・S14ターボ用ブレーキホース、ブレーキパイプ
・マスターOHキット、バキュームホース、マスターバックのガスケット
・ブレーキフルード
などの部品と
・ディスクグラインダと切断砥石
です。

作業自体はキャリパ、ローター、ホースをはずして、バックプレートをカット。
そして流用部品をとりつけるという流れです。あらかじめマスターはOHしておきました。平成5年式とのことでしたが内部はキレイで、中古部品としては当たりの部類じゃないかと。キャリパはZ時代にOHしてありますので今回はそのまま使うことにしました。当時の塗装も、まあなんとなく残ってますね。ちまたの中古品よりはきれいだと思います。


そうそう、S13に対向キャリパを流用する情報はネット上でもよく見かけるのですが、結構いい加減な人もいます。ちょっと気になるのが、ブレーキホースです。S13用が使えるという記述もちらほらあるようですが・・・
4ポット流用の際に、S13用のホースを使うのはやめた方が良いと思います。
そもそもS13の片押しキャリパと日産の4ポットは、ホースの接続方法の仕様が違うのです。
S13片押しはバンジョーを使うのに対し、4ポットはフレアパイプです。

バンジョーは切削された座面とバンジョーの間に銅ワッシャを挟み込むことでシールするのに対し、フレアはブレーキパイプ先端のテーパーに加工された部分をねじ(フレアナット)でキャリパ側のテーパー面に押し付けることでシールしています。っていっても文字だけだとわかりにくいと思うので図にしてみました。イメージは伝わりますでしょうか?



幸か不幸か?どちらもネジがM10のP1.0なので、純正のバンジョーボルトもネジ込むことができてしまうのですが、当然ながら4ポットキャリパにバンジョーのための座面がありません。
ところがネット上では、
「そのままだと最後までねじ込めないけどバンジョーボルトを短く加工すればホースはそのままでおk」
「漏れる場合は座面をオイルストーンで…」
とこんな調子の記述もチラホラ…。うーん。。。

確かに、漏れなければ油圧回路として作動するとは思いますが、パニックブレーキなどの非常時にも油圧を保ってもらわねばなりませんし、そもそも仕様が違うものを無理やり使うってのはすごーく気持ち悪いです。
他にやりようがないなら仕方ないのかも知れませんが、この場合はやりようがあります。
どうするかというと、S14ターボ用のホース&パイプを使います。
ちょっと曖昧な情報しかなかったのでドキドキしましたが、フィッティングばばっちりです。ショックは社外品になっていますが、ブラケット位置も問題ありませんでした。もちろん接続位置から漏れもなし。こうでなくっちゃ!

一応、部品番号書いておきます。参考までに…
・S14ターボ用ブレーキパイプ(@500円くらい)
チューブ アッセンブリー,フロント
26245-69F00(RH)
26246-69F00(LH)

・S14ターボ用ブレーキホース(@1400円くらい)
ホース アッセンブリー,フロント
46214-01A19(RH,LH共通)



組み立ては後毎度おなじみエア抜きをして完成、と行きたいところなのですが、今回はアライメント調整も頼まれてしまったので終わる頃には周りは暗くなってしまいました。マジックキャンバを推奨しといて何ですが、調整式ピロアッパーは楽ですね(笑)
古いクルマですが、ブレーキや足回りがしっかりすると気持ちよく走れると思います。
気持ちよく走れるようにクルマを作る。これも、気持ちいいことです。


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ECR33ブレーキ流用

2009-05-17 | Z32の話-ブレーキ関係
兄のミラに触発されて?HRD号にもブレーキ移植をしてみました。
日産車はいろいろ流用が利くことで有名ですが、Z32も例に漏れずポン付けできるパーツがいろいろあります。というか、ブレーキなど、どちらかというと流用される側ですね。Z32は純正から前後対抗ピストンのアルミキャリパーという贅沢な構成になっていますが、ローター径は純正アルミが16インチというのもあってかF:280mmとおとなしめ?です。この時代は16インチの50扁平でも大径低扁平の部類ですから、18、19アタリマエの現代とは隔世の感があります。

さてさて、今回利用したのはECR33のフロントブレーキ一式です。
ローター径はZ32よりもひと回り大きい296mmです。16インチの純正アルミを愛用する身としてはこのくらいが限界サイズということになります。
選択肢として、もう一回り大きいER34(310mm)もあります。ぎりぎり16インチがはける様ですが、
・Z32純正ではスペーサーが必要になりそうなこと(未確認、BNR32アルミはOKらしい)
・中古部品の流通値段がかなり高くなること(ECR33比2~3倍?)
・ネジサイズが違う(Z32,R32,R33あたりはM12、R34,Z33などはM14)のでナットキットなどの併用が必要なこと
などなど、少し敷居(というか金額?)が高くなります。

と、いうことで手軽なECR33用で行ってみることにしました。
入手は某オークションを利用してキャリパ・ローターセットで安価に用意できました。また、今回ECR33を選んだのは今後市販のブラケットを使った80スープラ用324mmローターへのステップアップを視野に入れ、その布石でもあります(ほんと?)



まずはキャリパーOH&塗装

例によってオークションで入手したキャリパは使用距離も年数もわからない代物ですのでOHしてから使います。ついでにちょっとキレイにおめかししてみようと思います。
4ポットはピストンを抜くのがちょっと手間です。エアを吹き込んで抜くわけですが、4個のピストンを同時に抜くにはちょっとコツが要ります。今回は使い古しの要らないパッドにタイラップをかけてピストンの飛び出しを均等にする方法で行いました。手がフルードまみれになりながらの作業なので写真は無しで(^-^;)

キャリパーはアルミのキャスティング(鋳物)です。どうもECR33は鋳肌が凸凹です。これじゃあ色を塗っても映えないので、まずはスキンケア!表面を少し削って整えました。「SUMITOMO」とかモールドされてますがそのへんも削っちゃってます。
「NISSAN」の文字は磨き出しにしようと思うのでここもあらかじめ平滑化しときました。



シリンダ部分のマスキングは古いダストブーツを使うと楽チンでキレイにできます。マスキングテープを適当に貼って、ブーツを被せたらOK。あとは脱脂して塗装です。このアイデアはネット上でやってる方がいたので真似させていただきました。

今回用意したのはVHTキャリパースプレーという耐熱塗料です(売っているところが少ないですがこちらで購入)。色は艶ありブラックです。
この塗料を使う際、ここに書いてあるスプレーの噴出口の拡大加工は絶対やった方がいいです。最初とりあえずどんなもんかな?とそのまま噴いてみたら暴発して手が真っ黒になりました。そのままだとまともにスプレーできません。大丈夫なのかアメちゃん品質?!



ところで、脱脂はちゃんとしてあるもののアルミの地肌に直接塗っていいのか?というのがかなり不安でした。普通、アルミの地肌にはうまく塗料は乗りません。でも高温部だし普通のプラサフ塗るってのも変な気がするし…。
で塗ってみると、最初噴霧がキレイに出なくてハジくような感じになっちゃったのでヤバっと思ったのですが、先述の噴出口対策を施し、缶温め・シェイクも丁寧に行ったらかなり噴霧が改善されました。その後ある程度パラパラ塗っては乾燥を繰り返してから、本塗り、というか艶を出す感じで塗っていったら最終的には結構ツヤツヤな感じに塗れました。よかった!

ブラックが乾いたらNISSANロゴを#400のサンドペーパーで磨きだして、その上から同じくVHTの耐熱クリアを噴いて塗装はおしまいです。
作業中は風が吹いたとか塗料が垂れたとかあたふたしながらやってて写真は撮り忘れてしまいました(笑)

で、おめかし完了!じゃーん。

どうです?素人塗装にしては上出来じゃないですかね?それにしても部屋の中で黒い物って写真撮りにくいもんですね…。

塗装ができればピストンを入れます。
まずはピストンシールにグリスを塗ってシリンダの溝に入れ、その後ピストンを挿入します。真っ直ぐに入るように慎重に。で、途中までいれたらブーツを被せて、最後まで入れます。ブーツがリップにきちんとかぶっているのを確認したらリングをはめて完了です。



そうそう、今回はローターも中古品ですので研磨に出してみました。
お願いしたのはここ(RacingDimensionさん)です。対応が良く、納期も早くて良かったです。
価格は2枚で返送料込み6500円。往路の送料は別途かかりますのでだいたい8000円弱くらいで出来上がることになります。社外の新品で12000円くらいでしょうか?「それなら新品のがイイ!」っていう意見もあると思います。ただ、純正品と社外品では重さが違ったりすることもあるみたいです(試したことないので実際はどうかわかりませんが…)。今回買った中古ローターは「NISSAN」の刻印のある純正品でした。
これもベルハットの部分が錆びますのでキャリパと一緒に耐熱塗料で塗っておきました。どうせパッドで削れるからと、養生テープで適当にマスキングして塗ったんですが、これがあとで大変なことに…(←?)



いよいよ取り付け

さてさて、部品の準備ができたら取り付けです。
これはもう、いわゆるポン付けの部類ですので特に困ることはありません。
既存のキャリパ、ローターを外して付け替えるだけです。唯一、バックプレートは干渉しますのでプライヤーで平らに加工します。また、ブレーキパイプの接続位置も少し移動しますので少し曲げて合わせます(手で曲げる程度)。
ローターをはめ、キャリパを取り付け、パイプをつなぎ、パッドを組みます。
パッドはキャリパを買ったときについてきたWINMAXのZgerというパッドです。新品に近いくらい厚みがあったのでラッキーでした(^-^)
今まで使ったキャリパー&ローターにお疲れさま、といいたいところなのですが、実はこのあとの嫁ぎ先がすでに決まっていたりします。新天地でもう少し頑張ってもらう予定です。→嫁ぎました。
組んだ後はおなじみのエア抜き。何度かやっているので兄弟舟で息もピッタリです(笑)

ただ…ローターのマスキングが適当すぎて塗る範囲がちょっと小さかった…。せっかく塗ったのにこのままだと微妙に錆びゾーンが出現します。そのうち塗りなおそう…ああ情けない…(-_-;)






インプレッション!

ブレーキはローターとパッドがなじんでアタリがつくまでは本来の性能は発揮できません。なので取り付け直後はあんまりフィーリングは良くありません。
しかしだんだんアタリがついてくると…違う、ぜんぜん違う!280→296でひとまわりサイズアップするだけでかなーり違います。今までよりもぜんぜん楽にスピードを殺せるようになりました。研磨してもらったローターも精度が良いみたいで、気持ちいいです。黒光りするキャリパーに自己満足です。



でもNISSANロゴ隠れてる…
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マスターシリンダOH

2008-06-02 | Z32の話-ブレーキ関係
マスターOH!って書くと、マスターに気さくに話かけてる人みたいです。
だいぶ前のことですが、マスターシリンダのオーバーホールのことを書いてアップしていなかった記事があったのでアップしてみます。

リザーバタンク内のブレーキフルードがやけに汚れるし、マスターシリンダからのフルード漏れも以前から気になっていたのでオーバーホールしました。
オークションで程度の良さそうな中古品が出ていたので今回は中古品を用意してOHすることにしました。先に部品を用意すると落ち着いて作業が出来て良いですね。
で、届いたマスター。
うーん、お前、写真写りいいほうだろ!ま、でも中古品はこんなもんです。キレイにするから平気です。とりあえずいらないものは外します。

 

この後ピストンを抜きますが、フルードがドバっと出るので新聞とか敷いたほうが良いです。
キャップの爪をドライバーで起こすと勢い良く…



どばっ!(注※セカンダリーピストン(奥のやつ)は振ったりしないと出てきません)



このときにピストンの向きとか順番とかは忘れずに確認しときます。間違っちゃうとブレーキが全く効かなくなっちゃうので慎重に!

シリンダー内には汚れとかが残っていますので清掃しつつ観察。全体的にはきれいなんですが、ペダルから見て右方向だけに強く当たったような跡があります。左側は無いです。

 

多少気になりますが触っても段とかは付いてないし、とりあえず組んでみることにしました。こういうのの判断はよくわからないというのが正直なところです。

さてさて、気を取り直して、用意したピストンキットです。

 

一応リザーバタンクの刺さるゴムも用意しました。

 

こんなゴムが一個300円もしてびっくりしました。

さあ、後は元通り組むだけです。順番を間違えないようにピストンを入れます。このとき「ラバーグリスを塗る」とよく雑誌とかに書いてあるのですが、日産の整備要領書を見るとブレーキフルードを塗って入れろと書いてありましたのでそれに従いました。要はシールが傷んだりめくれたりしなければOKだと思いますが…。ピストンを押してスプリングを縮めながらキャップをぱちんとしめたらOKです。
このときは手がべたべたなので写真は無し。

そんで洗っておいたリザーバタンクを付けたらOH完了!あとは車両のものと取り替えてエア抜きすれば完成です。エア抜きする前に、一度キャリパーのブリーダーから注射器を使ってフルードを圧送します。そうしとくとラインへエアが混入しにくくなります。その後、エア抜きします。今回はフルードが汚れていたのでキレイになるまで繰り返しました。エア抜きは毎度兄にペダル踏み役を頼んでいます。
ほぼ全量交換できたと思います。めでたしめでたし。

 

後から写真を見て気づきましたが、下に敷いている新聞がマークXジオの広告ですね…。

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