HRDworld

 

Amazonで買えない本

2010-10-17 | 読書

4輪アライメント調整,鉄道日本社
最近、「4輪アライメント調整」なる本があることを知ったので、アライメントプライベータ?としては読んでみたくなり早速購入手続きを…と、あれ?Amazonに無い!今どきどんな本でもAmazonで買えるかと思いきや、買えない本もあるんですね。本屋さんに注文して購入しました。

整備士さん向けの本ということで、基本的なことは少しで大半は調整事例の説明です。もっとも今のご時世、基本的な用語などはネットで検索すればすぐ出てきますのでこれで良いと思います。

アライメント調整は、まず後輪からとかサイドスリップテスタでは、アライメント調整はできないなんて内容を読んでいると、これまで自分が取り組んできたこともまあ間違っていないのかなと思います。

日本の場合、そもそも車検時にサイドスリップしか項目がないため、サイドスリップテスタしか持ってないというディーラーや整備工場も多いようです。何も高価なテスターを導入しなくても、糸張り式の簡易なゲージでもそれなりに調整はできると思うんですけどね^^

1600円もする割には約70ページと少々薄いのですが、開いて早々に見慣れたマルチリンクの図が出てきたり、調整機構のない箇所を調整する事例が載っていたり、なかなか面白いです。Z32のリヤサスの話は、標準値がネガキャン+トーインなので基準値にあわせるとサイドスリップ量が大きくなるけど…という話でした。気を利かせて(?)サイドスリップを測る整備工場だど、トーアウトに調整されているかも知れませんよ(^o^;)

フェアレディZって書いてあるけど4穴ハブだし、S13?サイドスリップテスタでは、アライm(ry

ところでこの本、意外と新しくて初版は2004年です。
まだ新しい本なので、ぜひ今後版を重ねて事例をもっと増やしてほしいなと思います。個人的にはブッシュの変形を考慮した測定・調整の仕方や、ホイールアライメントによるハンドリングの味付けなどの話も希望しますが…そんな本、ありませんかね?
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古事記の世界

2010-10-10 | 読書

関係ないですが、最近デジカメ不調です…
日本で最も古い書物、古事記。この国がまだ形も無かったことから脈々と続く神々の物語です。
小学校?中学校?の歴史の時間にその名前は日本書紀とともに聞いた覚えがありますが、正直内容はよく知りませんでした。

が、なぜだか最近気が向いて、古事記の世界を知りたくなりました。読書の秋だからでしょうか?(笑)
私のような素人がいきなり難しい本を読んでもわからないだろうと、わかりやすい入門本は無いかと調べてみると三浦佑之訳のものが良いと言う意見が多かったので、それを買おうと書店へ。しかし残念ながら在庫が無く、代わりにまんがで読破というもの買ってみました。

マンガの方はホントにサラッとさわりだけ、という感じなので結局その後三浦佑之訳の本も購入。三浦さんの訳は、語り部の老人が、話し言葉で語っていくというスタイルで、読みやすいです。また、注釈の解説が大量にあるのですが(それが無いとちんぷんかんぷん)、これも堅苦しくなく、結構時間はかかりますが素人でも読めました。また、マンガ版と解釈の違うところも多く、いろんな読み方があるんだなあと思えたのでマンガを先に読んだのは良かったかも知れません。


古事記を読んでみると、意外なほど神々は生々しく、不完全で、人間味(?)あふれる振る舞いで物語を盛り上げます。なるほどこれは小中学校で内容を取り上げないわけです(←?)

混沌から神様が次々生まれる天地開闢(かいびゃく)から、イザナキ・イザナミの国生み、三貴神(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)の話、天の岩戸の話、ヤマヤノオロチ退治、因幡の素兎…なんとなーく聞いたことあるような言葉が出てきて、「こういう話だったんだ~」と、とても新鮮です。
また出雲、熊野、伊勢、諏訪などの地名もいろいろ出てくるので、有名な神社にはこんな神様が祀られているんだな~などと考えると、お伊勢参りもちょっと楽しくなる?ような気がします。


内容についてあんまり書くとキリがないのですし、まとめたサイトがたくさんありますのでそちらに譲ります。が、びっくりしたことがあるのでひとつだけ…

えっと、天皇家のご先祖さま、サメなの?
※初代天皇は天武天皇で、名前はカムヤマトイハレビコという方です。
その方の祖母にあたるトヨタマビメという方がもともとワタツミの宮(竜宮城のように海の中にある宮殿)のお姫様で、その夫(天武天皇の祖父)はホヲリという方なのですが、出産の際トヨタマビメから「出産する姿を見ないで!」と言われていたのに、ついつい覗いてしまうと、八尋のワニ(=大きなサメ)の姿だったというのお話です。その後トヨタマビメは恥ずかしく思い、海に帰ってしまったとさ…


…ま、まあこんな風にいろんな発見があります(笑)
「古事記を読む」なんて言うとまるで歴史を勉強するために読むみたいですが、そういうんじゃなくて、せっかく日本に伝わる神話があるのだから、それを楽しむののも悪くないと思います。けっこう面白いですよ、古事記。(^o^)


買った本
口語訳 古事記―神代篇 (文春文庫)
古事記 (まんがで読破)
参考サイト
古事記の世界
→実はこのサイトをはじめに読みました。要点がまとまっているのでわかりやすいです。
【前編】やる夫で学ぶ日本神話 ―天の巻―
【後編】やる夫で学ぶ日本神話 ―天の巻―
→独特の脚色(笑)が入っているので本を読んだ後でないと読みづらいかもです。前編は前置きがやたら長くて、24あたりからやっと始まります。なおこれは古事記と日本書紀とを元にまとめなおしてあるので、「古事記の訳」というわけではないですが、それぞれの違う点などにも言及していて面白いです。ふざけているようで、まじめな内容なんです(笑)
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ハチマルヒーロー

2010-04-16 | 読書
表紙が毎回カッコいいので、本屋さんでつい手にとりたくなる雑誌です。
20ソアラ、カッコいいですね。一時期兄が所有していたのですが、とてもいいクルマでした。現代からすればサイズは決して大きくないのですが、長いノーズに安定志向のハンドリングで、実際の寸法より大きなクルマに乗っているような雰囲気にさせてくれました。Z31も好きです。この半眼がたまりません!それにこの後期はリヤがまたいいんですよね。



キュウマルヒーローもそのうち出るでしょうか。
キュウマルには我らがZ32をはじめ、R32、FD、NSX、80スープラ、GTO、セルシオ、シーマ…とヒーロー揃いですから、濃い雑誌になりそうです。
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ACCURACY OF DEATH

2010-01-20 | 読書

この黄色い文字が妙に目に付きました
死神の精度 / 伊坂幸太郎

去年、「ACCURACY」とという単語が本屋さんで妙に目に付いて、予備知識なしに読んだ本。
伊坂幸太郎さんという人は、昨年とてもよく売れた人なので名前くらいは知っていましたが本を読むのは初めてでした。
この本も、年間ランキングに入るくらい売れた本だったんですね。買ったときにはぜんぜん知りませんでした。

登場人物が死神ってデスノートか?っていう感じで非現実的な設定なんですが、人ってこう、人じゃないものを擬人化するのが得意というか、たとえば犬や猫だったり、クルマだったりを人間みたいに思ったり考えたりしますよね?そういうのは割りと自然だけど、人間の格好をしているのを人間ではないと考えるのはなかな難しいのかも。だからこの死神さんはなんか可笑しく感じるのかなと。
…って内容とはあんまり関係ない感想です(笑)

生死の判断そんなんかよ!とつっこみたくなったり、やっぱ不老不死って複雑なもんなのかも、と思ったり。
読みやすい本だったので一気に読んだ記憶があります。
運命の分かれ道とか、案外あっけなく決まったりするもんなんですかね。
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湾岸ミッドナイト?

2010-01-17 | 読書

はやーい!!(ノ´▽`)ノ
すんごい加速!見てると吸い込まれそうです。
どんだけパワー出てるんでしょう?(笑)
トンネル好き(?)なので最初の東京港トンネルのとこがお気に入りです。
しかし首都高ってのは分岐・合流複雑なんですね~。こんなとこ行くならナビ要りますね(^-^;)

ちなみに、湾岸ミッドナイト30巻33巻にはZ32が登場します。
しかも2シーターのNAというHRD号と同じ仕様(後にターボ化されますが)ですのでちょっと意識してしまいます(笑)
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エボリューションQ

2009-10-21 | 読書
知らない間に、エボリューションQのVOl.3が出てたみたいです。
普段、きまった雑誌を買い続けるということはあまりないのですが、この雑誌だけはついつい買ってしまいます。



アンチノスタルジック宣言!と銘打ったこの雑誌。
旧車は好き。でも古いことが良いって言ってるんじゃなくて、ただ単純に好きな車が古くなったってだけ。
旧車をお飾りとして腫れものに触るように所有するのでなく、現代の技術でエンジン、足回り、インテリアなどをアップデートしてストレスなく楽しむ。こういうスタイルに共感を覚えます。

自分としては、実はS30Zやハコスカに代表されるような、いわゆる旧車にそんな思い入れがあるわけじゃないんです。S30やハコスカが現役だったころはまだ生まれてないですからね(^-^;)でも、自分の好きな、つまり子供の頃あこがれのまなざしで見ていたクルマたちも「ネオヒストリック」なんて呼ばれるような車齢になってきました。Z32も例外ではありません。平成初頭のクルマはそろそろあちこち故障したりするでしょう。このさきどうこのクルマと付き合っていこう?と悩むころかもしれません。そんなとき、エボQ的な付き合い方を見ると、大いに希望が持てる気がします。



写真はエボQに載ってた三重のコモンスナッパーというショップのS30。珍しいSR20DETスワップだそうです。4気筒が良いかどうかはさておき、しがらみにとらわれない姿勢、塗色やアルミのセンスも、カッコいいですね!!
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ルドルフ

2008-10-29 | 読書
ルドルフといえば真っ先に思い出すのはディーゼルエンジンの生みの親、ルドルフ・ディーゼル
日本では未だにディーゼルエンジンといえば汚い煙を吐き出すうるさいエンジンをイメージする方も大勢いますが、今やディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも低燃費、CO2排出の少ないクリーンなエンジンとして認知され、ヨーロッパでは新車販売の半数以上をディーゼル車が占めるまでになっています。
日本でも最近になって各社クリーンディーゼルを発表し、日産が他メーカーに先駆けてエクストレイル20GTを投入したのはご存知の通りです。

でも今回はそんなことは関係なくて、ネコの方のルドルフです。



このお話「ルドルフとイッパイアッテナ」を知っていますか?

岐阜に住む飼いネコのルドルフがひょんなことから東京へ行ってしまい、そこでノラネコの「イッパイアッテナ」と出会うお話。
イッパイアッテナはノラとしての生き方をルドルフに教えていく中で、コミュニケーションや教養の大切さを語る。

この本との出会いは高専時代、ふと目にした新聞に紹介されていて読みたくなって図書館にリクエストしたのがきっかけでした(高専の図書館は学生のリクエストがすぐ通るなかなか素敵な図書館で、ワイルドスピードとかのDVDもあったりしました)。

ルドルフは岐阜にいた頃、リエちゃんという小学生の女の子に飼われていました。
お隣のお姉さんは金華山のロープウェイのガイドをしています。
自分自身が岐阜に越してきて、以前のバイト先でロープウェイのお姉さんのバイトをしている人と知り合ったりと、このお話を連想するようなことがいろいろあったにもかかわらず、この本のことは記憶の片隅に置き忘れていました。

今年になって、ふとオークションでこの本を見つけてすぐ落札、数年ぶりの再会を果たすことができました。
岐阜に来て数年、初めて金華山ロープウェイにも乗りました。
ルドルフが眺めてた岐阜の風景はこんなだったんだな、なんて思いを馳せながら。

百戦錬磨のワイルドなノラネコでありながら自らの生き方に信念とプライドを持ち、知的で勤勉なイッパイアッテナ。また素直で正直で、でも案外負けん気もつよいルドルフ。読んでいてとても気持ちの良い本です。

なんていうか、本当に子供向けなの?と思う一冊です。


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メルセデスの伝説

2008-05-30 | 読書
 メルセデス・ベンツ。

 世界初のガソリン自動車を発明したカール・ベンツの名を挙げるまでもなく、ドイツを、いや世界を代表するプレミアムカーとしてその名は余りにも有名である。ボンネット先端で輝くスリーポインテッド・スターは陸・海・空のそれぞれを制覇するというダイムラー社の自負と誇りの表れだという。

 メルセデスという美しい名前をもつこの車も、ここ日本では少し前までは金と権力の象徴のように扱われ、あの萬田銀次郎も黒いSLに乗って取立てに行った。
 しかしコンパクトなAからCやE、Sといった端正なセダン、流麗なクーペや伝統のロードスター、SUV、果てはミニバン風のRなどまでラインナップするフルラインメーカーとなった今ではかつてのような特別イメージは無く、あくまでもプレミアム・ブランドの一つとして認知されている。

 街にはシルバーのE320の開業医、パールのC200のマダム、赤いA160の女子大生、黒いS600の政治家…さまざまなメルセデスが行き交う、そんな風景は珍しくも何でもない。スリーポインテッド・スターがミラーに映ったからといって焦って道を譲るような時代ではないのである。


 しかし今から70年前ならどうだろう?

 名実ともに特別なメルセデスがあった。770K、グロッサー・メルセデスである。メカニカルスーパーチャージャーを備えた直列8気筒7700ccの巨大なエンジンを、その車重が防弾仕様では4トンをゆうに超える巨大なシャシに搭載した怪物である。生粋のカー・マニアでもあった、かのアドルフ・ヒトラーが愛した車としても知られるグロッサーは各国の元首や政府要人のみが乗ることを許された特別な車である。
 2006年、皇室が長年使った御料車プリンス・ロイヤルに変わるリムジン、センチュリー・ロイヤルをトヨタが納入したのは記憶に新しいが、1930年代、御料車は菊の御紋をつけたこのグロッサーであった。いわゆる三国同盟にあった折り、皇室がドイツのメルセデスを使うのは時代の流れというものであろう。威厳と格式を備えたその巨大な車に、いや巨大な力に人々は畏敬の念を抱きひれ伏したのである。
 
 
 五木寛之著「メルセデスの伝説」。メルセデスを見る目が、少し変わる一冊。


 
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VG = VERY GOOD !?

2008-03-20 | 読書
テンションロッドの件で高木さんが言ってたことは本当だと実感できたと書きましたが、この人たちの言ってることも本当だと信じてます!!(^o^)/

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