HRDworld

 

ルドルフ

2008-10-29 | 読書
ルドルフといえば真っ先に思い出すのはディーゼルエンジンの生みの親、ルドルフ・ディーゼル
日本では未だにディーゼルエンジンといえば汚い煙を吐き出すうるさいエンジンをイメージする方も大勢いますが、今やディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも低燃費、CO2排出の少ないクリーンなエンジンとして認知され、ヨーロッパでは新車販売の半数以上をディーゼル車が占めるまでになっています。
日本でも最近になって各社クリーンディーゼルを発表し、日産が他メーカーに先駆けてエクストレイル20GTを投入したのはご存知の通りです。

でも今回はそんなことは関係なくて、ネコの方のルドルフです。



このお話「ルドルフとイッパイアッテナ」を知っていますか?

岐阜に住む飼いネコのルドルフがひょんなことから東京へ行ってしまい、そこでノラネコの「イッパイアッテナ」と出会うお話。
イッパイアッテナはノラとしての生き方をルドルフに教えていく中で、コミュニケーションや教養の大切さを語る。

この本との出会いは高専時代、ふと目にした新聞に紹介されていて読みたくなって図書館にリクエストしたのがきっかけでした(高専の図書館は学生のリクエストがすぐ通るなかなか素敵な図書館で、ワイルドスピードとかのDVDもあったりしました)。

ルドルフは岐阜にいた頃、リエちゃんという小学生の女の子に飼われていました。
お隣のお姉さんは金華山のロープウェイのガイドをしています。
自分自身が岐阜に越してきて、以前のバイト先でロープウェイのお姉さんのバイトをしている人と知り合ったりと、このお話を連想するようなことがいろいろあったにもかかわらず、この本のことは記憶の片隅に置き忘れていました。

今年になって、ふとオークションでこの本を見つけてすぐ落札、数年ぶりの再会を果たすことができました。
岐阜に来て数年、初めて金華山ロープウェイにも乗りました。
ルドルフが眺めてた岐阜の風景はこんなだったんだな、なんて思いを馳せながら。

百戦錬磨のワイルドなノラネコでありながら自らの生き方に信念とプライドを持ち、知的で勤勉なイッパイアッテナ。また素直で正直で、でも案外負けん気もつよいルドルフ。読んでいてとても気持ちの良い本です。

なんていうか、本当に子供向けなの?と思う一冊です。


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