
私流の新聞の読み方は、かなりいい加減だ。まずは今日の山陽新聞を例にあげてみる。
まず、一面を見る。これは多くの人がそうではないだろうか。トップの見出しは「手術なし性別変更認める」。性同一性障害の当事者の権利が徐々にではあるが前進しつつあるのは喜ばしいが、まだまだ解決には遠いだろうなあと思う。私は、どういうわけか子どもの頃から差別の問題には敏感で、差別は不当だと思ってきた。小さい時から「女」というだけで「男」と差別され不当に扱われることに、疑問を持っていたからだと思う。そして、「女」という差別のみならず、すべての差別の不当性を感じてきた。滴一滴も必ず読む。
二面~五面。国内外の政治経済。詳しく読むと腹が立つのでほぼ見出し読み、もしくは斜め読み。情報の隠微とか秘密漏えいだとか、中国の領海侵犯など隣国中国の脅威を感じると思いつつも記事の詳細は読む気にならず。ウクライナ情勢はなかなか明るい方向が見えない、アメリカ大統領選挙も気になる。バイデンが絶対いいとは思わないが、トランプの支持が多いのが信じられない。その理由は、正しいかどうかはともかく私なりに何となくわかる気がするのではあるが。アメリカの政治の動向は、世界的に影響大だから心配だ。
六面~七面 地方経済。やはり見出し読みだけ。ふーん、桃の出荷が回復してきているのか、備前黒皮かぼちゃは、一度食べてみたいなあ、程度。あ、花だよりの「りんどう」は詳しく読まなくっちゃ。読んだ後は切り取って置こう。
八面~九面 読者のページ。身近な話題が多いので、最近けっこう隅々まで読むことが多い。「おじさん図鑑」は同感することが多いし、面白いから必ず読む。読者の投稿「ちまた」欄もよく読むほうだ。親友の投稿が載ったり、思わぬ知人や旧知の人の投稿があったりして親しみ深い。今日の投稿「迷い亀・・・」という投稿では、長男が子どもの頃亀が大好きで一時たくさん飼っていたことを思い出した。病気になってビタミン剤(人間用の)を飲ませて治したことや子亀が沢山生まれたことなどがあった。「ピアノ発表会・・・」という投稿では、中学時代の友人がリタイアしたあと、念願のピアノを習うようになって、発表会の話をしていてすごいなあと思ったことを思い出した。長くなるので省略するが、その他の投稿も興味深いものだった。
そして、新聞小説「ひまわり」も思わず引き込まれて読んでいる。キャリアウーマンのひまりが突然の交通事故で四肢麻痺の状態に陥りながら、友人や家族や多くの人に支えられながら弁護士資格を取ることに挑戦している。多くの壁にぶつかりながら、一つひとつクリアしていく姿に知らず知らず応援している自分がいる。
十面 株式。過去も現在も全く見ない面。興味ないし、理解不能。しかし、以前絵の仲間と離していた時、「一番面白いのが株の情報」と言ったので、びっくり仰天した。彼女は、株を沢山持っていて、何千万も儲けているのだと言った。ふーん、世の中には、こういう人もいるのかー!と感心した。とは言え、真似しようとは思わないし、真似したくても理解不能の私には、別世界のことだった。
十一面 情報ひろば 展覧会、音楽会など催し物の情報は、逃せないから一通り読む。
十二面 全面広告 無視
十三面 エンタメ 映画。演劇の情報は、大体丁寧に読む。
十四面 十六面 十八面 全面広告 無視
十五面 十七面 スポーツ。大体見出し読み。応援するチームや選手が活躍しているとていねいに読む。
十九面 二十八面 テレビ欄 一応好きな番組、見たい番組をチェック。
二十面~二十七面 地方版ニュース 見出しを拾い読み。興味のある話題は丁寧に読む。今日のニュースで興味がわいたニュースもいくつかあったけど、長くなったし疲れたので省略。
以上、私流の新聞の読み方でした。お粗末様。