ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

煌絵の具セット

2022-08-29 09:00:07 | 日記


フジオカ日本画サロンに注文していた煌絵の具セットが届きました。(このところ写真がピンボケですみません)
希少な天然雲母とパール絵の具のセットです。黄鉄鉱と雲母原石(白・黒・金)のかけらがおまけについています。

すべてキラキラと輝く色です。これを使ってどんな絵が描けるでしょう。
使わなくても持っているだけで楽しい。

何かの拍子に、この絵の具たちを使いたいとひらめく時まで大切に持っていましょう(笑)

タマノカンザシのロマンチックな伝説

2022-08-28 08:04:44 | 日記
タマノカンザシ(細長い葉は、何かの拍子で生えてきたアマリリス。タマノカンザシは、ギボウシの種類なので丸っこい葉です)

数年前友人から頂いたタマノカンザシが咲き始めました。
どうした具合か昨年は咲かなかったのでとてもうれしい。
さっそく鉢を庭から玄関の中に入れましたら、玄関ホールに甘い香りが漂っています。

見る人の少ない夜に咲き、芳香を放つこの花を楊貴妃が好んで髪に挿したそうです。
また、この花にはとてもロマンチックな伝説があります。以前にも紹介したことがありますが、再度アップします。

<タマノカンザシ伝説>
昔中国石州に笛の名人がいました。ある夏の宵高い楼に登り笛を吹いていると、紫雲がなびき、天女が舞い降りてきました。
天女は、月の女王から美しい笛の音を学んでくるように命じられてきたのでした。
名人は、願いを聞き入れ、繰り返し秘曲とされる調べを吹いて聞かせました。
天女がお礼を言い帰り始めた時、名人は「今夜の記念に何か残していってください」と、頼みました。
天女は、髪に挿していたかんざしを名人に投げました。
かんざしは、名人の手に届かず、地上へ落ちていきました。
楼から下りて捜しますが見つかりません。
しばらくの後、かんざしが落ちたと思われるところから見たことのない花が咲きました。
人々は、これが天女のかんざしに違いないと、「玉簪花(タマカンザシバナ)」と名付けたということです。(ネットより引用)

また、天女と人間の男のかなわぬ恋という話もあるとか。
タマノカンザシの香りは、甘美で切ない感じがします。



すばらしかった村居正之作品展

2022-08-27 15:51:05 | 日記
   

阪急うめだ本店9階阪急うめだギャラリーで30日まで開催中の画業55年日本芸術院会員就任記念「村居正之作品展」に行ってきました。
タイトルは、「歴史を刻む日本画の輝き」

村居先生の作品の原点とも言うべきギリシアに特化した作品展で、天然の群青の澄み切った世界が広がっていました。
会場の設営も工夫がしてあり効果的で、すばらしい村居先生の世界に新たな感動を覚えました。

ちょっと無理をして行ったのですが、やはり行って良かったと思いました。

いつも楽しい絵画教室

2022-08-23 12:10:31 | 日記
   

いつも楽しみにしている「自由に描いて自由になる絵画教室」がありました。
テーマは「夏」だったかな?

まずは、モノトーンに近い感じで色を抑えて貝殻を描きました。でも、何かまとまりがつかなくなって、先生の助けを頂いて何とかなったという感じです。
そして、余った時間で、ガラスの器に盛りつけた夏野菜と果物を今度はカラフルに描きました。
確かに自由に描いているのですが、やっぱり先生のちょっとした助けを頂くと、すてきになりました。

後から気づくのですが、いくら自由に描くと言っても、やたらめったらむちゃくちゃに描くのではなく、線や色、構図に神経を行き届かせることも必要かなって思ったりします。先生の助けを頂いて、何とかまとめるけれど、後からじっくり見てみると、「この線はいらないな」とか、「この色は違う色にしたほうが良かったな」などと感じる部分があり、抽象画(完全な抽象ではなく半抽象ですが)の難しさを痛感します。

写実を描いてきた私としては、なかなか難しいことなのです。
ひたすら対象物を見つめ、正確に写し取る、それも簡単ではないのだけれど、抽象表現は私にとってもっと難しい。

でも、やっぱり自分にないものを発見していくのは、楽しい。
自分を縛り付けていたものから、少しづつではあるけれど、解き放たれていきつつある感じです。


能力の限界を超えている

2022-08-18 10:17:38 | 日記
記事とはまったく関係ないけど数年前に描いた源氏物語絵巻の模写

頼まれればイヤと言えない性格。
もちろん絶対に無理とわかっている時はできないと言うのだけれど、何とかなるかと思う時は引き受けてしまう性格。
むしろ些細なことでも人様のお役に立てることは喜びだと思っている。

しかし、傘寿を迎えた今、自分の能力の限界も知っておかなければ、かえって迷惑をかけることになりはしないかと、不安を覚える。
今、私は迷っている。
詳しいことは書けないけれど、またまた大きな責任を負う役を依頼され、やはり断りきれずにいる。

若い時に比べれば、何か一つのことをするにも2倍も3倍も時間がかかってしまうことが多い。
車で外出するときは、あちこち回って何件もの用事を済まそうとするから、家に帰るとぐったり。
社交辞令で「お元気ですね」と言われることが多いけれど、体力、気力の衰えは年齢相応だ。

このところいろいろなことが一挙に押し寄せてきて(夫の体調不良、手術、独居の従姉の怪我、入院、認知症発症、その他書けない諸事情も2件あり、それもけっこう大きい)、日展制作もなかなか進まない。まあ、日展は描けなかったらそれでもいいと思っているし、師にもそのことを話して了解を得ている。

すでに私の能力の限界を超えている。
迷っている1件を除いて、前に進むしかない。

県展搬入

2022-08-17 17:30:53 | 日記


昨日と今日は県展の搬入でした。
私も所用が目白押ししている中で、時間を作って搬入を済ませました。

今年は私の教室の講座生の方が3人挑戦されます。
3人ともとてもいい作品を描かれていましたので、何とか3人揃って入選してほしいと祈っています。
自分のことだったら、割合に平気なのにおかしなものです。


マギー

2022-08-14 08:59:36 | 日記


コロナが拡がっていますが、ふとアイルランド在住の二男夫婦はどうしているかなと気になりラインで連絡してみました。
「僕らはかわりはないけれど・・・」と、言葉を濁すので、いったい何があったのかとドキドキしました。

実は、私がアイルランドへ行った時(何と、もう13年前になりますが)に飼っていた犬のマギーが昨日亡くなったというのです。
人間にすれば80歳ぐらいになるのだそうだけれど、病気で亡くなったのだそうで、とてもショックを受けていました。



マギーは、最初は大家さんの息子が誕生日プレゼントにもらった犬でした。小さい頃は家の中で飼われていたけれど、大きくなると外の犬小屋でほったらかしにされて、たまにドッグフードをどさっと与えられたりしていたので、見かねて二男夫婦が世話をしていました。
私が行った時には、すでに二男夫婦が飼っているような状態でしたが、そのうち正式にもらい受けたのだと聞きました。

長年飼っていたら家族同然、マギーはきっと幸せでした。マギーよ、安らかに!!


県展出品作「朝靄」(近江妙連)

2022-08-11 14:45:51 | 日記


県展に出品する作品「朝靄」(近江妙連)30号の手直しをしました。
前にグループ展に出品した作品ですが、どうしても納得できなくて手直しをしました。
やっぱり頭の中でイメージした通りに描けなくて、苦戦しました。

葉を描きこんだのですが、思うようにできず、あんまり変わり映えしませんが、これで県展に出します(涙)

ドジばかり(涙)

2022-08-10 09:03:39 | 日記


かかりつけのお医者様に「この頃物忘れがひどくて、認知症の検査ってしてもらえますか?」とお尋ねしましたら、やさしく笑いながら(いつも優しいお医者様です)ていねいに年のせいの物忘れと認知症の違いを説明してくださいました。

コロナのワクチン4回目の通知が来たのですが、今回ばかりは躊躇していたのです。なにしろ回を重ねるごとに副反応がひどくなり、3回目は熱で二日もしんどい思いをしたのです。迷いに迷って、やっと「やっぱり接種しよう」と決意して、放置していた通知の封筒を捜したのですが見当たりません。昨日はとうとう諦めて捜すのをやめてしまいました。

今朝になってふとゴミ箱も探してみようと思いました。雑紙として資源ごみに出すゴミ箱なので汚くはありません。
引っ掻きまわして捜すと、ありました!
どうして捨てたのかわかりません。
「接種するな」という神様の思し召し?
いやいや、そんなものは信じません。何事も自分で考え自分で決めます。



先日だまされて購入して、リメークしたワンピース。紺色や白のワンピースを着た時には気が付いたのか、気が付いても黙っていたのかわかりませんが、何も言わなかった夫が、オレンジ色のを着た時には、「どえらい服じゃなあー!!」と声を上げました。
そうでしょうね。私自身着るのに勇気がいりましたから。

南の暑い国や、海水浴では似合うかもしれませんけど。何色かある中で紺と白に加えてオレンジをえらんだのは、見本の色は本当に柔らかいパステルカラーで私にも着れそうだったからなんです。
騙された私が悪いことにして、リメークして、ホームウェアーとして着ることにしました。

あっ、一つだけいいことがありました。このワンピースの布地がふわふわした柔らかいコットンで、肌触りが良いことです。

九条美術展で感動した

2022-08-06 10:16:41 | 日記


天神山文化プラザで7日(日)まで開催中の「岡山九条美術展18」を見に行きました。
「守ろう憲法九条」(We must maintain the present article 9 of the constitution)とうたってあるように、戦後80年近く日本の平和を守ってきた憲法、特に九条(戦争放棄、戦力不保持、・・・)を守ろうと願う美術展です。

今、世界では戦禍に怯え、不当に命を奪われている人々がいます。
今回の美術展で、特に印象に残ったのは、ウクライナの問題をテーマにした作品が多いことでした。
力作が多かったのですが、特に尊敬する久山淑夫さんの作品には感動しました。

社会問題をテーマにした作品は、なかなか難しいと思います。
アートを通じて追及する平和は、どのように表現されてきたか?

言葉でお題目のように「平和は大切です」と言っても、なかなか伝わらない。
言葉で平和の大切さを伝えるのが詩であったり文学であったりします。

そのようにアートで平和の大切さを伝えるには?
それは大切な問題だと思うけれど、私にはまだ難しくてできない。