歯医者の待合室で
昨日は歯のメンテナンスの日だった。
この年になると、人をうらやむことも減って、大体はあきらめの境地になっているのだが、未だに吹っ切れていないものが二つある。それは、歯のきれいな人と歌の上手な人をうらやむ心である。どんなにあがいても、どうしようもないことはわかっている。でも、やっぱり、歯のきれいな人と歌の上手な人はうらやましい。
私は歯が悪い。実は小学校6年生の時には、歯のコンクールというものがあって、校内一で表彰されたことがあるのにだ。それなのに、中学になって夜試験勉強しながらお菓子を食べ、そのまま歯みがきもせず寝入ってしまうというだらしない生活を続けたあげく虫歯が出来たのが我が虫歯人生の始まり、その後共働きをしながらの子育て中は歯が痛くなってもなかなか歯医者に行けなかった(言い訳にすぎなくて、要は自分が悪いというのもわかってはいるが)
そして、年齢のわりには多くの歯を失った。
今は、何とかこれ以上残った歯を失わないよう、悪いなりに現状維持できるよう、定期的にメンテナンスに通っている。おかげで、退職後はずっと現状維持を続けているのだが、高齢になっても歯のきれいな人を見るたびにうらやましさでいっぱいになる。
歌については?そう、私は音痴。これもどうしようもない。音感が悪いのは直しようがない。みんなで楽しくワイワイと歌う時でも、目立たないように小声でつぶやくようにしか歌えない。悲しい。この気持ちはあの世にいくまで持って行かなければならないのだ。
という愚痴を(笑)・・・ 失礼しました。