浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

比べるのが癖

2024-02-19 20:40:00 | お知らせ
人の幸せと言うものは、他人との比較で決まります。他人よりも優越感を得られれば、幸せと思い、劣等感を感じれば不幸に感じるのであります。それなら、比べなければ良いのでありますが、比べるのが大好きなのが人間です。その人の髪型から服装、持ち物、仕草、言葉遣い、何でも比べるのが大好きなのです。私は、お寺を手伝うようになった時、他のお寺の事情を知りたくて、様々な研修会に顔を出したり、勉強会に顔を出し、たくさんのご住職と知り合うことができました。そして、知り合ったご住職のお寺に、よく遊びにいかせていただきました。他のお寺と法徳寺を比べ、正直なところ、かなり劣等感を感じました。境内の大きさや本堂の大きさ、檀家の数、それはお寺の経済力であります。しかし、それだけではありません。お寺の行事、法話会、私の憧れたご住職は、一生懸命に、阿弥陀如来の救いを説く活動をされていらっしゃいました。もともと、大きなお寺だったのかもしれませんが、それだけでは無いのでありました、ご住職の努力、ご住職の熱意によって寺に活気があったのであります。それは自然にお寺の力となり経済力となっていたと思います。自分にとって必要のないものに、人はお金は出しません。自分にとってなくてはならないもの、これがあるから生きていけると言う、救いがなければ、1円でも出すわけはありません。お寺は、住職の持ち物ではありません、檀家の皆さんのものであります。だからこそ、税制面で優遇を受けられるわけであります。あれから、早いもので30年以上が経ちました。法徳寺は、今、皆さんにとって必要とされている場であれば、住職としてこれ以上に幸せな事はありません。





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お寺も案外気軽で便利ですよ

2024-02-18 21:34:00 | お知らせ
コロナが落ち着いてから、毎週、コロナ禍前のような忙しい土日が、戻ってきました。ただ、ご法事もご葬儀、ご家族中心でお勤めをする事は、定着しました。前にも書きましたが、私は、法徳寺を、コンビニのような、気軽で便利なお寺にしたいと思っています。お気軽にご相談くださいと言われても、まだまだ、敷居が高く感じるのがお寺です。しかし、少しずつですが、だんだんと私の理想とするお寺になってきたと思っております。かかる費用もはっきりと提示いたします。服装もご自由で結構です。お供え物や仏花もお寺でご用意することもできます。お持ち帰りも、もちろん大丈夫です。また、ご自分でお持ちになったお花やお供え物も、お持ち帰りいただいて構いません。何かご不明な点があればお答えしますので、お電話でなくメールでもお答えしておりますから何かあればおっしゃってください。特に、お布施の事に関しては1番皆さんの気になる点だと思いますが、はっきりとお答えします。また、ご自分のご予算があればおっしゃっていただければ、対応できますからご相談ください。御本堂は、無料でお使いできます。また食事の会場費も必要ありません。もちろん今は家族だけですから、食事などをせずに、お寺でお経 の後は解散でも良いのです。法事をやるだけで、亡き方にとって大変うれしいことであります。昔のようにご法事と言えば、隣近所を呼んで、親戚を呼んで、もうそれだけで疲れてしまいます。法徳寺 では、今は9割方お寺でお勤めをする方が多くなりました。ご自宅でやるのも悪くは無いですが、家の片付けをしなければなりません、駐車場の用意もしなければなりません。そのような、面倒な事はやめたほうがいいと思います。ご葬儀は、ほぼ100%斎場でやる時代になりました。
写真は、お寺でご用意できるお花とお供え物です。両方で1万1000円です。

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母心

2024-02-17 20:55:00 | お知らせ
親鸞聖人が選ばれた七高僧の中のお一人、源信和尚は、比叡山において、大変優秀な僧侶であった。ある時、朝廷から、いただいた品を、郷里の母に送られたところ、母も大変、喜んでくださると思われたのですが、その母の返事は、「このような品を朝廷からいただいて、喜ぶよりも、あなたのなさるべきは、仏道修行です」と、母親に諭されたそうでございます。それから、すべての縁を断ち、より一層、仏道修行に励まれたと言うエピソードがあります。母は、我が息子の活躍を心では、大変喜んでおられたと思いますが、そこを、あえて、地位や名誉にとらわれるのでなく、仏道修行に励みなさいとの厳しい戒めは、なかなか出来る事ではありません。今日もお通夜がございましたが、残された者たちが、いつか、お浄土で、先立っていかれた親しき方々と再会をされた時、褒めていただけるような、そんな人生を歩んでいただきたいと思うことでございます。源信和尚のお母様も、本当は、我が息子の活躍を、心から喜び、褒めてあげたかったのだと思います。

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病院疲れた

2024-02-16 21:00:00 | お知らせ
今日は、午前と午後どちらも病院の日でした。いつも待たされることが当たり前なので、本を持参するのですが、待ってる間、本の内容が全く頭に入ってきません。その時の気分によりますけれども、限られた時間で、お医者様に自分の疑問に、思っていることを聞きたい時などは、特にそうです。それにしても、病院に行くのは、気力も体力もいります。いつも私は仏教書を持っいくので、特に、集中しないと理解ができません。皆さんよく待合室で本を読んでいる方がいらっしゃいますが、よく頭に入るなと私は感心してしまいます。今日、唯一、頭に入ったのは、曇鸞大師の生涯のなか、有名な不老長寿の法を説く仙経を焼き捨て、浄土経に帰依されたエピソードだけでした。仙経による長寿は、所詮、迷いの境界における長寿に過ぎず、たとい一時の長命を得ても、結局、迷いの世界を流転輪廻することは、免れないとの教授を、菩提流支三蔵より受け、仏教における真の長生すなわち無量寿を得る道が説かれる書として、浄土経典を授かり、仙経をことごとく焼き捨てたそうです。私なら、いつか、また読むかもしれないと思って、とっておくと思うのですが、曇鸞大師は、ことごとく焼き捨てたそうでございます。断捨離のできない私にとっては、すごいと思いました。いつか使うだろうと思って、なかなか物が捨てられません。しかし、私が死んだら、お金以外はみんなゴミです。私のお寺の檀家の方で、家の前にご自由にお持ち下さいと書いておくと、誰かしら、持っていってくれると、おっしゃっていた方がいます。

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火災警報器が鳴り出した‼️

2024-02-15 17:11:00 | お知らせ
今日、圧力鍋を使っていると、なんだか焦げ臭くなり、コンロも、火が強制消火され、火災報知器まで鳴り出しました。慌てて火災報知器のスイッチを押してリセットし、圧力鍋を開けてみたら、中は真っ黒焦げでした。水分が、少なすぎたためだったように思いますが、圧力鍋の中は、変色し、かなりダメージを与えてしまいました。火災報知器が、鳴り出したのは初めてだったので、ちょっとショックでした。本当に鳴るもんなんだなぁと、少し時間をおいて、心を落ち着かせたら、改めて感心いたしました。歎異抄に出てくる、火宅無常の世界という言葉は、既に、私たちは、家が火事の状態で、住んでいるようなものだそうです。仏教では、私たちの煩悩を火に喩えています。煩悩には、数多くのものがある中で、私たちの人生を、台無しにする1つに怒りがあります。怒った状態は、まさに、心に火がついた状態です。その怒りに任せて行動すると、人生は、めちゃくちゃになり破滅します。その時は自分の身体なのに、自分で制御できない状態です、そんな時は相手としばらく距離を置くしかありません。家族でもそうです。怒りに燃えたぎった心は、相手と戦うために距離を縮めてしまいます。距離を置き、いったん、心を落ち着かせるしかございません。どうか、お互い怒りの炎で、人生を台無しにしないようにいたしましょう。それから、圧力鍋は大変便利な調理器具ですが、取り扱いには充分注意いたしましょう。火をつけたまま、ちょっとその場を離れたときに、他のことに気をとられて忘れてしまうことがあります。私も何度か怖い目に遭いました。

今、火宅無常の世界にいらっしゃる方々、お花見でも行って気分転換いたしましょう。



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