ポンちゃん、お手々ガシガシ出来たね～♪

マンションの側道に落ちていたポンちゃん 死にそうだったあの時から、7年が過ぎました。生後2週間で、母ねこと離れてしまったせいか、普通のねこちゃんに出来ることが、ポンちゃんには出来ないってことが多かった。

ねこ知識ゼロの私でしたが、ポンちゃんを飼い始めて、ボチボチねこちゃんのことを知るようになりました。

可愛いお手々や足を見ていると、爪の根元から爪先にかけて、赤黒い血のようなものが付着して固まっていることに気付きました。

獣医さんに診て頂いたら「これはね、爪の掃除が出来ていないってことですね。普通ねこは爪の掃除、するんですけどね～」と。

そう言われれば、お手々や足を掃除しているところを見たことがありません。

仕方が無いので、お水を飲む時に洗面所で洗おうとしたり、綿棒で汚れを落とそうとしますが、痛がって手足を引っ込めてしまいます。常に無い鳴き方をするのです。にょぉ～ん にょぉ～んってね

こういうことって、やっぱり母ねこに教えて貰わなくちゃダメなのかなぁ。私が教えるってこと出来ないしなぁ。

気になりながら、時々様子を見ながら、もう半ば、諦めの気持ちでいました。どうかそこからばい菌が入りませんように･･･

ところがね、数年が経ったある日、突然爪の掃除を始めました。その姿を最初に見た時は、飛び上がりそうになりました。「出来たの～？出来るんだね～、エライね～」

だからこうして、今も爪のお掃除をしている姿を見るのが大好きです。当たり前では無かった光景を手に入れられた幸せ血の塊はすっかり無くなり、今はとてもキレイな爪をしてますよ。

ポンちゃん用に編んだかのようなジャストサイズの籐のかごも、今じゃすっかりお気に入り

おこたの中に置いてますので、横に座っている私と、ここで会話しています。

にゃんか　めっちゃ　みられてる　きがしゅる～

にゃに　ままは～　こんどは　にゃんにょ　もんく～？

文句なんてありませんよ～。可愛いなって思って見てるだけ

みにゃいで～　へるから～　むにゃむにゃむにゃ

そうそう。そうやって安心して眠っていいんだよ。

暫くすると、ぐぅ～ぐぅ～と可愛い音が聞こえてきます。
いびきや～ん。なにそれめちゃ可愛い

「あの～、つかぬ事を伺いますが～、7年前、ウチじゃ絶対ねこなんか飼わないから！って言ってた鬼婆のこと、覚えてる？もし良かったら、あの人のこと、記憶抹消して貰っていいっすか？」
寝てるポンちゃんに、そっと囁いてみるよね～。

自分でも同一人物？って思いますから～人は変わるよね。
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