放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

スーパーマン リターンズ

2006年09月11日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:ブライアン・シンガー 2006年公開(USA)

今回のスーパーマン(ブランドン・ラウス)はロイス・レイン(ケイト・ボスワース)とのラブストーリーを重視した感じになっていました。
かなりウザさのあるストーリー展開ですが、まあ特撮の出来が良かったので、そこそこ楽しく観賞出来ました。
しかし、スーパーマンを見るたびに思うのですが、変身前と変身後がほぼ一緒の顔をしているのに(変身前はメガネを掛けているだけ)、なぜ周りの人達は気がつかないのいかなぁ???
あれで完璧な変装をしていると思っているスーパーマンもスーパーマンだけど…。

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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

2006年09月11日 | あかんわ。(ーー;)
監督:ゴア・ヴァービンスキー 2006年公開(USA)

結果を言うと1作目より面白くは無かった。
ジャック・スパロウ役のジョニー・デップの演技が、前作に比べるとおとなしめであった。
この作品の持ち味は、ジョニー・デップのロック的な演技が見所なのに、それが何故だか白けた感じに思えた。
まあ3作目への布石となる作品だから仕方が無いかも…。
あと、ウィル・ターナー役のオーランド・ブルームが、今作では目立ち過ぎですね。
オーランド・ブルームという人は、俺から見てさほど演技力があるとは思えない役者です。
そんなのが主人公を差し置いて目立っているのだから、今作の面白味が半減するのは当然の事かも知れませんね。
3作目ではジョニー・デップのあふれんばかりの活躍を期待したいと思います。

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花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

2006年09月11日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:水田伸生 2006年公開(日本)

一色まことさんの原作マンガを実写映画化した作品です。
俺は以前から一色まことさんのファンで、特に「花田少年史」にはかなりの思い入れがあります。
ほどよい笑いと、思いっきり胸を熱くさせる「花田少年史」の原作本を、もう何回読み直した事か…。
TVアニメ版もありますが、そちらの方も良く出来ていました。
今回の映画版ですが、原作とは時代背景が全く違うものになっています。
ですが、原作の雰囲気をしかっりと受け継いでいるので、原作ファンの方が観賞されても大丈夫です。
笑えるし、感動出来ます。
子役の須賀健太くん(花田一路役)や松田昴大くん(村上壮太役)の二人の演技力は大したものです。
そして、その子役に負けない演技をしていた篠原涼子さんや西村雅彦さんにも拍手を送りたいですね。
あと、この作品のロケ地となった広島県竹原市忠海の景色がとても綺麗で、作品にマッチしていました。
大人から子供が観ても大丈夫な作品です。
ただ、不満を言えば、原作では大好きなエピソード「ハムカツ」が、この映画版では中途半端に扱われていたのが残念です。
確かに、感動出来るような仕上がりにはなっていましたが、原作ファンとしては、原作通りにしてほしかったですね。
いっそのこと、オリジナルストーリーで通した方が良かったかもしれません。

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ユナイテッド93

2006年09月11日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:ポール・グリーングラス 2006年公開(USA)

アメリカの9.11テロで、テロで利用された民間旅客機4機のうち、1機のみ目標に到達せず墜落した。
その1機がユナイテッド93であり、離陸から墜落する瞬間までの機内の様子を描いたのが本作品です。
この作品は管制塔での様子と、機内の様子を中心とし、ストーリーが進んで行く。
問題なのは管制塔での展開である。
ドキュメンタリータッチで、4機の旅客機がテロの被害に遭い、緊迫した様子を描いているのだが、その緊張感が全く伝わって来ない為、管制塔のシーンは非常に退屈に思えた。
管制塔での出来事が実際にあった事だとは言え、結局の所、その場所に居る人達は死ぬことが無いのだし、そこでの行動は、すべてがマニュアルに沿ったものなのである。
この管制塔のシーンが、映画が始まってから40分ほども流され、睡魔と戦うのに必死でした。
この作品が面白くなるのは、この40分を過ぎたあたりからです。
場面が機内の様子になると、かなり緊張感が伝わって来ますし、この飛行機が最終的にどういう結果になるのかは、すでに解ってはいるのですが、何故だか”助かるのでは”という思いが込み上げて来ます。
この機内での様子を再現するにあたり、遺族の方から情報を集め、制作されたそうです。
この作品で描かれている事すべてが事実だとは思いませんが、でも事実であってほしいと思います。
冒頭の40分を除けば、結構良い作品です。

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<劇場版>仮面ライダーカブト

2006年09月11日 | あかんわ。(ーー;)
監督:石田秀範 2006年公開(日本)

仮面ライダーの劇場版は、毎度の事ながら、TV版の方とは全く違うストーリーになっています。
いわゆる番外編です。
で、ストーリーの方ですが、TV版を見ているものにとっては少し違和感を感じます。
加賀美とひよりが結婚を考えている恋人同士とか…、何故かシックリしませんでした。
まあ、TV版と繋がって行くような展開もあったので、その辺は楽しめましたが、全体でいうと、アクションシーンはイマイチ迫力に欠けていましたし、もう一ひねりが足らなかったような気がします。
シリアスな展開なので、小学校低学年以下のお子さんには退屈な作品だと思います。
大人が観る分には、まあ無難に観賞できる作品だと思います。

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ゲド戦記

2006年09月11日 | めっちゃおんもんない!(--〆)
監督:宮崎吾朗 2006年公開(日本)

どんな物語でも”起承転結”があって、セリフの一言一言が生きてくるのだと思う。
だが、この作品は”起承転結”の”承”から始まっているため、どのセリフも観客を置き去りにしているように思えました。
何度か睡魔に襲われましたが、眠る事無く観賞出来た自分自身に拍手を送りたいと思います。
ただ、挿入歌の「テルーの唄」はGOODでした。

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日本沈没

2006年09月11日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:樋口真嗣 2006年公開(日本)

この作品は1973年に公開された森谷司郎監督「日本沈没」のリメイク版です。
73年度版に比べると、今作の方が特撮技術が格段に上がっています。
ストーリーの方も、今作の方が理解しやすく、世界に向けて公開しても大丈夫な仕上がりになっていました。
日本で作られた”ハリウッド映画”という感じです。
ただ、ほんの少しですが、特撮シーンに詰めの甘さがあるように思えました。
「えっ!この先のシーンを見たいのに…」と思わせる箇所がいくつかあったのが残念です。
まあ、それでも(特撮シーンは)大した見応えでした。
ストーリーもなかなか良いと思います。
特に、被災し、行き場を失った人達が、レミングの死の行進のように歩いていく姿が非常に痛々しく感じ取れたのが、何故だか空想の世界の話では無いように思えました。
大げさでは無く、この作品を観賞する事によって、「自分は日本という国で生きているんだ」と認識させられました。
お勧めの作品です。

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エミリー・ローズ

2006年09月11日 | あかんわ。(ーー;)
監督:スコット・デリクソン 2006年公開(USA)

ある少女に襲いかかった悪魔。
悪魔の存在を認めざるおえなくなった真実の話です。
この作品は実話を基にしています。
悪魔に乗り移られ、死んでしまった少女。
その少女を助ける為に悪魔払いの儀式を行なった神父だが、やがて少女を殺害したとして殺人罪に問われてしまう。
やがて裁判となり、ストーリーは裁判を中心に展開していきます。
ホラー映画としては少し変わった作風ですが、この裁判を中心としたストーリーはホラー映画として致命的だったと思います。
全く恐くないですし、裁判でのやりとりが、日本人である俺にとっては理解しがたい部分がかなりありました。
結果を言うと、この神父は有罪にされてしまうんです。
この神父、「有罪になれば、重刑にしてくれ」と言っていたにも関わらず、無罪に近い判決が下った事に満足しているんです。
あと、「悪魔が正式に認められた!」とTVCMなんかでうたっていましたが、「有罪」という判決が下った以上、形式的には、誰も悪魔の存在を認めてはいないと言う事です。
いずれにせよ、あまりすっきりとした話では無いですね。

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輪廻

2006年09月11日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:清水崇 2006年公開(日本)

”輪廻”を題材にした作品はこれまでにもありましたが、この作品は、その中でも”輪廻”という現象を解りやすく描いていると思います。
非常にストーリーの流れが良く、飽きる事なく観賞出来ます。
ホラー映画としての出来は、まずまずと言った所。
もう一押し”怖さ”が欲しかったですね。
あと、主演の優香がなかなかの演技をしていました。
「恋に唄えば」の時に比べると、かなり(演技力が)上達しています。
やっぱ、ホラー映画は日本の作品が面白いです。

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サイレント・ヒル

2006年09月11日 | めっちゃおんもんない!(--〆)
監督:クリストフ・ガンズ 2006年公開(USA/日本/カナダ/フランス)

ようわからん作品でした。
ホラー映画と言うには恐く無いし、サスペンスという観点では緊張感が全く無し。
ベターとした作品です。
テレビCMの予告編だけ見てれば、それで充分でしょう。
ラストはどんでん返しになっているのですが、それが分かり辛いですね。
ストーリーにメリハリが無いので、どんでん返しになっても驚くことが全く皆無でした。
味気の無い作品です。

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ホテル・ルワンダ

2006年09月11日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:テリー・ジョージ 2006年公開(イギリス/イタリア/南アフリカ)

1994年アフリカのルワンダで、多数派フツ族による少数派ツチ族の大量虐殺事件が発生、100万人近い人達が虐殺された中、1200人の命を救ったホテル支配人の実話。
支配人役のドン・チードルが実に見事な演技をしていました。
それが故に、観賞している側も感情移入しやすかったです。
人間が集団となって狂気となった時、こんなにも残酷で、悲しいものなんだと教えてくれる作品です。
また、命がけで家族を守るという真実がこの作品にあります。
老若男女を問わずに観賞してほしい作品です。
家族を守る事、他人を守る事、今の日本人の多くが忘れている事です。
この作品は、そういった甘えた心に鋭く突き刺さってきます。

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カーズ

2006年09月11日 | あかんわ。(ーー;)
監督:ジョン・ラセター 2006年公開(USA)

無機質なものを擬人化する作品は、何度見ても説得力が無く、面白くないです。
この作品は自動車を擬人化しています。
ストーリー上、わざわざCGアニメで自動車を擬人化しなくても、実写でも充分対応出来るストーリーだと思います。(レーサーの話にすれば大丈夫だと思います)
CGアニメにする理由が全く理解出来ませんでした。
ピクサー社の作品だから期待していたのだけど、出来はイマイチでした。
今後に期待したいですね。

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DEATH NOTE 前編

2006年09月11日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:金子修介 2006年公開(日本)

原作のマンガを読んだ事は無いですが、なかなか面白い作品でした。
原作を知らなくても充分に楽しめます。
この作品の主人公である夜神月(藤原竜也)とL(松山ケンイチ)の頭脳対決が非常に面白く、最後まで飽きずに観賞する事が出来ました。
ストーリーには多少の無理があるものの、それでも非常に理解しやすく、どんどん引き込まれて行きます。
あと、これから観賞される方、エンドロールの最後まで見ておいた方が良いですよ。
まあ、大した事は無いですが、おまけの映像があります。
後編が今年の11月に公開されますが、絶対に見に行きたいと思っています。

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ウルトラヴァイオレット

2006年09月11日 | めっちゃおんもんない!(--〆)
監督:カート・ウィマー 2006年公開(USA)

CG技術を見せつけるだけの作品です。
映画というよりも、ミュージシャンのプロモみたいな感じです。
で、そのCGの技術もすごいかと言うと、さほど大したこと事も無く、驚かされるシーンは無しでした。
ミラ・ジョヴォヴィッチも頑張ってはいるんだけど、立ち回りのシーンは間が悪く、迫力感は0でした。
今年の初めに公開された「イーオン・フラックス」に似たような作品です。
この手の作品は、感覚が新しいように思えますが、実はもう古い感覚の作品だと思います。

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雨に唄えば

2006年09月11日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:ジーン・ケリー 1952年公開(USA)

無声映画時代からトーキー映画に変わる時代を、面白おかしく描いたミュージカル作品です。
とにかく「素晴らしい!」の一語につきます!
映像の美しさ、ダンスの華麗さ、どれを取っても見る者の心を軽やかにさせてくれます。
監督でありながら主演したジーン・ケリー氏に心から拍手を送りたいです。
「映画って素晴らしい!」と思わせてくれる作品です。

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