放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

CASSHERN

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:紀里谷和明 2004年公開(日本)

ビジュアル面は悪くないと思うけど、ストーリーはダメですね。
私は、原作はあまり知らないが、あきらかにこれは違うだろ、というシーンがいくつかあった。
この作品は、紀里谷監督だけのCASSHERNを描いてますね…。
紀里谷監督だけが満足している作品だと思います。
あと、映画というより、ミュージシャンのプロモーションビデオて感じです。

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仮面ライダー THE FIRST

2006年09月07日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:長石多可男 2005年公開(日本)

キャラクターデザインや、アクションシーンはとても格好良かったです。
昭和の1号、2号ライダーよりも格好良いと思いました。(”ライダーキック”に迫力は無かったですけどね…)
ただ、ストーリーの方は良く無かったですね。
どんなストーリーであれ、一本筋が入っていないと観客は置き去りにされてしまうのです。
一夜漬けで書いたようなストーリーを採用するのはスタッフの怠慢ですね。
続編を作る予定があるのなら、今度はじっくりと脚本を練って頂きたいと思います。
でも、本当にキャラクターデザインは良かった!
この1号、2号ライダーでTVシリーズをしてくれると最高なんですけどね…。

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あずみ2 Death or Love

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:金子修介 2005年公開(日本)

前作よりも、心なしか派手さが無くなったと思う。
ただ、ヒューマンドラマを重視した感じになっていた。
あずみ(上戸彩)の心理的な部分を、うまく描いていると思う。
ただ、高島礼子が浮きすぎている(笑)。
「極道の妻(おんな)たち」と同じような演技をしていた。
高島礼子の演技のおかげで、妙にしらけてしまった。

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あずみ

2006年09月07日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:北村龍平 2003年公開(日本)

上戸彩というアイドルを主役にしているので、チャラチャラしたアイドル映画と思いきや、なかなか良く出来た作品だった。
原作の雰囲気も壊していないし、原作を知らなくても観賞する事が出来る内容になっている。
悪役のオダギリジョーがすごく良い演技をしている!
監督の北村龍平は、あまり好きな監督では無いが、この作品に関しては拍手を送りたい。

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亡国のイージス

2006年09月07日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督: 阪本順治 2005年公開(日本)

イージス鑑を利用し、東京を壊滅しようとするテロリストを阻止すべく、独りの自衛隊員が立ち上がるという内容の作品です。
まあ、邦画で、この手の作品としては良く頑張った方でしょう。
似たような作品では、織田裕二主演の「ホワイトアウト」もありますが、それよりも面白かったですね。
ただ、原作を読んでいないのでよく解りませんが、テロリスト達の計画とか行動がすごく幼稚で、見るに耐えないものがありました。
元来、テロリストとは同じ思想の元で行動するのですが、この作品ではそういうものが無いようでした。
原作もそうなんでしょうか?
ですからこの作品のテロリスト達の行動が優柔不断な感じがして、作品全体の緊張感に欠けているような感じがしました。
まあ、しかし、主演の真田広之さんの演技に救われていましたね。
それなりに観て楽しめる作品にはなっていました。

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パッチギ!

2006年09月07日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:井筒和幸 2005年公開(日本)

井筒監督の作品の中では、一番面白かった!
府立高校生の松山康介(塩谷瞬)と、その友人が、敵対する朝鮮高校にサッカーの親善試合を申し込む所から松山康介と朝鮮高校の生徒達との交流が始まる。
喧嘩のシーンが結構多いが、ただの喧嘩では無く、心の中の叫びなんだと、後で気づく…。
朝鮮人と日本人の間にあるわだかまり…、当時、唄ってはいけない歌だった「イムジン河」を唄う事によって、そのわだかまりを少しでも無くそうとする松山少年の姿に、涙が出ました。
作品中に流れる「イムジン河」の曲が、心に浸みます。

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ノロイ

2006年09月07日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:白石晃士 2005年公開(日本)

ジャパニーズホラーですが、久しぶりに怖かった作品です。
外国のホラー映画で「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という架空の出来事を、いかにも本当にあったかのようにドキュメンタリー調に描いた作品がありましたが、この「ノロイ」にも同じような手法が使われていました。
ただ、作品の完成度は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」よりも遙かに良く出来ています。
あと、この作品の内容がいかにも真実の出来事のように演出した宣伝効果もGood!です。
この宣伝効果の影響で、心理的な怖さを感じる事が出来ました。
俺が今まで観たホラー映画の中では3本の指に入るぐらいに怖い作品でした。

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NANA

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:大谷健太郎 2005年公開(日本)

原作のマンガを読んだ事が無いので、これから書く事は、原作を知っている方とは違った感想になるかも知れませんね。
まあ、そんなに悪くない作品だとは思いますが、映画化するほどのものでも無いと思います。
あと、深キョンが出演していた「下妻物語」と比較されますね、きっと。
意外だったのは、中島美嘉がそれなりに演技していた事かな。
クールなキャラを演じていたのですが、結構ハマっていましたね。
しかしこの作品、続編が出来るようですが大丈夫ですかねぇ?
女の子には受けの良い作品だとは思いますが、一般受けは無理でしょうね。

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ローレライ

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:樋口真嗣 2005年公開(日本)

第二次世界大戦中の、潜水艦を舞台にした作品なんだけど、「Uボート」や「U-571」のような緊張感は全く無かった。
ストーリーにも目新しさは無く、戦闘シーンも、ゲームソフトのようなCGなので、迫力に欠ける。
あと、パウラ役の香椎由宇の演技があまりにも無惨だった…、キャラをものにしていませんでした。
作品全体を通して言える事は、役所広司など、良い役者もいるのだが、とにかく脚本がダメだと思います。
あと、特撮の部分に、もっと予算を掛けていれば、ビジュアル面だけでも面白くなっていたと思うのです。

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もうひとりいる

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:柴田一成 2002年公開(日本)

”ドッペルゲンガー”言い伝えでは、もうひとりの自分を見てしまったら、死を意味するという事らしい。
実際にこの体験をして死んだ有名人が、多数いるとの事。
この作品では、この”ドッペルゲンガー”をテーマにしている。
テーマとしては面白いのだが、この作品を観る限りでは、その怖さが伝わってこない。
演出も従来のホラー映画と一緒で、人が死ぬシーンでは骨がポキポキと…。
体がグチャグチャになって死んでしまうんです。
この演出にも、もう飽き飽きしました。
しかし、ストーリーが無茶苦茶な作品ですわ!
まさにC級ホラー映画ですね。

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東京物語

2006年09月07日 | めっちゃ!おもろい!(^_-)-☆
監督:小津安二郎 1953年公開(日本)

この作品は、かなり前の映画ですが、いろんな方に観てもらいたい映画です。
じわじわと心に浸透してくる哀しみが、涙を誘います。
親と子のあり方というものを考えさせられる作品です。
また、ご覧になられた方ならお解りになると思いますが、カメラワークがとてもGoodです。
他人の家庭に入り込んでいるような、そんな感じにさせられます。
最近の映画はCGばかり見せる作品が多くなりましたが、この映画のように、ストーリーで見せる作品が、多く作られる事を望みたいものです。

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電車男

2006年09月07日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:村上正典 2005年公開(日本)

なかなか面白かった!
電車の中で、美女が酔っぱらいに絡まれている所を、ひとりのオタク男が助けに入った事から始まるストーリー。
ネットの掲示板を通して、複数の人のアドバイスを受けながら成長していく電車男(山田孝之)の行動が笑える。
この作品、ネットの掲示板でのやりとりは実際にあった話です。
ただ、出来すぎた話なので、電車男が書き込んだ部分は作為的なものではないかと、少し疑ってしまう…。
まあ、映画は映画として楽しんだ方がいいのかもしれませんね。
エルメス役の中谷美紀が、なかなか良い味を出していました。

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着信アリ2

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:塚本連平 2005年公開(日本)

ホラー映画ですが、ハッキリ言って怖くは無かった。
あと、韓国映画の「コックリさん」とダブるような演出があり、少し拍子抜けしました。
ラストあたりのストーリーも訳が解らないし、この監督も訳が解らんと作ったと思います(笑)。
でも、ええ加減にしてほしいですね、黒い長髪の女のお化けは…、もう飽き飽きしました。

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誰も知らない

2006年09月07日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:是枝裕和 2004年公開(日本)

「巣鴨子供置き去り事件」を題材にした作品です。
4人の子供達を置き去りにして、母親が家を出ていくんです。
4人の子供達はすべて父親が違い、戸籍も無く、学校すら行ってません。
世間から隠れるように生活をしているんです。
12歳の長男、明(柳楽優弥)は、はじめのうちは妹達三人の面倒を良く見ていたんですが、悪友が出来、どんどん生活が荒れて行くんです。
子供達の生活が貧乏になって行く過程は、すごく悲しいものがありました。
作品を観ている内に、「明!もっとしっかりしろよ!」と、何度もつぶやいていました。
まあ、悪くはない作品だけど、心なしか消化不良な感じです。
それに、この作品を観た後に、「巣鴨子供置き去り事件」を調べてみたんですが、実際の事件は、もっと悲惨だった事にショックを受けました…。

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世界の中心で愛をさけぶ

2006年09月07日 | あかんわ。(ーー;)
監督:行定勲 2004年公開(日本)

大ヒットした作品だが、何故ここまでヒットしたのか不思議である。
白血病をテーマにしたストーリーだけど、こんな感じのストーリーは今までにもあった…。
あと、アキとサクの出会い方が少女漫画の世界であり、その時点で感情移入しにくくなっている。
これが実話であったら泣けたのかもしれないが、感動を誘うタメの演出が、少女漫画の域から抜け出ていないような気がした。
ただ、この作品の影響で、骨髄バンクの登録者が増えたのは喜ばしい事だと思う。
しかし、この作品で、白血病の怖さが伝わったかというと、・・・である。

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