放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

カイジ ~人生逆転ゲーム~

2009年10月29日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:佐藤東弥 2009年公開(日本)

原作漫画は読んだ事が無いけど、この作品はなかなか面白い!
特に高所で行われたゲームのシーンでは、お尻のあたりがムズムズしました。
高所を高所と思わせるCGの使い方や、カメラワークが非常に良いですね。
主人公(藤原竜也)の頭が良いのか、単細胞なのか分からない性格もグッドです。
プロローグからエピローグまで、飽きずに観賞する事が出来ました。

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ATOM(アトム)

2009年10月22日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:デビッド・バワーズ 2009年公開(USA)

手塚治虫原作の「鉄腕アトム」が、ハリウッドでCGアニメ化されたと聞き、早速観賞して来ました。
劇場に入ってまず驚いたのが、観客が私を含め3名しかいなかった事…。
「人気無いなぁ・・」これって駄作なのかな…と思っているうちに映画が始まりました。
ハリウッドで製作されただけあって、主要人物の顔が日本人とはあきらかに違った顔になっており、最初は少し戸惑いましたが、見ているうちに慣れて来ました。
アトムも、手塚先生のそれとは違った顔立ちですが、それも慣れて来ました。
肝心のストーリーですが、これがなかなか良く出来ていて面白い。
「アトム」の本質を良く理解できているストーリーだと思います。
ただ、大友克洋さんの「フリーダム」というアニメドラマと少し被っている気はしましたが…。
まあ、それでも筋の通った物語で、大人が見ても、子供が見ても楽しむ事が出来ます。
CGもなかなかの出来ですよ。

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ファイナル・デッドサーキット3D

2009年10月19日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:デヴィット・R・エリス 2009年公開(USA)

3Dの映画を観賞するのは初めてだったので楽しみにしていたのですが、私が観賞した映画館「TOHOシネマズ梅田(シアター8)」ではスクリーンが小さく、迫力のある立体映画を楽しむ事が出来ませんでした。
その残念な思いが引きずってしまった為、作品の方も純粋に楽しむ事が出来ませんでした。
この作品ですが、ファイナル・デッドシリーズの中では一番内容の低い作品です。
とにかく早い時間で主要人物が死んで行きます。
3D作品では時間が制限されるのか、巻き巻きな感じでストーリーが流れていきます。
ただ単に人が死んでいくシーンばかりを見せられた感じです。
前作まではストーリーも面白かったのに残念です。
次回作をもし作るなら、3Dで無くて良いからじっくりと作りこんでほしいですね。

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火天の城

2009年10月12日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:田中光敏 2009年公開(日本)

この作品、あまり期待せずに観に行ったのですが、これがなかなか面白かった。
ストーリーがとても良い。
ですから最初から最後まで飽きずに観賞する事が出来ました。
安土城の建築に関わる人達のエピソードがうまく描かれていて、しかもそのエピソードの一つ一つが非常に深く、愛情溢れるものばかりです。
人への愛情だけでは無く、建築に関わる素材に対しても愛情を持つ宮大工の棟梁 又兵衛(西田敏行)の生き方は魅力的で、現在人が見習わなければいけない事ばかりでした。
本当に良い作品だと思います。

最近は洋画を観る事が少なくなったような気がします。
CGだけが先行して、中身がペラペラな洋画を観賞するよりは、ストーリーのしっかりした邦画を観賞する方が良いですね。

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カムイ外伝

2009年10月01日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:崔洋一 2009年公開(日本)

非常に深いストーリーで、観賞し終わった後、暗くなっている自分がいました。
でも、もっと深みに入りたいと思い、本屋に立ち寄り白土三平原作「カムイ外伝(スガルの島)」(映画「カムイ外伝」原作コミック)を購入しました。
何故、もっと深みに入りたいのか自分でも理解できないんです。
映画の中で描かれていた悲しみが、じわじわと心を揺るがせているようです。
数ある映画を観賞してきて、いままでに経験した事の無い感情です。
あと、松山ケンイチさんや小雪さん、演技がうまいですね。
特撮も見事でした。

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