放浪映画人

独断と偏見による一言映画評

守護神

2007年02月22日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:アンドリュー・ディヴィス 2007年公開(USA)

米沿岸警備隊の訓練生と教官との師弟愛を描いた作品です。
恐らく、邦画「海猿」と比較される作品だと思いますが、「海猿」とは少し違った味を持っている作品です。
結果を言うと、とても良く出来たストーリーで、海上でレスキューするシーンも迫力があり、かなり満足のいく作品です。
訓練のシーンも、何故その訓練をするのかが明確に描かれていて、非常に理解しやすかった。
あと、作品名の「守護神」というタイトルですが、正直に言ってあまりパッとしない邦題で、もう少しマシなタイトルを付けられなかったのか不思議に思っていましたが、この作品を観る事によって、やはり「守護神」という邦題がピッタリであると頷く事が出来ました。
「海猿」ファンの方はぜひ観賞される事をお勧めします。
「海猿」も面白い作品ですが、この作品も負けず劣らずの作品です。
きっと満足出来るはずです。

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エラゴン 遺志を継ぐ者

2007年02月16日 | あかんわ。(ーー;)
監督:シュテフェン・ファンマイアー 2006年公開(USA)

ファンタジーアドベンチャーの映画としては、かなりオーソドックスな作品です。
可も無く不可も無くと言った所です。
原作の小説は、ベストセラーになったという事ですから、ひょっとすると映画よりも、原作を読んだ方が面白い作品かもしれませんね。
確かに言えるのは、同系の作品ですが、「ロード オブ ザ リング」の様な壮大さは微塵も無いという事です。
その辺を期待して見に行くと、かなりガックリとさせられます。
何処と無く「ナルニア国物語」と同じ匂いがしました。

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DOA/デッド オア アライブ

2007年02月11日 | ボチボチかな。(^^ゞ
監督:コリー・ユン 2006年公開(USA/ドイツ/イギリス )

この作品はおバカな作品です(笑)。
内容など無く、ほとんどのシーンが格闘アクションの連続です。
だからと言って、この作品がダメな作品なのかと言うとそうでも無いんです。
もともとの素材が格闘アクションゲームなんですが、ゲームマニアにとっては、そこそこの作品と言えるでしょうね。
このゲームは美人キャラが色っぽく対戦する事で有名で、映画の方でも、その返が生かされており、スタイルの良い女優さんたちが色っぽく闘っていますし、ビーチバレーなどのシーンもあり、コアなファンに受けの良い感じで仕上がっています。
また、格闘シーンのロケーションが、ゲームの対戦シーンの背景に似ていて、ゲームを知っている者なら思わず微笑んでしまいます。ゲームをそのまま実写にしたと言った方が早いですね。
あと、この作品の舞台設定ですが、何となく「燃えよドラゴン」の影響が見え隠れしていました。

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ピーナッツ

2007年02月09日 | あかんわ。(ーー;)
監督:内村光良 2006年公開(日本)

お笑いコンビのウッチャン・ナンチャンのウッチャンこと内村光良さんの監督作品です。
ストーリーもウッチャンが書き下ろしたとの事…。
正直に言って、素人が作った映画というのがバレバレで、何ら感動出来る箇所はありませんでした。
また、キャストの大半がお笑い芸人を起用しているのですが、この扱い方が中途半端な為、観賞していて何故かモヤッとしてしまいます。
お笑い芸人を起用しているから笑わせてくれるのかな?と思って見ていると、何故か普通に演技をしている…。
では、感動させてくれるぐらいの演技をしてくれるのかな?と思うと、下手くそな演技で、結局笑うことも出来ず、感動する事も出来ませんでした。
ストーリーの方も、監督の意図としては感動させようとしているように伺えるのですが、その意図するものが見え見えで、返って白けてしまいます。
特にこの作品のクライマックスでもある、野球の試合ですが、何故あのような試合結果にしたのか理解出来ませんでした。
監督にとってはどんでん返し的な意味合いにしたのかも知れませんが、あそこでは観賞している人達の気持ちを重視すべき試合結果を出すべきだったと思います。
どんでん返し的なものは、試合のあとで良かったと思うのですが…。
ウッチャン自身はこの作品を良い作品だと思っているのでしょうか?
もし、そのように思っているのであれば、二度と監督をしない方が良いですね。
不満足と思っているのであれば、まだ見込みがあります。
本来であれば★ひとつの評価にしたかったのですが、今後の頑張りに期待を込めて、★をふたつにしました。

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どろろ

2007年02月01日 | なかなかやるなぁ!(・へ・)
監督:塩田明彦 2007年公開(日本)

手塚治虫さんの原作マンガで、30年以上も前に白黒アニメでテレビで放映されていたのを覚えています。
私も何度かテレビ版を観賞しましたが、ストーリーは全く覚えていません。
ですから今回、この実写劇場版を見た時に、こんなに良いストーリーだったんだと、少し衝撃的でした。
一見、特撮CGを駆使した作品のような印象をうけますが、すごく立派な人間ドラマです。
友情とか、家族愛等がちゃんと描かれており、涙を流してしまいそうなシーンもありました。
妻夫木聡さん、柴咲コウさんの演技も良く、作品を最初から最後まで盛り上げていました。
この作品は、妖怪から奪われた体(48箇所)を奪い返す、という設定になっています。
ですが、今作では完全に奪い返せていないので、きっと続編が作られると思います。
今から続編が見たい気持ちになっています。

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