草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

木枯らしの仕事

2019-11-20 21:09:03 | 思い出語り

このところ毎日のように木枯らしが吹き寒い日が

続いていますね。

同じ病気の方はこの季節体調悪化に苦しめられて

いると存じます。昨年の私もそうでした。

 

あれ? 今日は不整脈もほとんど無い!

息苦しさもない! ただなんとなく意欲が湧かない。

 

仔犬の子守りで庭に出ると寒い北風が吹いています。

木枯らしの思い出が通り過ぎていきます。

 

あの頃、頑張り屋さんだった私はカブ(原チャリ)

に乗って仕事をしていた。

多分黒のロングコートを見に纏って広い川沿いの

人通りのない道路を走っていた。

 

行き止まりの道に入って無数の落ち葉の乱舞を見た。

風は落ち葉を右に左に連れ去り、また連れ戻していた。

 

カラカラ、サラサラと音を立てながら一糸乱れぬ

乱舞が剽軽に、そして愛らしい冬の営みに見えた。

私はカブを止めて暫く見入っていた。

思わず顔が笑みにほころんだ。

 

木枯らしといえば新潟。

この季節は雪お越しの雷鳴が轟き、鉛色の雲が

空を覆っていた。

 

太平洋側と違って木枯らしなんてロマンチックな

風ではない。暴風雨波浪風雪警報が日々出る土地

だった。

窓の外を眺めていると、家の前にシナノキがあり

何か盛んに飛んでいた。

 

シナノキの実、プロペラのついた実が強風で空を

飛ぶ様子に驚いた。

プイ~ン、ヒュルヒュルヒュルと回転しながら

空を飛ぶ。

 

ふと足元を見るとベランダにシナノキの実が

降り積もっていた。自然は素敵、こうして子孫を

残していくんだね。

 

木枯らしは、木の葉を1枚残らず剥がし、種子を

飛ばして子孫を残すために懸命に吹き荒れている。

 


ここ3日ほど頭がくらくらするので夕方薬を服用

する前に血圧を測定してみた。

150/82だった。少し高めだった。

 

でも体調が良くて毎日がこうだと嬉しい一日だった。


写真は初夏のシナノキ↓


 


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