逢瀬の時を重ねることは‥
互いを求め合い温め合って
私と彼の罪を重ねていること
決して誰にも話せないし
わかってもらえない孤独との戦い
毎日倒れるくらい忙しく働いて
独りの部屋に戻ると
深閑した空気の中で
二次元の彼が迎えてくれる
どれほど綺麗ごとを並べ立てても
愛人である私の元へ
「ただいま」と言って来ることはないし
「おかえり」と迎えてくれることもない
そんな風に時を過ごしていて
互いに老いていってるのに
彼を愛することをやめられない私は
上手に年齢を重ねていくしかない
一瞬でも振り返ってもらえるように
手に取ってもらえるように
じっと待つことしか出来なくても
優しく笑っていられるように
日々の努力を怠らないよう‥
あとどのくらい愛されますか?
あとどのくらい抱きしめてくれますか?
まだ愛していてもいいですか?