「ちゃわんや15世 豊斎のblog」
茶陶、朝日焼の十五世、松林豊斎。
陶芸、お茶、日本の伝統的な美意識のほか、趣味のPCや携帯、そして祇園の遊び方。
 



少し前のことでだが、10月20日から二日かけて太郎岳 から薬師岳へ登ることにした。 このルートはもう45年前になるかな、私が高校一年生の時、 初めての北アルプスに挑戦したルートだった。 それ以来、時折思い出し、 いつかは再挑戦してみたい、そんな思い出深き場所だった。 今回、新潟個展の挨拶まわり出張があり、その帰りに 富山に立ち寄り二日間の休みで太郎に挑戦することにした。 から薬師岳へ登ることにした。 このルートはもう45年前になるかな、私が高校一年生の時、 初めての北アルプスに挑戦したルートだった。 それ以来、時折思い出し、 いつかは再挑戦してみたい、そんな思い出深き場所だった。 . . . 本文を読む

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今回新潟に来てあることに気がついた。 それは上越市の上越と上越新幹線の上越とは意味が違うってことである。 越後の国を、上越、中越、下越と三つに分けて呼んだのが、上越市の上越。 上野(こうづけ)と越後を結んだ線が、上越新幹線の上越だってことである。 上中下の上と群馬の上野と全然違う言葉からきている。 以前、上越市の大和デパートで個展をした時から、 「なんで、上越新幹線も上越線も通っていないのに、新潟とも遠いのに、 上越っていうんだろう?」って漠然と思ってた。 . . . 本文を読む

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五年ぶりに、新潟三越にて今日から個展です。 長男佑典や硝子の次男俊幸のお目にかけます。 ご高覧賜れば幸甚に存じます。 朝日焼十五世 松林 豊斎 茶陶展 会期 11月1日(火)~7日(月) 会場 新潟三越 6階 美術ギャラリー . . . 本文を読む

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「和楽」最新号の11月号(10月12日発売)に私の大叔父(祖父十三代光斎の弟)が8ページにわたって紹介されました。 英国セントアイブスにおいて始まった「リーチ・ポタリー」はバーナード・リーチが主導し、その後のヨーロッパから世界中に拡散したスタジオポタリーの流れを起こし、現在まで続いています。そのリーチ・ポタリーに集った芸術家たちに、大正13年(1923年)二人の日本人が訪れ、大きな影響を与えました。 その日本人とは浜田庄司さんと松林鶴之助の二人でした。 その時に鶴之助が設計し自らレンガを積み作った日本式の窯は、ごく最近まで実際に使用され、現在はそのまま保存されています。 私もリーチの奥様がご健在であった昭和63年に訪れております。 今なお工房でありギャラリーである、セントアイブスのリーチ・ポタリーをなんと三笠宮家の彬子女王殿下が自らご訪問いただき、紹介文を書いていただきました。 以前より殿下は、立命館大学の前崎信也先生とともに松林鶴之助を研究いただいておりまして、当家の資料もいろいろ提供させていただいたりしておりました。 たいへん光栄なことで、大叔父もきっとあちらの世界で喜んでくれていることでしょう。 ぜひ、一人でも多くこの「和楽11月号」を見ていただきたいと思います。 . . . 本文を読む

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先日、中島千波さんが、牡丹の原種を訪ねるNHKの番組を見た。 牡丹は古来より中国で珍重され、今では千数百種にもなるという。 ところが、品種改良が進んだ結果、本来植物が宿す生命力を感じられなくなっていた。と千波さんはいう。 そこで、中国の奥地、雲南省の高地にその原種を求めて旅をする。そしてその原種を見つけスケッチをして、牡丹の対策を完成させるという内容である。 前に私は、この年になって、お店で売られているより「野に咲く花に魅せられる」と書いたことがあった。 よく考えてみれば、野に咲く名もない花(本当は名前はあるのだか…)は、ほとんど人間の交配を経ていない、原種ばかりであろう。 無意識のうちにそういうものに魅かれているんだな、と思った。 より美しい花を求めて研究し、交配を重ねてゆくことを小賢しいとか、無意味だというつもりはまったくない。しかも数百年と世代を重ねてその研究を続けてきたわけである。 今あるのはその結果なのだから、それは人間らしい素晴らしい営みだと思う。 しかし派手な美しさと引き換えに、物足りなくなった生命力や何かを感ずるような、感性もまた素敵なことだ。 私たちの遺伝子には、そんな感性も内包されているというということを大事にしたい。 <写真は窯元の団十郎牡丹> . . . 本文を読む

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末に久しぶりに北アルプスに行ってきた。 私にとっては、少し西穂は因縁の山で、三回目である。 西穂へは、新穂高温泉からロープウエーがあって、西穂高口駅 (標高 2156m)まで7分で運んでくれる。西穂山荘(2385m)まで約1時間少々。一泊ののち朝から西穂を目指すのだが、またあいにくの雨。 小屋泊まりの方々も、諦めて上高地へ下りる人、ロープウエーに引き返す人とさまざまだった。 僕は三度目の挑戦ということもあって、一応独標を目指して朝7時に出発した。 小降りになればという淡い期待も裏切られて、西側つまり飛騨側の下のほうから雨に打たれる。これでルートが逆についてればいいのだが、稜線の飛騨側にルートがありまともに雨に叩きつけられる。 メガネも左側は水滴でほとんど見えない。 一時間少々で独標についたが、人影もなし、これからは岩場の難コースになるので諦めて引き返すことにした。 この日は平湯温泉で家内と落ち合い。久々の温泉を楽しむ。 三日目は朝からやはり天気はよくなかったが、上高地の散歩を楽しんだ。 六十歳を過ぎ、北アルプスを楽しむ体力でもなくなってきたが、やはり私は北アルプスが好き。それも上高地周辺が好きである。できれば年一回は訪れていたいと思う。 . . . 本文を読む

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8月16日 今日は8月16日、大文字の送り火の日でもある。 東日本大震災の年でもあり、そのことで一悶着したがそのことはここでは触れない。 今朝朝日焼への出勤途中で、子連れの家族が宇治川に何か流していた。 よく見るとおしょうらい(お招霊)さんを流しているのだった。 宇治川に流すのは川を汚すからと、もう二、三十年前からうちでは流していないが、まだ流している人もいるんだと思ってみていた。 そういえば、中ノ島の岸もそれらしいものが浮遊している。 意外と今でもそんな人たちもいるんだと思っていたら、三人ぐらいのいつも川べりで談笑している人が、今日はギターを弾いていて、「精霊流し」を演奏していた。 . . . 本文を読む

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先週の大雨の影響で、今日もまだ宇治川は増水中。 雨がやんでからもう何日にもなるのに… でも増水中の宇治川の迫力。 流れの音もすごいし、スピードも。 時節柄このエネルギー、 発電にも使わないで、 流しっぱなしはもったいない気がします。 . . . 本文を読む

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昨日でゴールデンウィークが終わりました。 今年はこの連休中に一人で愛宕さんに登ってきました。 以前は月参りをしていた時期もありましたが、 昨今は登窯前と千日参り、大晦日ぐらいでネンニ会ぐらいでしょうか。 今回は今月末の登窯窯焚きのの安全といい焼き上がり祈願です。 . . . 本文を読む

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先月に ipod touch を買って使っています。 ipod というのは、昔の Walkman みたいなもので、 音楽を聴くためのツールと思っていましたが、 実は iphone の電話とGPS の機能だけが省かれたものなんです。 音楽を聴くというよりは、殆どネットのプラウザとして使っています。 . . . 本文を読む

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宇治川畔の桜も満開を過ぎ、散り始めました。 今年は、枝垂桜は早く咲いたのでもう葉桜になっています。 今年の桜もいよいよ見納めかな… 宇治川の流れを見ていますと、桜の花びらがあとからあとから流れてきます。 もちろん道にもいっぱいこぼれているのですが、 川の流れは格別、春のなごりを感じさせてくれます。 作陶教室の生徒さんに去年去年教えていただいた、 「散る桜 残る桜も 散る桜」 の句が浮かんできたので、調べてみると良寛さんの句でした。 大東亜戦争の時に、特攻隊の心情になぞらえた句として知られています。 . . . 本文を読む

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今日は土曜日でもあるから、夜桜見物の花見の宴か、若い人たちの歓声が朝日焼まで聞こえる。 でも夜桜を楽しめる時期は、その華やかさに比しまだまだ寒いものだ。若い人たちしか楽しめない宴だろう。 今日午前中は雨模様だったのに、お昼から晴れたせいか、まるで東日本の震災なんてなかったようなずいぶんの人出だった。 今日自宅から朝日焼へ向かっていると2度道を尋ねられた。一組は東京の人らしかったし、もう一方は台湾からの観光客だった。少なくなったとはいえ、外国からの観光客もまだまだいるらしい。 . . . 本文を読む

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私ども朝日焼には、明治時代に私の曽祖父が掘ったという井戸がある。 「掘り抜き井戸」といって、普通の井戸の真ん中に鉄管が垂直に立っていて、その先端は二段階に曲がり下方を向いている。そこから自然に水が常時流れているのである。ポンプも何も使っていないのにあがってくるのである。 . . . 本文を読む

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新年あけましておめでとうございます。 正月三が日もはや過ぎようとしています。 今年の我が家もまた、東京に就職しています三男が帰ってきて、 また近くに住んでいます長男夫婦も正月のお雑煮には加わって、 賑やかな正月を過ごしました。 昨年より正月の準備に、母や家内とともに長男の嫁が手伝うようになりました。 お節料理の準備に三代の奥さん方が取り組んでいる様子は、 「こんなふうに家風というものが伝わってゆくものかな」 と思いながら、見ていてほほえましいものでした。 . . . 本文を読む

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来年は昭和でいえば、86年となるので、 大正の14年間(15-1)を足せば、 ちょうど百年になることに気がついた。 そう、来年は大正百年なのだ。 そういえばずいぶん前に、明治百年が話題になったことがあった。 別に私が最初に発見したわけでもないが、 何かで読んで言っているわけでもなく、 私が気がついたのは、事実。 ひょっとしたら、いろんな人がすでに知っていることかも知れないけど。 . . . 本文を読む

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