昼寝はソファで。
このしまじろうはアネキにセッティングされている。
最近少しずつだけど、以前に比べるとずっと喋るようになってきた。
口調はアネキ同様にとっても穏やか。信じられないけれどアネキ以上に穏やかな口調だ。
起きている間、ずーーーーっと何やら良からぬ事をするので強い口調で接してしまうけれど、そこんところを意識して優しい口調で会話を試みる。
私「ハル君今日何して遊んだ?」
セ「ようちえんいった。すなー。どろどろー。」と泥遊びした事を嬉しそうにゆっくり話す。
ある時は
セ「ぶっぶ。ぶっぶのったー」
私「車乗ったの?嬉しかった?」
セ「うん」と穏やかに非常に可愛らしく喋る。
同じくらいの年頃の子と遊ぶ時、ちょっとした小競り合いがあっても手を出さない。
そのかわりに「いたい。ばっちんしたー。ここをばっちんした。いたいー」と言いに来る。
これはこれで厄介だ。
足がセガレっぽい。
おトイレの練習中である。
失敗ばかりだ。
アネキのお古のトレーニングパンツを履いている。
女の子仕様だ。
ピンクや花柄のパンツを履いている弟が不憫に思えるらしく、アネキが
「ママー。ハルくんにカッコいいパンツ買ってあげてよ。」と言ってくる。
「ちゃんとおトイレできるようになったら買ってあげるよ」と言うとアネキが隅の方でセガレに
「カッコいいパンツ欲しいよね。おトイレでおしっこしようね」と励ましている。
トレーニングパンツではない普通の布パンツを買ってあげた。
オトコの柄だ。
とても嬉しそうにしている。
「ハル君。カッコいいパンツ、汚さないように頑張ろうね」と声をかけると
「うん。カッコイー。カッコイー」と張り切っているが5分もしない間にチビる。
チビると同時にトイレに駆け込む。便器に座らせると出ない。
そして新しい男児用パンツを履く。そして1分後にチビる。
これを繰り返してあっという間にピンクの花柄パンツに逆戻り。
「あーあ」と言いながら履いている。
夜間、ちょっとした事で目が覚めるセガレ。
私が隣にいないと起きて探しにくるのだけれど、最近それが減った。
どうやら目が覚めて私が居ないとアネキにすり寄り、抱きしめてもらって眠っているようだ。
起きている間もアネキと遊んでいる時が一番楽しそう。ケンカもするけれど、アネキが居ないと「ねぇねぇ、あいたい。ねぇねぇんとこ行く」と言う。
その次がパパ。
最後がワタシ。
母をあまり必要としないセガレだけれど、悪さばかりして皆に叱られると母の元に逃げてくる。
日中、二人だと私が叱ってばかりだけれど、夜間に皆が叱り始めると可哀想に思える。
客観的に見てると叱られてばかりのセガレは可哀想だ。
叱られるような事を繰り返すから当然そうなるのだけれど、セガレのやりたいようにやって叱られない方法はないのかな。とふと考える時がある。
あまり叱りたくないな。
こんな足して寝てるからね。