The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

ミシュランでも見抜けなかった…食品偽装

2013-11-02 18:37:44 | 日記

ミシュランも見抜けなかった…奈良の高級旅館「三笠」でも偽装発覚

 阪急阪神ホテルズの料理偽装はやはり氷山の一角だった。ミシュランガイドブックにも紹介された奈良の高級旅館でも同様の偽装が行われていた。[記事詳細へ]

 

俗称「シバエビ」の慣習やめます 誤表示騒動に業界団体

日本中国料理協会は従来の慣習を改め、固有種「シバエビ」以外は「エビ」か「小エビ」と表示するよう、全国の料理人などの加盟者に周知する文書を出した。種を問わずエビのサイズに応じて呼び方を変えるケースが多く、シバエビは小さなエビの俗称として使われていた。

俗称「シバエビ」の慣習やめます 相次ぐ誤表示騒動に業界団体

■新たに発覚した主な誤表示事案

発覚年月日 事案
2013.11.1 ホテルライフォート札幌 シバエビ⇒バナメイエビ
  ホテル日航熊本 車エビ⇒インド産フラワーエビ
    シバエビ⇒バナエイエビ
  金沢スカイホテル 伊勢エビ⇒ロブスター
    シバエビ⇒バナメイエビ
    クルマエビ⇒ブラックタイガー
  名鉄グランドホテル 車海老⇒ブラックタイガー
    伊勢海老⇒ロブスター
    和牛⇒国産牛
    無添加小麦粉⇒増粘剤などの添加物
2013.10.31 山形グランドホテル 車エビ⇒ブラックタイガー
    芝エビ⇒バナメイエビ
    大正エビ⇒ピンクシュリンプ

事案は、メニュー⇒実際の食材

▼近鉄ホテルシステムズでも発覚

 

 近鉄系の9つのホテルでも一部メニューの不適切表示が明らかになった。バイキングメニューなどで牛脂注入肉を「ステーキ」と表記。また、解凍魚を「鮮魚」と表記していたが「鮮度に問題はなく、不適切な表示ではない」。

また発覚、近鉄系ホテルでも…牛脂注入肉を「ステーキ」と表記

豪州産牛肉を「和牛」に…37万人に提供「返金せず」

近鉄ホテルシステムズ運営の6ホテルでは、バイキングメニューなどに牛脂注入肉を使用しながら加工肉と記さず「ビーフステーキ」などと表記。返金しない理由として「値段相応のサービスを提供している」。

近鉄系旅館、豪州産牛肉を「和牛」に…37万人に提供「返金せず」

素人では見分けつかない「芝エビ」「霜降り牛」

「調理の現場では、代用品としてバナメイエビが登場して以降も、小さなエビは『芝エビ』と慣習的に呼んできてしまった。『バナメイエビのチリソース』ではお客さんも頼みたくなくなってしまう」

「芝エビ」「霜降り牛」素人に見分けつかない…安価な“代役”に

▼阪急阪神ホテルズ食品偽装 「誤表示」と言い張る

二転三転…「偽装」意図なし、「誤表示」見解崩さず

阪急阪神ホテルズのメニューと異なる食材を使っていた問題では、同社の不祥事へのずさんな対応や、従業員の危機意識の希薄さを浮き彫りにした。

阪急阪神の料理偽装 二転三転する説明…広がった傷口

社長自ら6品目を再調査

出崎社長は「従業員にだます意図はなかったが、一番大切にしなければならないお客さまにはその理屈は通らない。単に誤ったというレベルを超えている」ときっぱり

3度頭下げ謝罪 阪急阪神ホテルズ社長「お客さま裏切った」

「阪急阪神」ブランドに傷…恐れる

出崎社長の辞任表明の背景にあるのは、阪急阪神グループの企業の経営に深刻な影響を及ぼしかねないとの危機感。トップ辞任によって問題の早期幕引きを図りたい思惑がみえる。

社長辞任で幕引き図る 阪急阪神ホテルズ、信頼回復は?

阪急阪神ホールディングスの組織

食の不祥事で揺れるホテルズのほか、鉄道や大手旅行、国際貨物の事業会社があり、百貨店を含めた阪急阪神東宝グループを構成している

阪急阪神ホテルズ誤表示 傷ついたブランド…グループに影響飛び火

返金殺到、想定額は約1億1千万円

阪急阪神ホテルズは、レシートを持参したり店の記録と照合し料理を食べたと確認できた場合は料金を返還するとしている。過去の事例では、実際に利用していない客が返還金を求めるトラブルが起きた例もあり、ホテル側は難しい確認作業を迫られている。

阪急阪神の食材偽装 「返金」殺到…想定額は1億円超、なりすまし客も

「オムライスを50回は食べた」。利用者の問い合わせが殺到している現場には疲労の色も漂う。

 

阪急阪神の料理偽装 「オムライス50回は食べた」苦情殺到

メニュー表示、穴だらけの「法規制」

 阪急阪神ホテルズ系列のレストランで相次いで発覚した食品偽装事件。ホテルは「誤表示」と主張するが、メニュー表記に厳格な法規制がないのが現状だ。

 

名門リッツ大阪まで…偽装の連鎖止まらず

高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」でも、メニューと異なる食材を使用。阪急阪神ホテルズに続き、利用者への裏切りが明らかになった。

リッツ大阪、パンやエビでも偽装…「車エビ」はブラックタイガー

「うちにも来るぞ」慌てる厨房

 同じグループの阪急阪神ホテルズ系列のレストランで、メニューと異なる食材が使われていた問題が報道されると、厨房の雰囲気は一気に慌ただしくなった。「箝口令が出るんじゃないか」。厨房周辺でこんな声も聞こえたという。

名門・リッツ大阪の“裏の顔”…慌てる厨房「うちにも来るぞ」

「またオレンジを搾らないといけないのか」

ザ・リッツ・カールトン大阪が虚偽表示を公表する直前、大量にオレンジを購入したり、表記を偽装したり、隠蔽工作とも受け取れる行動を取っていた。

消えた「フレッシュ」リッツ大阪、隠蔽してた?

阪急阪神ホテルズ 名門はなぜ暴走したか

 阪急阪神ホテルズのホテルやレストランで、メニュー表示と異なる食材が使われていた問題が、他の名門ホテルを含め波紋を広げている。企業倫理を踏み外したのは、食材の安定供給の困難さと、業界を取り巻く厳しい環境があるようだ。

阪急阪神の料理偽装 「筆滑った」…名門ホテルはなぜ暴走したのか

配膳責任者、虚偽表示を知っていた?

「フレッシュ」と「ストレートジュース」の違いを理解していなかった従業員もいるとみられるが、「少なくとも責任者まで混同していたということは考えられない」という。

配膳責任者“虚偽表示”知ってた? 「混同したとは考えられない」 阪急阪神ホテルズ

イメージダウン必至 アベノミクス効果も帳消し

「信用第一」のサービス業の模範的業界と位置付けられるホテルだけに、イメージダウンによる顧客離れなどの影響が懸念される。今のところ、偽装を理由にした宿泊予約のキャンセルなどは出ていないというが…。

阪急阪神ホテルズ誤表示 顧客離れでアベノミクス効果帳消しも

阪急阪神ホテルズ 誤表示の例

表示実際は…
レッドキャビア トビウオの卵
鮮魚 冷凍保存
霧島ポーク 別の産地の豚肉
九条ねぎ 一般的な青ネギや白ネギ
やわらかビーフソテー赤ワインソース 牛脂を注入した加工肉
有機野菜 一部に有機野菜ではないもの
小山農園の焼き野菜 一部小山農園以外の野菜
手作りチョコソース 既製品
手捏ね煮込みハンバーグ定食 既製品
■………過去の食品偽装問題………■

■「船場吉兆」産地偽装、使い回しなど

 老舗の高級料亭だった「船場吉兆」。2007年10月、販売していた菓子類の賞味期限偽装を皮切りに、客に提供した牛肉などの産地偽装が次々と明るみに出た。責任をパートになすりつけようとするなど記者会見のまずさもあって全店舗で営業休止に追い込まれる。民事再生法を適用して営業を再開したが、翌年には客が残したものを使い回していたことが発覚。ほどなくして廃業した。

【主張】船場吉兆廃業 「食」再考の機会にしたい


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