The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

衝撃波で勃起機能回復

2013-08-28 16:12:08 | 薬効
“オトコの悩み”根本治療へ!衝撃波で機能回復
“オトコの悩み”根本治療へ!衝撃波で機能回復
ED治療マシンとして注目を集める「ED1000」
Photo By スポニチ
 年齢を重ねるにつれ勃起機能も低下していく。日本の成人男性の4人に1人(日本臨床、02年)が抱えるED(勃起障害)を根本から治療するマシンとして注目を集めるのが「ED1000」。陰茎に低出力の衝撃波を陰茎に当てるだけで機能が回復するという。今月から「ED1000」を導入した「美容外科形成外科 川崎中央クリニック」(川崎市)の南部正樹院長(41)に噂のED治療法について聞いた。

 男性誌が高齢者をターゲットにした性特集を競うように掲載している。JR川崎駅東口から徒歩1分のところにある「川崎中央クリニック」にもEDに悩んでいる40代以上の男性が数多く受診。「若い頃の屹立した陰茎に戻りたい」。ED患者の要望を受け、同クリニックでは東日本で2番目となる「ED1000」による衝撃波治療を今夏から始めた。

 「ED1000」を導入する際、自分の陰茎にマシンを当てた南部院長は「血管が浮き上がって、張り感が2周り、3周りも。この部位に限っては若くなります。それは実感しました」と冷静ながらも力強い口調で話した。

 南部院長は「EDが昔に比べると増えてきている」と警鐘を鳴らす。EDの主な原因は何か。「若い人は緊張して屹立しない心的なものが多い。一方、最近は食生活の欧米化で動脈硬化症が急増中。陰茎の動脈は1~2ミリと細いので、動脈硬化の影響が最初に表れる」。陰茎血管が衰えると、若い頃のような勢いがなくなってしまうのだ。

 この血管の衰えによるEDに「ED1000」の衝撃波治療は効果を発揮する。すでに泌尿器科の領域では尿路結石破砕術として、また循環器科の領域では狭心症の治療で使われている。

 南部院長は「陰茎は海綿体でできている。血液を吸って膨らむスポンジのような感じ。衝撃波を陰茎に与えることによって、血管を再生する治療法です」と説明。

 その治療方法は1回につき20分、陰茎の5カ所に衝撃波をビビッと与える。これを3週間で6回行い、3週間休んで、再び3週間で6回。9週間で合計12回行えば治療終了。費用は同クリニックで35万8000円という(保険外治療)。

 さらに、バイアグラなどPDE5阻害剤のような使用時の“デメリット”も心配いらない。薬物の服用では陰茎に流れ込む血液量が増えEDの改善につながる。しかし、その効果は一時的なもので、あくまで対症療法。心臓病の薬を服用している人は併用できない。さらに、急に性交渉を催しても、食後に服用したら効果がにぶる制約がある。「ED1000は根本治療が期待できるので(性交渉の)頻度が多い夫婦には需要がありそうです」

 帝京大医学部泌尿器科の臨床治療のデータによると「ED1000」による衝撃波治療によってEDを克服した患者は75%に上るという。日本はますます高齢化社会に突入するが「ED1000」で“生涯現役”の人が増えるかもしれない。

降圧剤CCB、長期服用で乳がんリスクが倍以上に

2013-08-16 09:45:43 | 薬効
ある種の血圧降下剤を10年以上服用している閉経後の女性は、乳がんを発症するリスクが2倍になるという調査結果が5日、米医学誌「米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)」に発表された。

 この研究論文によると、降圧剤のカルシウムチャンネル拮抗薬(CCB)を服用している女性は、服用していない女性に比べて、乳がんリスクが2.4倍から2.6倍高くなるという。

 今回の調査結果は、観察的研究に基づくもので、リスク増加をもたらす原因には言及していないが、公衆衛生上大きな意味合いを持つ結果かもしれないと専門家らは指摘する。

 論文によるとCCBは、2009年に米国で一般的に使用された処方薬の第9位で、実際に調合された処方箋の数は9000万以上に上っている。CCBの種類には、アムロジピン(amlodipine)、ジルチアゼム(diltiazem)、フェロジピン(felodipine)、イスラジピン(isradipine)、ニカルジピン(nicardipine)、ニフェジピン(nifedipine)、ニソルジピン(nisoldipine)、ベラパミル(verapamil)などがある。

 CCBには、心臓や動脈の筋肉へのカルシウムの流入を阻害し、血管を拡張して心拍数を下げる効果がある。

「利尿剤、ベータ遮断薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)など、他の血圧降下剤には、乳がんリスク増加との関連性はない」と論文は述べている。

 今回の乳がんリスクの調査は、米北西部ワシントン(Washington)州の55~74歳の女性を対象に実施された。このうち、浸潤性乳管がんを発症した人が880人、浸潤性小葉乳がんを発症した人が1027人、がんを発症していない対照群として参加した人が856人だった。

 調査の結果、発症確率が乳管がんでは2.4倍、小葉乳がんでは2.6倍高くなることと、CCBを10年以上にわたって服用することに関連性が見つかった。

 米ボストン大学(Boston University)スローン疫学センター(Slone Epidemiology Center)の上級疫学者、パトリシア・クーガン(Patricia Coogan)氏は、本論文の解説記事で「今回の調査により、CCBの長期にわたる服用が乳がんリスクを増加させるという仮説を裏付ける確かな証拠が得られた。事実であれば、この仮説の臨床上および公衆衛生上の意義は極めて大きい」と述べている。「今回の調査で明らかになった2~3倍のリスク増加に対する確証が得られれば、CCBの長期服用は、乳がんの改善可能な重大リスク要因の1つとして位置付けられるだろう」

「睡眠不足で太る」脳のメカニズムを解明

2013-08-16 09:43:37 | 薬効
睡眠不足が脳活動の変化を引き起こし、結果として強い空腹感を感じて太る食べ物を食べたいと切実に思うようになる証拠を発見したという研究論文が6日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された。

 研究者らは、先進諸国での肥満の急増と睡眠時間の減少との間に相関関係があることを以前より指摘してきた。因果関係は存在すると考えられてきたものの、そのメカニズムはこれまで科学的に説明できなかった。

 米カリフォルニア大学(University of California)の研究チームは、MRI(磁気共鳴画像装置)を使って、睡眠不足の被験者の脳活動における変化を特定したという。

 被験者23人に対して、頭部のMRI検査を2回実施した。1回は夜間に十分な睡眠を取った後に、もう1回は夜間に十分な睡眠を取らなかった後に実施した。被験者には翌日、80種類の食品の写真の中から、食べたい品目と分量を選ばせ、その間に脳活動を測定した。

 研究チームは、睡眠不足の被験者の中で、大脳皮質の食欲と満腹感を評価する領域に脳活動の低下が見られることを発見した。またこれと同時に、渇望に関連する脳の領域に脳活動の上昇が見られた。

 論文の共著者の1人、カリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)のマシュー・ウォーカー(Matthew Walker)氏(心理学)は「さらに興味深い結果は、睡眠不足の被験者が高カロリー食品により強い食欲を感じた点だ」と指摘する。

 ウォーカー氏はAFPの取材に、「適切な判断と決断をつかさどる領域で脳活動が低下し、同時に報酬に関連する領域で脳活動が増大するというこれらの調査結果は、互いにぴったりと適合しており、睡眠不足と体重増加と肥満との間の関連を説明できるかもしれない」と電子メールで回答。「常に十分な量の睡眠を取ることは、体重管理を促進する重要な要素の1つになるかもしれないことを今回の調査結果は示している」と結論付けた。

陣痛促進剤を使用した妊婦は、自閉症を持つ子供を産むリスクが高くなる

2013-08-16 09:40:51 | 薬効
陣痛促進剤を使用した妊婦は、自閉症を持つ子供を産むリスクが高くなるかもしれないとの研究論文が今週、米国医師会(AMA)が発行する医学誌「JAMA小児科学(JAMA Pediatrics)」に発表された。

 今回の研究は、この問題に関するこの種の研究では最大規模のものだが、陣痛の誘発が発達障害の原因と断定するには至っていない。米国では子供の88人に1人が発達障害を発症している。

 今回の研究はむしろ、さらなる研究の必要性を指摘するものだと、論文の主執筆者で、ミシガン大学天然資源環境大学院(University of Michigan School of Natural Resources and Environment)院長のマリー・リン・ミランダ(Marie Lynn Miranda)氏は言う。

 同氏は「科学界は、米国の自閉症率の増加に対する環境的な寄与因子を長い間探してきた」と声明で述べている。「今回の研究は、特に男児における、自閉症と陣痛誘発・強化との関連性に関する予備的な証拠を提供する」

 研究では、米ノースカロライナ(North Carolina)州の8年間にわたる出生記録62万5000件を調査した。調査の結果、陣痛の誘発・強化の両方を行った場合は、陣痛を人為的に発生させない場合に比べて、男児で自閉症を発症するリスクが35%高くなることに関連していることがわかった。

 女児では、陣痛を誘発させたが強化は行わなかった場合に自閉症リスクの微増がみられた。

 妊婦が薬剤で陣痛を誘発させる理由はさまざまで、出産予定日が過ぎた場合や、感染症、高血圧、糖尿病などの症状がみられる場合などが挙げられる。

 陣痛の誘発に関連するリスクの増加は、高齢出産や妊娠34週前での出産など、自閉症の他の既知のリスク因子にみられるリスク増と類似していると研究者らは指摘する。

 自閉症支援団体「Autism Speaks」の公衆衛生研究部門の副部長、マイケル・ロザノフ(Michael Rosanoff)氏は「次の段階は、研究によって、この関連性の裏側にあると考えられるメカニズムをさらに理解することだ」と述べている。

「今回の研究は、陣痛の誘発または強化と自閉症との間の因果関係を実証するものではないこと、また、このどちらもが出産時の合併症を防ぐことがわかっていること、この2点を留意することが重要だ」と同氏は付け加えた。

朝食を抜く男性は、心臓まひなど死に至る心臓病にかかるリスクが高まる

2013-08-16 09:35:16 | 薬効
朝食を抜く男性は、心臓まひなど死に至る心臓病にかかるリスクが高まるとする論文が22日、米研究チームにより発表された。

 研究では、45~82歳の男性約2万7000人を対象に、1992~2008年までの健康状態を追跡調査した。

 その結果、朝食を食べない男性は食べる男性に比べ、心臓まひや死を招く冠動脈性心疾患にかかるリスクが27%増加することがわかった。朝食を食べない男性は若年層に多く、「喫煙者、フルタイム勤務、未婚、体を動かす機会が少ない、飲酒量が多い」などの傾向が強いという。

 米ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health、HSPH)の研究員で論文の主著者のリア・ケーヒル(Leah Cahill)氏は、「朝食を抜くと、肥満、高血圧、高コレステロール、糖尿病などの危険因子を1つないしそれ以上招くことになり、それが時を経て心臓まひを起こすことがある」と指摘。「朝食を抜かないで欲しい。朝食を食べることは、心臓まひのリスクを下げることにつながる」と助言した

陰陽五行論

2013-08-03 00:03:08 | 薬効
感情との対比として
肝が悪いと怒りっぽくなる
心臓が悪いと喜びすぎたり躁になる
脾(胃腸)の悪い人は考え過ぎて思い患いしやすい
肺の悪い人は憂いやすい
腎の悪い人は諸事に恐れおののく
と考えられ、

味との対比として
酸っぱいものが好きであれば肝を悪くする。(逆もありうる)
苦いものが好きであれば心を悪くする。(逆もありうる)
甘いものが好きであれば脾(胃)を悪くする。(逆もありうる)
辛いものが好きであれば肺を悪くする。(逆もありうる)
塩からいものが好きであれば腎を悪くする。(逆もありうる)

また身体器官との関係では
肝が悪いとでは筋(スジ)が傷む、肩などがこる。
心が悪いとでは脈が乱れる、動悸がする。
脾が悪いと脂肪が減る、もしくは増える。
肺が悪いと皮膚が弱り皮膚の毛も弱る。
腎が悪いと骨が弱る。

ということになります。これが全く科学的な根拠はないのだが、現代医学と関連深いところもあり、古代の理論と馬鹿にできないところがあります。非科学的であることも考慮したうえで利用すれば、間違いなくさまざまな状態に応用できることでしょう。

あらゆる砂糖は避けるべき

2013-08-02 23:53:54 | 薬効
あらゆる砂糖は避けるべきだ。砂糖の代わりになる甘味料、例えば、生の甘藷糖(サトウキビ糖)、グルコース、デキストロース(D型グルコース)、糖蜜(モラス)、キャラメル、果糖(フルクトース)、コーンシロップ、デート(ナツメヤシ)シロップ、米シロップ、小麦シロップなども避けるべきだ。砂糖を摂ると血糖が上昇する。そしてその血糖を元に下げるため、膵臓がインスリンという名前のホルモンを生成する。インスリンが生成され過ぎると病気になり、身体はインスリンへの抵抗力(インスリン耐性)を備えるようになる。

中年になって身体が疲弊して初めて、このバランス機能が阻害されていることに気付くことになる。そして、カンジタ、低血糖、血行不良、過度の口渇、過度の空腹感、多尿、便秘、鼓腸(ガスがたまる)、アレルギー、皮膚の問題、高血圧、心拍異常、悪玉コレステロール、肥満など、さまざまな糖尿病予備軍の症状が出現してくるだろう。それでも多くの人は、こうした症状と食べ物が関係あるとは思わず、医者に行って治療を受ける。だが、副作用で新たな問題が生じるか、症状を悪化させるだけになる。

糖の摂り過ぎはグルコースとインスリンの値を上げる。さらに悪いことに、インスリン耐性は、インスリンの効果を次第に弱くするという悪循環を生じさせる。あまり膵臓を酷使してインスリンを長く多く生成させると、最後には消耗して作動しなくなる。そうなると血液にインスリンを注入しなければならなくなる。これが「糖尿病」である。砂糖は、あなたが想像している以上に病気の原因になる。ウィルス、酵母菌(イースト)、癌細胞の大好物・エサが砂糖だ。

砂糖業界が「砂糖は筋肉に良い」という神話を宣伝しているのをよく見かける。これは半分真実の巧妙な表現だ。食品をエネルギーとして利用するには、身体が食べ物をグルコースに変換する必要がある。グルコースは、筋肉の発達には不可欠だ。だから「砂糖は良いですよ」と製糖会社は言っている。だが製糖会社は、体内で生成される「間接吸収の糖」(血流にゆっくりと放たれる)と、極めて有害な体外の「高速吸収の糖」(ダイレクトに血糖を上昇させる。実は、筋肉を攻撃する)の違いを区別していない。あくまでホールフード〔自然のまま丸ごと食べること〕を前提にして、体内で生成される糖に意味がある。砂糖の代用品を好む人たちの中には、生の甘藷糖や糖蜜(モラス)がミネラルを含んでいて健康に良いという通説が根強くある。完全に間違っているわけではないが、生の甘藷糖や糖蜜が血糖におよぼす悪影響は、好影響よりも遥かに大きい。そうした人たちも、彼らなりの砂糖中毒の犠牲者になっており、そのために、店で売っている食品のせっかくの良い効果が大部分打ち消されてしまっている。

西洋医学の医師による医療行為が原因となる「医原病」や医療システムによって、毎年80万人の米国市民が死亡

2013-08-02 23:51:05 | 薬効
米国の医学システムは米国民の死亡や負傷の原因の第一位である。少なくとも80万人弱は無駄に死んでいるわけだ。さて日本は・・・・・

医療(西洋医学)が原因で死亡する米国人は毎年78万3936人、心疾患が69万9697人、癌は55万3251人。30年以上の実績を持つニューヨークのNPO法人「アメリカ栄養研究所」の創立者であるゲーリー・ヌル博士による2004年の研究発表によると、「米国の医学システムは米国民の死亡や負傷の原因の第一位である」との事である。 西洋医学の医師による医療行為が原因となる「医原病」や医療システムによって、毎年78万3936人の米国市民が死亡しているという。

統計による医学処置による年間死亡者数とその内容の内訳は以下の通り:
①外来患者:19万9千人
②褥瘡:11万5千人
③栄養不良:10万8800人
④薬の副作用:10万6千人
⑤医療ミス:9万8千人
⑥感染:8万8千人
⑦不要な処置:3万7136人
⑧手術関連:3万2千人
◎合計:78万3936人

Gary Null, Ph.D.: www.lef.org ,2004.
Gary Null, Ph.D.: Death by Medicine.

暴力を引き起こす処方薬 トップ10

2013-08-02 23:43:07 | 薬効
"Top Ten Legal Drugs Linked to Violence"
『暴力を引き起こす処方薬 トップ10』

薬と暴力と言えば、まず最初に頭に浮かぶのはクラック、コカインといった違法薬物。しかし、例えばプロザックのような抗うつ薬は有名だが、ある種の処方薬にも暴力行為、さらには他殺行為すら引き起こすリスクを高めるものがある。米国薬物安全使用協会 (Institute for Safe Medication Practices(ISMP)) がPloS One 誌に発表したFDAの大規模有害事象症例報告データベースの情報に基づく新たな研究によると、他人への暴力行為を引き起こしたとする報告が31種の薬に集中していることが分かった。

10位 デスベンラファキシン (Pristiq プリスティーク) 抗うつ薬 
9位 ベンラファキシン (Effexor エフェクサー) 抗うつ薬
8位 フルボキサミン (Luvox ルボックス) 抗うつ薬
7位 トリアゾラム (Halcion ハルシオン) ベンゾジアゼピン系
6位 アトモキセチン (Strattera ストラテラ) ADHD 治療薬
5位 メフロキン (Lariam ラリアム) マラリア薬
4位 アンフェタミン (Various) ADHD 治療薬

ワースト・スリー

3位 パロキセチン (Paxil パキシル) 抗うつ薬 
2位 フルオキセチン (Prozac プロザック) 抗うつ薬
1位 バレニクリン (Chantix チャンピックス) 禁煙補助薬)

この研究を行ったムーアらの結論は、

「これらのデータは、他者への暴力行為が比較的小さい薬物群に関連して生じる正真正銘の重大な薬物有害事象であることを示す新たなエビデンスを提供するものである。ドーパミンの有用性を増加させるバレニクリン及びセロトニン再取り込み阻害薬が最も強力かつ一貫して関与する薬物類であった。」

ダウン症iPS、修正成功=余分な染色体の働き止める―将来は治療応用も・米大学

2013-07-18 14:56:53 | 薬効
 ダウン症候群の患者の細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、特殊な遺伝子を使って通常より1本多い染色体の働きをほぼ止めることに、米マサチューセッツ大医学部のジャンヌ・ローレンス教授らが成功した。17日付の英科学誌ネイチャー電子版に論文を発表した。
 この遺伝子は女性に2本あるX性染色体のうち、片方の働きを止めている「XIST」遺伝子。
 ダウン症は21番染色体が通常の2本でなく、3本あることが原因で起きる。知的発達の遅れや心臓疾患などの症状や程度はさまざまで、21番染色体にあるどの遺伝子の働きが多いことが原因なのか、詳しい仕組みの解明が進んでいない。
 しかし、この技術を応用すれば、同じ患者の細胞で21番染色体の働きを制御して影響を調べられるため、症状と原因遺伝子の関係の解明が進むと期待される。
 これまで一つの遺伝子の異常が原因で起きる病気には、遺伝子治療が試みられてきた。ローレンス教授は「長期的にはダウン症患者の『染色体治療』ができる可能性がある」と説明している。同教授らは今後、ダウン症のモデルマウスを使って、染色体治療ができるか取り組む方針。

貧困層が海外薬品メーカーの「実験用マウス」に、過去7年で2644人が死亡―インド

2013-07-18 06:51:05 | 薬効
貧困層が海外薬品メーカーの「実験用マウス」に、過去7年で2644人が死亡―インド
台湾の中広網は15日、インドで多くの貧困層が海外薬品メーカーの安価な「実験用マウス」となっていると報じた。環球時報が伝えた。

【その他の写真】

インド政府が2005年に新薬開発の実験に対する規制を緩和してから、インド全土で約57万人が新薬の臨床試験に参加している。その多くは貧困層。わずかな報酬を得るために自ら進んで参加している人もいれば、知らない間に「人体実験」の道具にされている人もいる。

海外薬品メーカーはインド人を「実験用マウス」にすることにより、約60%もコストを削減することができる。欧米諸国と比べて規制が緩いため、インドで臨床試験を行う海外メーカーは急増。2011年の臨床研究市場は前年比12.1%増、関連する収益は4億8500万ドル。3年以内に10億ドル規模にまで拡大するとみられている。

統計によると、これにより過去7年で少なくとも2644人が死亡した。世論の強い圧力を受けたインド政府は関連する法律の修正に着手したが、修正案がいつ発表されるのか、いまだに何の音沙汰もない。

飲みかけのペットボトル、製氷機にも潜む菌たち

2013-07-17 14:32:14 | 薬効
 湿気の多い季節になると、気になるのがカビやダニ。冷蔵庫などの低温下ではダニの活動も鈍くなるというが、何でも冷蔵庫や冷凍庫に放り込んでおけばいいのかというと、そうではない。

 東京都内に住む会社員のAさんは最近、こんな怖い光景を見た。自動製氷機でつくった氷に黒い粒々が入っていたのだ。

「水はカビないと思い込んでいたのでショックでした……」(Aさん)

 食品衛生が専門の小西良子・麻布大学教授は「冷蔵庫、冷凍庫の過信こそ危ない」と指摘する。例えば、冷蔵庫に入れたままの飲みかけのペットボトル。直接、口をつけて飲んで放置したペットボトルからはカビや大腸菌が検出されているという。

「適温であれば、大腸菌は20分で2倍に増えるという報告もあります。『日本茶に含まれるカテキンには殺菌作用があるから腐らない』なんて思い込んでいる人もいますが、そんなことはない。グラスに移し替えるか、口をつけた場合は、すぐに飲みきって下さい」(小西さん)

 長時間放置して菌が繁殖したペットボトル飲料を飲んで、気持ちが悪くなった、という健康被害も出ているという。

 食中毒予防の3原則は(1)(原因となる菌やウイルスを)つけない(2)増やさない(3)やっつける。菌を増やさない工夫はできそうだが、家庭内に持ち込まれた食品がすでに汚染されている場合はどうしたらいいのだろうか。

 昨年3月、真空パックに入った「あずきばっとう」という、ぜんざいに似た岩手の伝統食品を食べた男女がボツリヌス菌による食中毒を発症するという事例が起きた。製造段階で混入していたボツリヌス菌が増殖した結果だった。冷蔵保存という表示があったのだが、見た目が常温保存可能なレトルト食品に似ていたために常温で放置されていたという。

「ボツリヌス菌は真空パックのような酸素がほとんどない環境下で増殖し、毒素をつくります。重篤なケースになると、呼吸困難などで死に至ることもある。パックは発生したガスでパンパンになっていたそうですが、『真空パックは安全』と思い込んでしまった。賞味期限内でも、開封していなくても、変だなと思ったら、食べるのはやめたほうがいい」

熱中症対策に「常温ドリンク」が適している理由

2013-07-17 14:25:36 | 薬効
 梅雨明けから猛暑が続き、熱中症への注意が必要だ。熱中症対策には水分を十分に補給することがまず大事だが、「高齢者や病気を持っている人は、冷たい飲料を飲むのは逆効果になる場合がある」という。むしろ、「常温飲料がおすすめ」と話すのは日本薬科大学学長で百済(ひゃくさい)診療所院長の丁宗鐵(ていむねてつ)氏だ。

「熱中症になった人に話を聞くと、『水分をとっていた』という人が結構います。ただ、お年寄りや体の弱い人は、氷水のような冷たいものだと量を飲めないので、十分な水分補給になっていなかったのです」

 消化器官は約37度を下回るとうまく機能しないといわれる。冷えた水などを飲んで胃が冷えると、温度を戻そうと体内の血液や水分が急速に胃の周辺に集まる。もともと猛暑で体は脱水症状ぎみ。それなのに水分や血液が一部の器官に集中することで、さらに脱水症状が進むという。そのうえ脳や心臓、腎臓などで血液が足りなくなるので、高齢者や、動脈硬化などの基礎疾患がある人の場合だと、最悪、死につながることもあるというのだ。

「水分を吸収すること自体、体に負荷を与えます。若くて元気な人は冷たいものを飲んでもかまいませんが、高齢者などにとっては15~20度、ちょうど井戸水くらいが適正な温度です」(丁氏)

 外は連日の猛暑だが、一歩屋内に入るとエアコンが利いている。そして、外に出て冷たい飲み物を飲む。こうして暑さと冷えを繰り返すことによって、自律神経が変調をきたし、夏バテにもつながると丁氏は指摘するのだ。「冷房は仕方がありませんが、体の中は冷やさないことが重要なのです」(同)。

 コンビニ業界でも、「飲料は冷えているもの」という常識を覆して常温飲料を販売したところ、静かなヒット商品になっているという。山崎製パンが運営するデイリーヤマザキは7月1日、全国約1600店舗のうち約600店舗で常温のお茶と水を販売するコーナーを設けた。

「ある大手飲料メーカーのアンケートによると、『常温飲料を買いたい』という消費者が4割以上いました。3月から4店舗で実験的に販売したところ、常温の飲料に需要があることがわかりました」

アルツハイマー病の抗がん剤治療に「待った」、検証報告

2013-07-17 10:55:21 | 薬効
【5月27日 AFP】抗がん剤の投与でアルツハイマー病の好転がマウス実験で見られたとする2012年発表の論文について、研究4チームは24日の米科学誌サイエンス(Science)で、個別の実験を通じて同様の結果を得ることができなかったことを報告した。

 米フロリダ大学(University of Florida)のデービッド・ボルチェルト(David Borchelt)教授(神経科学)は、研究を更に進めるために再現を試みたができなかったとした上で、「事実の公表は重要」としながら、「患者を考慮し、何らかの注意を呼び掛けるべきだろう」と続けた。

 2012年2月に米ケース・ウェスタン・リザーブ大学(Case Western Reserve University)のゲーリー・ランドレス(Gary Landreth)教授(神経科学)らがサイエンス誌に発表した論文によると、ベキサロテン(Bexarotene)として知られる抗がん剤を用いたマウス実験では、アルツハイマー病の顕著な特徴の1つである、タンパク質が凝集したアミロイド斑(プラーク)が数時間のうちに脳内で減少し始め、マウスの認知力が急速に回復したという。ベキサロテンには、アミロイド斑の分解・除去を助けるアポリポタンパクE(ApoE)の生成を促進する効果があると見られていた。

 ただ、いかなる研究でも結果を再現できることは重要であり、この2012年の研究をめぐっては、国際研究4チームが、個別の論文で同様の結果を再現できなかったことを報告した。検証結果を発表したのは、ベルギーのフランダースバイオテクノロジー研究機関(VIB)疾病生物学のバルト・デストルーパー(Bart De Strooper)氏や、米シカゴ大学(Center for Molecular Neurobiology at the University of Chicago)分子神経生物学のショングラム・シソディア(Sangram Sisodia)氏ら。

 科学者らによると、マウス実験では、3グループにベキサロテンを投与したが、いずれもアミロイド斑(プラーク)レベルに変化は見られなかったという。

 また、別の研究チームが発表した論文の共著者、米ピッツバーグ公衆衛生大学院(University of Pittsburgh Graduate School of Public Health)のイリヤ・レフテロフ(Iliya Lefterov)准教授は、マウス実験を行ったところ、認知力の向上は見られたが、最初の論文で報告されたような「メカニズム」による効果は確認できなかったと説明した。

 科学者らは、今回の報告が、ベキサロテンを承認適応症以外のアルツハイマー病の治療薬として処方しないようにするための医師への警鐘となるはずだとした。

 タルグレチン(Targretin)という商標名でも知られるベキサロテンは、治療抵抗性のある皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)として知られる皮膚ガンの治療薬として、1999年に米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)に認可されている。(c)AFP

米高校生男子の2割がADHDと診断、薬剤誤用・乱用の懸念も 報告

2013-07-17 08:37:28 | 薬効
【4月3日 AFP】米国の10代少年のほぼ5人に1人が注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されており、この10年で劇的な増加を示していると、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が1日報じた。

 従来の試算では、ADHDと診断される子どもは全体の3%から7%と見られていた。ADHDには、アデラル(Adderal)やリタリン(Ritalin)などの強力な向精神薬が処方される場合が多い。

 ニューヨーク・タイムズは、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)が2011年から2012年の間に保護者7万6000人を対象に実施した電話調査で得られた生データを集計・分析した。

 同紙によると、米国の学齢期の少年の15%がADHDとの診断を受けているという。一方、学齢期の少女の場合は7%だった。14歳から17歳に限ると、この割合はさらに高くなり、少年は全体の19%、少女は全体の10%にも及ぶという。

 同紙によると、4歳から17歳の子ども推計640万人がADHDと診断されており、2007年以降で16%、過去10年間で53%の増加を示しているという。

■懸念される薬剤の乱用・誤用

 専門家によると、これは予想外の数字であり、ADHD治療に使用される薬剤の乱用の可能性とともに、薬剤の誤用で精神病、不安症、依存症などが発症する恐れが懸念されるという。

「バランスを確保することが重要だ」と、CDCのトーマス・フリーデン(Thomas Frieden)所長は言う。「適切なADHD治療薬剤を適切な患者に投与すれば、結果は大きく違ってくる。だが残念なことに、薬剤の誤用が憂慮すべきペースで増加しているように思われる」

 ADHD研究の第一人者、フロリダ国際大学(Florida International University)精神医学科のジェームズ・スワンソン(James Swanson)教授は、「高校生男子の5人に1人がADHDなどというのは、あり得ないこと」と今回の調査結果に懸念を示している。「本当はADHDではない子どもたちを向精神薬で治療し始めると、そのうちのある一定の割合の子どもは結局、薬物の乱用・依存に行き着くことになる。これは分かりきった話だ」と指摘した。

 また同紙によると、ADHD治療に用いられる向精神薬の売上高が、ここ数年で2倍以上に増加しているという。2007年の売上高は40億ドル(約3700億円)だったが、2012年には90億ドル(約8400億円)に達したという。