The Society of Hormesis ホルミシス学会

STRUCTURED MICRONUTRIENT, US PAT/TH FDA (Med), JP FDA(Food)

大麦ごはん

2015-09-07 17:45:50 | 食品

「今、大麦の健康効果が再注目されています。ダイエット効果は抜群で、女性にとってはメリットばかり。今年4月、消費者庁による食品の新たな『機能性表示制度』が施行される予定なので、大麦も『血糖値を抑える』などの表示が可能となるはず。大麦は、今年ブレークする食材のひとつになるでしょう」

 

そう語るのは、管理栄養士の平野實希さん。最近では食品メーカーも大麦に注目し、大麦を使った製品をたくさん売り始めている。そんな大麦の健康効果は……?

 

「大麦に含まれる『ベータグルカン』という水溶性食物繊維は血糖値の上昇を抑え、脂肪を蓄積しにくくしてくれます。内臓脂肪が減りますので、おなかまわりがスッキリするんですよ。大麦を食べ始めて2〜3日で効果を実感すると思います」(平野さん・以下同)

 

大麦は食物繊維がほかの食品に比べてダントツに多く、精白米の約20倍、玄米の約6倍、ごぼうの約3倍にもなる。

 

「ベータグルカンは、大腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。便秘を解消し、老廃物の腸内滞在時間を短くするので、大腸の表面細胞も正常化。大腸がんの予防にもなりますね」

 

大麦には、押し麦や丸麦、米粒麦などがある。その種類は実に3千以上で、「大麦」はこれらの総称だ。

 

「どの大麦も栄養素的にはあまり変わりませんが、もち麦という大麦はベータグルカンがほかの大麦に比べて約2倍の量。食物繊維が多いので、ダイエット向きとも言えます。ポリフェノールも豊富に含まれているので、抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果的です」

 

お正月で太ったまま戻らない体形に悩んでいた記者(32)も、さっそく3日間の大麦食にチャレンジ!3割の大麦ごはんを3合分炊いておにぎりを6個作り、冷凍保存。朝食に大麦おにぎりを2個、3日間食べ続けた。

 

初日はまず、午後になっても空腹を感じないことにビックリ。おかげで間食もせず、夕食も食べずに就寝。そして2日目の午後には、便通のビッグウエーブが到来し、オナラが頻発。3日目も快便&オナラ連発で終了し、4日目の朝にウエストを測ってみると、開始前に69センチだったウエストが65センチに!まさかの4センチ減!!

 

「(大麦の)唯一のデメリットは、腸内環境が整っていく過程でオナラが出やすくなることです。でも、オナラが出るのは腸が活発に動いている証拠なので、体にとってはいいこと。遠慮せずにしましょう(笑)」

http://jisin.jp/serial/%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88/diet/11479


低炭水化物ダイエット

2015-09-07 17:43:32 | 健康

最近のダイエットの定番といえば「低炭水化物ダイエット」。これは「糖質制限ダイエット」ともいわれ、なるべく炭水化物をとらない食事療法だが、この方法が「低脂肪食」より、ダイエットと心臓や血管の疾患リスクを減らす効果がある、という調査結果が出た。順天堂大学医学部の小林弘幸教授は言う。

「アメリカのテュレーン大学健康科学センターでは、22~75歳の男女148人に『低炭水化物食』と『低脂肪食』のいずれかを12カ月間、食べ続けてもらう調査を実施。その結果、体重、体脂肪量、中性脂肪値が『低脂肪食』よりも『低炭水化物食』を食べ続けた人のほうが低下したというのです。血管をキレイにして動脈硬化を防ぐ『HDLコレステロール』の値が上昇。心筋梗塞のリスクを上げる『CRP値』の低下が認められました」

 さらに、多くの人がすでに実践している「食べる順番ダイエット」にも新たな展開が。これはその名のとおり、最初に野菜を食べて、次に肉や魚などのタンパク質、最後にご飯やパン、パスタなどのタンパク質の順番で食べるダイエット法だ。

「実は『食べる順番ダイエット』は、糖尿病の患者さんの食後の急激な血糖値の上昇を防ぐために、日本の研究グループが’10年に発表した食事療法の副産物なのです。最初に野菜を食べると消化管ホルモンの『インクレチン』が出てきます。この物質が『インスリン』の分泌を誘導し、炭水化物をとることによる、血糖値の急激な上昇を抑えます。アメリカ・ワイルコーネル医科大学のチームはこれに注目し、糖尿病患者に実施。『薬物治療の効果に匹敵する』と太鼓判を押していました。今後、世界中に広がっていくかもしれません」

 このような流れだと、炭水化物は「悪い」ものと思われるかもしれないが、小林先生はこう言う。

「炭水化物はエネルギーの源です。適度に摂取しなければ血流も悪化。体のすみずみまで酸素が届けられず、老化も加速します。やはりダイエットの近道は、炭水化物を適量とって、1日のカロリーを一定量に保ちながら適度な運動をすることなのです」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150904-00010007-jisin-soci