hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

『ブレイキング・ニュース』:中国映画の全貌2007にて(2007.07.28)

2007-08-04 21:22:10 | 香港・中国映画のレビュー


『ブレイキング・ニュース』

(2004香港・中国制作、2005.12.03日本公開)

ブレイキング・ニュース

タキコーポレーション

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ブレイキング・ニュース - goo 映画

やっぱり、ジョニー・トー監督の映画は、最高に面白い!!
香港警察と強盗団とのリアルなアクション。
なんと、冒頭のアクションシーンは、「7分間、1カットの長回し」なんだそうです。
ラストのクライマックスも、1カットの長回し。
張り詰めた緊張感と、スピーディなアクションは、90分間炸裂しっぱなし。
そして、アクション以上に、ストーリーがおもしろい。
警察イメージUPのため、その攻防をマスコミに生中継するという、奇想天外なストーリー。
さすが、香港映画好きな方たちがジョニー・トー先生と呼んでしまう名監督です。


ある朝、香港の市街地で、銀行強盗団と警察の銃撃戦が発生。
警察は犯人を取り逃がし、現場に居合わせたマスコミによって、醜態をさらしてしまう。
威信回復のため、新任女性指揮官が発案した大胆なメディア作戦を展開することに。
機動部隊に小型カメラを装備し、「犯人逮捕の瞬間という最高のショー」をTV中継するというもの。

指揮を執る冷徹なエリート女性幹部レベッカケリー・チャン) VS 
たたき上げの現場警部チョンニック・チョン) VS
最高に頭の切れる強盗団のリーダー、ユアンリッチー・レン

三者の攻防が、メディアに映し出されていく。
そして、カメラに写されない死闘が繰り広げられていくのです。


香港の監督といえば、ミーハーな私は、『インファナル・アフェア』アンドリュー・ラウ監督くらいしか存じ上げませんでした。
しかし、香港のNO.1監督は、実は、このジョニー・トー監督と言えるのかもしれません。
アクションの巧妙さも、リアル感も、飽きさせないストーリー展開も、どれもおもしろいんですよ。

作品が作りやすいということで、スター俳優よりも、常連俳優でのキャスティングが多いそうです。
そのせいで、日本では、アンドリュー・ラウ監督ほどメジャーじゃないのでしょうか。

『ブレイキング・ニュース』は、香港の街を自由自在に駆け抜けていく痛快アクションでした。
警察VS強盗団、エリート幹部VS現場の刑事といった抗争もおもしろいし。
でも、ファンの方たちによると、ジョニー・トー先生の作品の中では、上位ランクではないそうです。
『ザ・ミッション/非情の掟』というのが、名作らしいです。
恐るべし、ジョニー・トー先生・・・。
香港アクションがお好きな方には、ぜひ、オススメの監督です。


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3 コメント

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ニュース速報な映画 (rabiovsky)
2007-08-05 16:31:39
映画館でご覧になったのですか?
hoppenさんもジョニトー病にかかってしまいましたね(笑)
90分間緊張と緩和をうまく使っているように思えますね。
銃撃戦があれば、料理のシーンがあったりと。
三者の攻防がどこかで重なり合った時の面白さはありますね。
でも『ザ・ミッション/非情の掟』などに比べると詰め込みすぎ
かなと思うところもあります。
ジョニトー先生はラブコメもたくさん作っているのでそちらへんも
ご覧になったら面白いと思いますよ!

香港の監督さんって正直あまり知らないのですが世界的に有名なのは
ジョニ・トーとジョン・ウーでしょうね。アンドリュー・ラウはあまり
知られていないと思います。一番稼いでいるとは思いますが(笑)
返信する
Unknown (リーチェン)
2007-08-06 15:38:25
私は常連俳優さんを使う監督さんって結構好きですね。息が合うのでいい映画が作れそうな気がして(笑)
スピード感があったし、キッチンのシーンがやっぱり好きです♪
返信する
Unknown (hoppen)
2007-08-07 00:44:28
TB&コメントありがとうございます。

>rabiovskyさん
ジョニトー病の初期症状です^^
『ブレイキング・ニュース』は、『エレクション』よりも、一般受けする気がしました。
見たあと、すっきり!って感じがあって。
でも、『エレクション』のように、香港魂を突きつけられる映画のほうが、正統派ジョニトーなのかしら。
あの人間臭さも、好きです~。
『ザ・ミッション/非情の掟』、ぜひ、見たいです。
ラブコメは、『ターンレフト・ターンライト』を見ましたが、これも突き抜けてましたよね。
他のラブコメにも、挑戦してみたいです。

>リーチェンさん
ジョニトー先生のアクションは、知り尽くしている俳優さんでないと、あんなに痛快に撮れないかもしれませんね。
ジョニトー先生は、歌手もやってる俳優さんは、自分自身のイメージを捨てにくいので、やりにくいそうです。
でも、アンディ・ラウだけは、イメージをかなぐり捨てて役に挑める俳優だと言っていたらしい。
『マッスルモンク』の着ぐるみも、堪能してみたいです。
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