hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

『レッドクリフpartⅡ』:ジョン・ウー監督舞台挨拶&劇場鑑賞(2009.04.10)

2009-04-15 15:57:45 | 香港・中国映画のレビュー


『レッドクリフPartⅡ~未来への最終決戦~』

日本公式サイト

大ヒットを飛ばしたレッドクリフpartⅠに続き、
レッドクリフpartⅡ~未来への最終決戦~が、4月10日(金)に公開されました。

いやぁ、面白かった!

目を奪ったのは、トニーでも金城君でもなく、エキストラの人々。
CGではなく、生のエキストラの迫力はすごい。
戦いで死んでいく、大勢の名もない人々を目の当たりにし、
時代劇にもかかわらず、戦いの虚しさを感じました。

初日舞台挨拶には、ジョン・ウー監督が、赤壁キューピーと共に登場。
10日間に及ぶ、日本縦断プロモ、ご苦労様でした!


レッドクリフpartⅠは、韓国旅行へいったときにちょうど公開していたので、
韓国で見ました。
字幕が韓国語だから話はわからないし、
テレビゲームのような陣営合戦が続いていて退屈だったからか、爆睡!
トニーと金城君が、高みの見物で、
駒のように兵士を使っているような印象しかなかったのです。
しかも、トイレに行っているうちに「To Be Continue・・・」となって終わってしまい、
日本で公開したときには、再見する気になれませんでした。

でも、大阪道頓堀川でのリバー・カーペット・イベントや、
「王様のブランチ」での、
ジョン・ウー監督トニー・レオンリン・チーリンのインタビューを見て、
『PartⅡ』に興味が湧き・・・・。

Variety Japanより
トニーが金城が道頓堀川でアピール
『レッドクリフPartⅡ』PRにファン5000人

(2009.04.02付け)
“矢船”で大阪のファンを騒然とさせた(左から)リン・チーリン、トニー・レオン、ジョン・ウー監督、金城武、チャン・チェン

ジョン・ウー監督の舞台挨拶のチケットを譲ってもらえることになり、
見てまいりました。

**** ジョン・ウー監督の舞台挨拶 ****
Variety Japanより
『レッドクリフ PartⅡ』前作の50億超え確実の出足
目標は大台100億、ジョン・ウー監督もヒット確信

(2009.04.11付け)
**** トップ画像はこちらの記事より ****

密かに、金城君中村獅童も来るかも、と期待しましたが、
来たのは、トップ画像にも写っている、動きの悪いキューピー2対。
ま、かわいかったし、ジョン・ウー監督はいい人だったし、良しとしよう!

ジョン・ウー監督は、スーツの似合うジェントルマン。
ポケットに左手を入れるのが癖のようでした。

使いたい日本の俳優として一番に挙げたのは、高倉健小林旭
単騎、千里を走るチャン・イーモウ監督が、
憧れの高倉健と映画を撮れたことを非常に喜んでいましたが、
ジョン・ウー監督チャン・イーモウ監督たちの青春時代、
中国では、日本の任侠映画が何本も上映され、みんなの憧れの的だったそうです。

ジョン・ウー監督は、そんな若い頃の憧れのスターと共に、
本木雅弘の名前も挙げました。
おくりびとに深く感動したそうで、滝田洋二郎監督を大絶賛!

日本人の私が、まだ見ていませんが、
ジョン・ウー監督の大絶賛を聞いて見たくなりました。
(実は、映画陰陽師は大好きで、意外に滝田洋二郎監督ファンな私。)

巨匠でありながら、大の映画好きな一面を見れて、ジョン・ウー監督は好印象です。

プロモの中で印象的だった人は?と聞かれると、
福岡で、鹿児島から3時間かけて来てくれた小学生の取材、とのこと。
今度、鹿児島で映画を撮影してください、と言われたそうです。
ぜひ、実現させたいと意気込みを語っていました。
なんだか、楽しみ!

ジョン・ウー監督、ホント、いい人です。


**** 映画レビュー ****
さて、映画が始まり、最初はワケがわからず。
だって、『PartⅠ』は爆睡でしたから。

しかし、登場人物が、しっかりキャラ付けされているので、すぐに理解できました。
速い展開が返って心地よくて、ぐいぐい引き込まれます。
今回の最大の妙策、10万本の矢のシーンは、拍手喝さいしたくなるほど見事!

最後の決戦が始まると、もう、休んでいる暇はない!
エキストラたちは、とめどなく、火達磨になり、盾となって弓矢に射られ、
死んでいく兵士を熱演。

私、時代劇の一般の兵士たちって、何のために戦うのかよくわからなかったんです。
日本の武士道だったら、忠義とかの大義名分があるんだろうけど、
こういう中国の時代劇なんかだと、
農民が駆り出されて兵士になってるわけですよね。
ゲームの駒のように、盾になって押し出され、ただただ死んでいくだけ。
それがわかっているのに、どうして戦えるんだろう?と。

でも、この映画の中で、とある兵士がこう言うのです。
「俺は戦う。村が税を免れ、皆が飯を食えるから。」

歴史の教科書に登場するのは、トニーが演じた周喩や、金城君が演じた孔明や、
有名な将軍たちだけです。
戦いで死んでいくエキストラ兵士たちは、何の脚光も浴びません。
でも、この映画では、そんなエキストラ兵士が何のために戦ったのか、
どうやって死んでいったのかがよくわかりました。
封建時代、厳しい現実の中で生きていた一般の人々の姿が、
垣間見えたように感じました。

ラストシーン、私的には「トニーったら、年甲斐もなく・・」と、
突っ込んでしまいましたが、
そこは、香港的なご愛嬌。

アジアのパワー、美貌、歴史、すべてをたっぷり味わえます。
ぜひとも、巨大なスクリーンでお楽しみくださいませ!


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9 コメント

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大きなキューピーだね (わんわん)
2009-04-15 21:21:48
これが、あの噂のキューピーなのね^^;
確かに動きが悪そうです。
レッドクリフ、私、part1も寝なかったぞ~。
part2は、本格的戦闘シーンで面白かったです。
実は、三国志をよく知らないので、この映画で少しわかった気がします。
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おひさです (rabiovsky)
2009-04-15 23:46:31
こんばんわ!お久しぶりですね。
『レッドクリフpartⅠ』を韓国で見るとはある意味勇気ありますね~。
そりゃ爆睡しますよ(笑)

だけど今回はジョン・ウー監督の舞台挨拶!いいな~(笑)
それにしても動きの悪いキューピー2対とはジョン・ウーの扱いって・・・。
と思ってしまいます(笑)

小林旭は前から言ってましたよ。本人にも会ってましたし。
昔は香港とか台湾とか東南アジアなんかで日活アクション映画が
普通に公開されていたみたいですよ。こう考えると日本映画が私たちが
知らない所でいろんな人が見ていて その中の数人が映画を撮ってしまって
それが日本でヒットするというのはなんか感慨深いものが日本人として
ありますね。鹿児島での小学生の取材とは感動的ですな。

>「俺は戦う。村が税を免れ、皆が飯を食えるから。」
時代の違いもあるから一概に言えませんが この一言で有名な将軍を超えた
背景を説明してしまうというのはスゴイのかもしれませんね。

それにしてもエキストラやスタントマンにはキツイ現場だったでしょうね。
日本でもこのような東アジアを巻き込んだ大きな映画が製作されれば
面白いとは思いますが ちょっと無理かもしれません。
中国のコンテンツの凄さも感じつつ な映画でした。
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>わんわんさん (hoppen)
2009-04-16 22:31:36
いやぁ、私も、三国志ってわかんないのよ…。
実は『ウォーロード』も三国志みたいなもんだと思ってた。
三国志ファンの皆さん、すみません。
でも、part2は、三国志を知らなくても楽しめたよね!
史実とかけ離れてるという話もありますが、それが香港らしくてよかったのかも?
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>rabiovskyさん (hoppen)
2009-04-16 23:00:15
TB&コメント、ありがとうございます。
韓国は、日本よりも早く公開していて、しかも4000ウォンで見れるからお得だわ~と思い、挑戦してみたんです。
見事、撃沈(爆睡)しましたが。(~_~;)

実際に見たジョン・ウー監督は穏やかで、あの過酷なシーンを強要した人物には見えませんでした。
金城君も、
監督は現場でもニコニコしている方なんだけど、
「大丈夫、大丈夫」と言いながら、ハードな撮影をさせるって言ってましたね。
笑顔の裏側には、世界的なプロジェクトを見事に集結させた手腕があるわけですね。

三国志だから、難しくて理屈っぽい映画かと思っていたんですが、香港らしい突っ込みどころもあり、楽しめる映画でした。
『PartⅠ』、再見すべきかな?

そう言えば、尚香(ヴィッキー・チャオ)って、菅野美穂に似てません? 
混乱してしまった。

あと、おっしゃるように、曹操(チャン・ファンイー)の存在感は凄かったですね~。
美人に弱いところが、なんだか憎めなくて。
角度によっては、北野まことに似てる気がしましたが、いかがでしょうか?

また、韓国映画のレビューも書いてくださいね!
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観て来ました! (JJJ)
2009-04-23 01:13:04
こんばんは。
ご無沙汰でごめんなさい・・・って個人的な
挨拶しちゃった・・・
その節は、嬉しい物をありがとうm(__)m。

さて「レッド クリフ」Ⅰもしっかり
映画館で観たし、Ⅱは今日、やっと観て来ました。。。

私も「三国志」はわからなかったけど、Ⅰの方
で、わかりやすい説明があったわよね。

菅野美穂だの北野まことだのって・・・
でも確かに似ていたわ(-_-;)。

リン・チーリン・・・まあ、美しい~!。
お茶を淹れるシーンの手の動きの優雅な事!

それと天候を読む金城君・・いや「孔明」が
良かったな・・・瞑想している感じの所。

興味深かったのは、中村獅童がしっかり中国人を演じている所。
日本の伝統芸能である歌舞伎役者なのに、
スゴイな、と見直しちゃったわ。

こういう大作には、沢山の国の人が
どんどん出て欲しいですわ。

監督・・・大企業の経営者って感じの紳士ネ。
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>JJJちゃん (hoppen)
2009-04-24 17:06:23
その節のもの、いよいよ、スクリーンで見れますね。
8月が楽しみ!

「レッドクリフ」、両方(ちゃんと)見た人は、Ⅰのほうが面白いと言う人が多いみたいです。
やっぱ、爆睡しちゃ、いかんわね…。

リン・チーリン、ほとんどノーメイクなんだって!
確かに、あの先頭の中で、ファンデーションをべた塗りで現れたら、変だもんね。
それなのに、美しかったよね!
そりゃ、曹操おじさま、一緒にお茶したくなるわね。
かわいそうに・・・。

中村獅童は、確かに国境を超えた存在感でした。
それって、すごいことだよね~。
アジアのコラボは、わくわくします♪

そう言えば、ジョン・ウーの映画にヘギョちゃんが出るって言ってたけど、お流れになったらしいです。
あらら~。

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>JJJちゃんへ追伸 (hoppen)
2009-04-24 17:12:57
あ、でも。
今調べたら、『1949』と言う映画、ジョン・ウー監督が降りたから、ヘギョちゃんも出演を止めることになり、
んで、ジョン・ウー監督の次回作に、ヘギョちゃんはオファーされているそうです。
撮影は鹿児島だったりして?

M-netより
http://www.mnetjapan.com/news/325.html
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再び・・・です。 (JJJ)
2009-04-25 23:04:00
こんばんは。

お知らせありがとう・・・

先日、DVDを借りに言って、ヘギョちゃんの
「ファン ジニ」を借りようと思ったのだけど、
借りたのは、スエちゃんの
「ウェディング キャンペーン」でした。
良かったですよ。

「夏物語」以来、スエちゃんが気になっています。


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Unknown (>JJJちゃん)
2009-04-26 18:32:44
「ウェディング・キャンペーン」、まだ、見てないわ~。
私も、スエちゃん、好きです。
映画「あなたは遠い所に」もよかったよ。
「王の男」「ラジオスター」のイ・ジュンイク監督の映画。
まだ、DVDにはなっていないかも。
機会があったら、お薦めです!
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