『父親たちの星条旗』(2006.10.28日本公開予定)
『硫黄島からの手紙』(2006.12.09日本公開予定)
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
**** 追記('06.12.11) ****
HPの『硫黄島からの手紙』を見てきましたが、とても読み応えがあります。
(製作秘話は、パンフレットにも書かれています)
もし、映画を見る時間がない方は、ぜひ、こちらだけでもご覧くださいね。
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『父親たちの星条旗』との二部作、『硫黄島からの手紙』が、いよいよ、明日から公開です。
近所の映画館での試写会が当たり、一足お先に見ることができました。
『父親たちの星条旗』が、硫黄島の表側(地上)の話。
『硫黄島からの手紙』は、まさに、その裏側(地中)の話でした。
ですから、『硫黄島からの手紙』を見るなら、まず、『父親たちの星条旗』をご覧になることをお勧めします。
映画は、史実を題材にしていても、フィクションの世界です。
でも、そのときの状況を誠実に再現し、そこに生きた人たちの思いを誠実に演じることで、真実が伝わってきますよね。
これまでに見た戦争映画のように、アイロンの効いた美しい制服姿は出てきません。
華々しい戦闘シーンではなく、必死に生き残ろうとして這い蹲る人たち。
悲惨な玉砕。
硫黄島の表にいたアメリカ兵も、裏にいた日本兵も、死に直面しながら、必死に生きようとする姿は同じ。
死の恐怖と残虐さも、同じでした。
たった2時間半、この戦闘を見るだけでつらかった。
彼らは、40日近く、この戦闘の中にいたんです。
こんな思い、絶対にしたくないし、させたくない。
戦争がなぜ起きて、なぜ引き返せなかったのか。
みんな、死にたくなかったはずなのに、死の戦地へと送り込まれたのはなぜなのか。
なぜ、逃れられなかったのか。
硫黄島からのメッセージには、今の時代にも起こっている現実が見えてきます。
この映画を見ることができて、良かったです。
なんだか、伝わってくるものの大きさのせいで、レビューを書くのも難しい。
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あまりにも臆病で、最後の突撃の前に、部下に殺され、死体が敵の手に落ちないように埋葬されたという話もあるのです。
とはいえ、硫黄島の戦いは、本土に残っていた多くの一般人を地方へ疎開させる時間を稼いでくれたのも事実だし、そこで戦った兵隊さんたちのお陰で今があるというのも事実です。
そして、本当の栗林中将の最後を伝えることが出来る人もいないほど過酷で壮絶な戦場だったんだろうな~と思います。だから、映画の中の細かい内容の正確性は関係ないんだよね。
事実、硫黄島で戦争があったこと、多くの犠牲があったこと、そして、この映画を通して「戦争」について、考えたり、話したりすることで、戦争のない平和な時代を今後も続けていけるよう努力していく。
それだけでも意味があると思います。
多くの世代の多くの人に、見て欲しい一本ですよね。
そして、アメリカ人スタッフがこれを作った事にも意義があると思います。
アメリカ人がこれを撮ってくれてよかったな~と思うわ。
最初から最後まで、戦争シーンだし。
トンマッコルだけでも 大泣きしたのに。
この映画見たら、洪水になりそうだもん。
戦争反対!!って叫んでいても、戦争に巻き込まれていく時もある。。
見に行く勇気が今の所ありません。。
時間もないんだけど。。。
でも、アメリカ側を最初に見ないとダメなのね。
情報ありがとう。。インプットしておくね。
もしかしたら、、見てしまうかも。。もしかしてだよ。。
映画の中でも、栗林中将と古参の仕官との確執が描かれていました。
私も、軍部の中に、この中将が受け入れられたのか疑問だったんですよ。。
なので、パンフレットで確認してみました。
監督やスタッフは、数年かけて事実をリサーチした上で作っているので、やはり、映画の中の姿が真実に近いのではないかと思います。
そして、もし、栗林中将が指揮をしていなければ、玉砕こそ正義としていた日本軍が、これほど長い間硫黄島を守ることはできなかったと思います。
当時、硫黄島は日本軍から見放された状態でした。
栗林中将は、軍にとっては異端な上官ですよね(だからこそ、硫黄島に送り込まれたのかも)。
中将から届いた最後の決別電報も、「散るぞ悲しき」から「散るぞ口惜しき」と改ざんされていたそうです。
おっしゃる説も、そういう所から出てきた話のように感じます。
どれが真実か、自分自身で確かめたくなりますね。
硫黄島の戦死者の命日は、日本軍の最後の総攻撃日の3月17日だそうです。
でも、戦死者の未亡人の方は、
「夫が死んだのは、2月19日だと信じています」
とおっしゃったそうです。
2月19日は、米軍が上陸を開始した日。
遺族にとっては、残酷な戦闘の中で生きながらえたと思うよりも、1日も早く楽になっていてほしいと願うしかないんですね。
玉砕よりも残酷な作戦を、栗林中将は選択したことになります。
でも、その一ヶ月あまりの間に、空襲への備えが少しでもできたんですね。
あ~、やっぱり、戦争って異常だわ。
私も、絶対泣くと思ってたの。
でもね、戦地の姿を目の当たりにした感覚になっちゃって、悲しいという気持ちはあまり沸きませんでした。
なんだか、客観的というか、冷静に見てしまいました。
米兵の場合、「戦闘が終われば生きて帰れる」と思いながら戦う。
でも、硫黄島に送り込まれた日本兵は、
「生きて戻れると思うな」と言われて連れてこられているわけです。
アメリカ人の監督にとっても、戦争を知らない私たちにとっても、理解しがたい状況ですよね。
監督が、この気持ちを理解し、客観的に描いているので、私には、リアルに伝わるものがあったのかもしれません。
また、2つの作品をみることで、戦争のいろいろな面を知ることができました。
『父親たちの…』では衛生兵が出てきます。
米軍はこの衛生兵が戦地で応急処置をしていました。
そのため、死傷者は2万8千人でしたが、そのうち戦死者は7千人にとどまったそうです。
日本軍の戦死者は2万1千人です。
当時の日本が、いかに追い詰められていたのかがよくわかりました。
それでも、なぜ、やめることができなかったのか。
考えたくなります。
さっき、テレビの「戦場の郵便配達」を観ました。
映画、両方観るね。
日本人戦死者、21900人だって・・・
なんか、悔しくなりました・・・
そんなに、人の命を無駄にしていいのか!って
戦争なんかなんの意味があるんだ!って。
でもこの硫黄島での戦いがなかったら、日本は今よりもっと、米軍基地が多かったのでしょうね・・・
クリントイーストウッド監督、いい仕事して
くれましたね。。。
「国会で戦争しますと決まったら、戦争やるのかしら?」とそのとき恐ろしく感じたことを思い出します。
夕べ、「戦場の郵便配達」みました。ドキュメントも混じっていて、真実が描かれていた感じがしました。
今回は、陸軍の司令官栗林さんではなく、海軍の司令官 市丸さんを描いていました。
彼も、栗林同様、兵隊に「命を無駄にするな」といい、遺書として、ルーズベルトに手紙を書いていたのですね。あの軍国主義の時代の司令官にそんな人がいたのかと驚きました。
硫黄島に赴任していた海軍、陸軍の司令官が二人とも「死んで来い!」なんていう人じゃなくて感動しました。お二人とも、勝ち目のない戦争に行きながら、今後の日本を心配し、考えていたのですね。
普通のお父さんの気持ちですよね。
このような真実をやはり伝え続けることが、私たち世代の課題だとおもいます。
見せたくないって親がいるけど、私は、子供に見て欲しいです。
先日、鹿児島に行ってきたのですが、息子と知覧の特攻平和会館に行きました。
息子はたくさんの兵隊さんの写真をみて、「この人たちは何をしたの?」と聞いていました。
「戦争でなくなったのよ」といいましたが、わかっていないと思います。わからなくても、見せておくことに意味があると信じています。
息子の時代も平和だといいな~。
お二人とも、ご覧になったのね。
私、つらくなりそうで見れなかったんです。
見ていた旦那から、エピソードを聞いて、それだけで涙が出ちゃいます。
映画を見た後だったので、あの人たちの想いの一部だけでも、ご遺族に届いたんだと思うと、少しだけほっとしました。
でも、大部分の戦死者の遺族は、どこで亡くなったかも知らされていない状態なんです。
実は、『硫黄島からの手紙』は、このドラマのようなあらすじかと思っていたのです。
そうではなく、硫黄島での兵隊さんたちの生き様を淡々と描いた映画でした。
世界へメッセージを発信できる、映画ならではのパワーを持った作品だと思いました。
『戦場の郵便配達』は、テレビならではの、たくさんの人の心に残るドラマだったようですね。
私たちの子供時代とは違い、戦争を体験した方は少なくなっていますよね。
体験していない世代が、どうやって、あの悲惨さと、戦争で散った人たちの無念を伝えることができるのか。
イーストウッド監督が、この映画を作ってくれた意義は大きいと思いました。
今回も、娘と一緒にこの映画を見たのですが、私と同じ思いを感じていたようです。
わんわんさんの息子さんも、知覧で見たことが、何かの形で結びついて、同じ思いを感じてくれると思います。
それにしても、硫黄島の戦いは3月に終わっています。
その後も戦争は続き、終戦は、8月。
空襲、原爆・・・。
兵隊さんだけでなく、一般市民が犠牲になってしまった。
『戦場の郵便配達』でも、空爆へ向かう米軍機を見つめる日本兵が描かれていたそうですね。
きっと、無念でたまらなかったでしょうね。
何のために・・・・?
なぜ、そこまで続けてしまったんだろう?
先日見た『太陽』という、昭和天皇を描いた映画がありますが、あわせて見ると、何か感じるかもしれません。
また、いまだに続くイラク戦争なども、無関係には思えません。
歴史を考えるのは、今の時代の行く末を考えることなんでしょうね。
そう言えば、学生時代、歴史の先生がそう言ってました。
実感したということは、ちょっとは、私も大人になったってことかな。
それなら、やはり、次の世代に、伝えることを考えなくてはいけませんね。
自分の祖父から戦争の話を聞いたりしておいて、
自分の子供にだけでもいいから、戦争の悲惨さや悲しさを伝えていかないとね。
そして、平和な日本が続くよう、努力しないといけないね。
小さなことからこつこつですな(笑)
私たちの場合は、映画を見た感想をブログに載せるだけでも、一歩になりますよね。
子供と、自分の感じたことを話すのも一歩。
小さくても、一歩は、一歩ということで^^
ブログで拝見した、息子さんの知覧での感想、素直で、正しい(しかも、かわいい♪)。
子供は、何が大切かを一番わかってるのかも。
子供が「戦争はいやだ」と言える国でよかった。
世界を見ると、そういう国って、意外に少ないのかもしれません。
hoppenちゃんのブログを読んで、是非とも2本とも
映画館で観ねば、と思い「父親達の星条旗」最終日の今日、観てきました。
最後に「硫黄島からの手紙」の予告をやったので
その足で観ようと思ったら、立ち見までいっぱいと
断られ見られなかった。。。
今度、観ます。。。
今までの戦争映画は、片方だけだったものね。
これからは、こうやって双方からの物を
作ってくれれば、戦争は無くなるんじゃないか、と
思いました。
でも、水面下はどうであれ、今、日米が
うまく行っているから出来た作品ですよね。。。
そして、双方から高い評価を得ている。。。
「ローハイド」の頃から観ているクリントイーストウッドは、俳優からこんなにも感銘を与える作品を
作る監督になったんだ、と感無量の思いです。
韓国へ行った時、38度線のツアーへ行った時の
ガイドさんが息子(息子や甥も一緒に行ったの)に
「平和ないい国に生まれて良かったですね」と
言っていました。
本当に「戦争は、イヤだ」と言える国、少ないのかもですね。
hoppenちゃん、いつもありがとう。。。
UPしてくれる映画を全部は観られないけど、
hoppenちゃんが意見をしっかり出してくれるから
話やすいです。。。
話、変わって「王の男」私の方では上映して
いません(涙)。あんなに待ったのにDVDで
観る事になりそう。。。