香港の量産監督、ジョニー・トー先生の映画は、本当に面白い!
2003年製作の『PTU』を見てきました。
「真夜中に起こった事件を追う3組の警察。
解決までのタイムリミットは、午前4時」
緊張感のあるアクションと、あのオチ!
張り巡らされた伏線が、一つに繋がっていくスリリングさは、最高です。
『PTU』
公式HP:http://www.pan-dora.co.jp/ptu/index.html
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シネマトピックスより
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4459
最近、すっかりはまってしまったジョニー・トー監督。
香港ならではの、スタイリッシュなアクション。
伏線を張り巡らせた、ストーリー展開。
泥臭く、ユーモア溢れるキャラクター。
見れば見るほど面白く、「ジョニー・トー先生」と呼んでしまいます。
しかも、作品の数と、バラエティさがすごい。
男の美学を描いた香港ノワールから、とんでも系のコメディ、ラブストーリーまでOK!
監督だけでなく、製作にも携わっていて、軽く50本は超えているみたいです。
allcinemaより、ジョニー・トー
http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=9694
香港では、多くの監督が、アメリカや中国資本で撮る中、
あくまでも、香港を取り続けているジョニー・トー監督。
変わり行く街の姿を、あらゆる角度から撮りまくる。
香港の街を愛してやまない、香港人なんですね~。。
私がこれまでに観たのは、3本。
『ブレイキング・ニュース』(レビューはこちら↓)
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/e9275168eb11e544c6a0ab0165380657
『エレクション(黒社会)』(レビューはこちら↓)
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/f28443bc0c8fae7bfca372b6dd0833da
そして、レビューは書いていませんが
『ターンレフト・ターンライト』:金城武主演のラブストーリーです。
とんでもなくすれ違うカップルを描いています。
そいでもって、オチの大胆さにぶっ飛びました。
10月に開催される東京国際映画祭では、最新作の『マッド探偵』がラインナップ。
協賛企画の香港映画祭では、『鐵三角 TRIANGLE』が上映されます。
前置きが長くなりましたが、
*** 映画『PTU』について ***
「PTU」とは、香港警察の機動隊のこと。
他部署からの要請により、あらゆる現場へ急行する部隊で、
平時には、香港の街のパトロールをになっています。
銀行強盗のニュースが流れる中、マイク(サイモン・ヤム)を隊長としたPTUの一部隊が、
夜の繁華街のパトロールを開始します。
昼間とは打って変わって、不気味な静けさが漂う夜の香港。
一方、犯罪組織課のサァ刑事(ラム・シュー)は、街のチンピラといざこざを起こし、銃を紛失!
マイク隊長は、一晩だけ報告を待ち、一緒に銃を探してやることにします。
そんなとき、チンピラたちのリーダーであり、マフィアのボスの息子であるマーが、何者かによって殺害されます。
この捜査のため、香港警察のもう一つの組織・特捜課CIDから、女性刑事・チョンまでもが、夜の香港の街にやってくるのです。
息子を殺されたマフィアのボスと、殺したほうのマフィアのボス、なにやら怪しげな男や子どももからんできます。
すべての登場人物が、午前4時の広東道でのラストシーンに集結します。
マイク隊長の指揮下で行われる、夜の香港のパトロールは、ものすごい緊張感。
たっぷりと、魅せてくれます。
夜の食堂での食事シーンも、緊張が解けません。
歩き方ひとつで、それぞれのキャラクターの心理まで出ていると、監督は語っています。
俳優たちは、実際のPTUと共に歩き、それを習得したそうです。
その緊張感と裏腹なのが、まん丸体型のサァ刑事です。
すべての発端は、彼の拳銃紛失。
いわば、ファム・ファタールなのかも。
いろんなことをしでかしてくれて、最後の最後まで、彼のユニークさが光ります。
この映画のテーマについて、監督は、このように語っています。
「香港に限らず、どこの世界でも、ありうるストーリーです。
警察というのは、法を厳守する立場でありながらも、犯罪組織や容疑者とも繋がりを保ち、
なおかつ、警察組織内部での距離も保たなくてはならない。
この映画では、その微妙な距離感や、人間関係を描いています。
いろいろな問題点を含みながらも、チームワークの精神が何よりも大切であることが、わかるはずです」
DVDも発売されているので、レンタルもあるのかな。
オススメの1本です。
何時もながらに感心してしまうレビューです。
香港映画、ほとんど観たことが無いんです。「インファナル・インフェアー」ぐらいかも?
でも、このレビュー読んで是非とも観たくなりました。
ジョニー・トー先生の映画は好き嫌いがかなり割れる映画だと思います。
はまりましたかっ!素敵じゃないですか(笑)
ウォン・カーウェイでさえアメリカで映画を作る時代に香港から
離れない孤高の監督になってしまった感じです。本人は普通に映画を
取っているような感じなんでしょうけどね!
『ターンレフト・ターンライト』もご覧になられたのですか!
あのラストのサプライズにはどんな方もぶっ飛んだとおもいますよ。
だって、ねぇ~(笑)
この映画もチンピラがナイフで刺されたまま車を運転するんだから
スゴイ映画ですよ(笑)ありえませんからね~。
午前4時の広東道でのラストシーンに全てが終結するところは監督の
ワザの見せ所でしょうね。やっぱジョニトー先生じゃないと作れない
映画です!ちなみに私はDVDで見ましたよ!
香港=『インファナル・アフェア』ですよね。
香港映画は、とにかく、アクションがかっこいい。
テンポがいいし。
韓国映画とは、違った魅力です。
ただ、ストーリーがあまり緻密でなかったりするんですよね。
でも、そんなことが気にならないくらい、アクションがすごいんです。
そんな中、ジョニー・トー作品は、ストーリーが面白いんですよ。
(実は、『インファナル…』も、ジョニー・トーのパクリと言う噂もあります)
とんでもストーリーや、泥臭さなどもあるので、好みによりますが、私は好きです。
オススメは、『ブレイキング・ニュース』かな。
あ、ブックマークに入れさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。
>rabiovskyさん
ジョニトー先生のオチには、毎回、楽しませてもらえますよね!
見に行った日は、関東に台風が上陸すると、大騒ぎになっていたんですけどね。
無理をしてでも、見に行ってよかったです。
今のところ、ジョニトー先生には「はずれ無し」ですが、
とんでも映画にも挑戦していきたいです。
あ、そう言えば、『私の胸の思い出』と言う映画にも、
ジョニトー先生が製作として名を連ねています。
エネルギッシュですね。
『ブレイキングニュース』のリッチー・レン、普通の男性役ですが、予告ではカッコよかったです。
女性は、ミリアム・ヨン。
ビョンホンssiも出てた『美しい夜残酷な朝』の女優さんだわ。へぇ~。
『私の胸の思い出』
http://www.pink-ribbon-movie.jp/cast/index.html