hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

『マッド探偵』:第20回東京国際映画祭にて(2007.10.24)

2007-11-04 13:29:15 | 香港・中国映画のレビュー


第20回東京国際映画祭HPより、作品紹介
『マッド探偵』
http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=83

今回の映画祭で一番面白かったのが、ジョニトー先生『マッド探偵』
主人公は、元・警察官ブン
人間の心の闇が見えるという、サイコの持ち主。
目の前にいる人の、心の中に住む鬼が、彼には見えるのだ。
容疑者の後ろには、7人の鬼が見える。
狡猾な女、凶暴な若い男、臆病で大食いの男…、など。
普通の人からは、当然、容疑者しか見えない。
でも、ブンの目には、7人の鬼が見え隠れするんです。
普通の人からの視点と、ブンからの視点、両方がスクリーンに映し出されるの。

最初は、何のことかわからないんだけど、映画が進むにつれ、わかってくるんです。
これまでのジョニトー作品と同じく、ストーリー、アクションとも、とてもよくできています。
その面白さに加え、人間の心の闇をのぞいた気分になりました。
「ジョニトー映画の進化形」を堪能できる作品です。

レビューを書こうと思うのですが、とにかく面白くて、うまく書けません。
ジョニトー監督に直接会ったとき、「頭の中を見せてくれ~」って言おうかと思ったくらい、
完璧に練りこまれたストーリーでした。
ぜひ、一般公開をしてほしい!
皆さんにこの面白さを味わってほしいです。

ジョニトー監督は、ティーチインで、撮影の大変さを語っていました。
ひとつのシーンには、登場人物がいるシーンに加えて、
鬼が存在しているシーンを、撮らなくてはいけないわけです。
最低でも、通常の2倍。
心の鬼が多い奴なら、7倍、そのシーンを撮ることになるんですね。
とりあえず、全員分を撮って、編集段階で、そのシーンに必要な鬼をつなげて完成させたそうです。
だから、編集作業も大変だったそうで、監督自身が、迷いに迷って編集したそうです。
もしかすると、別バージョンの映画ができるくらいかもしれませんね。
それも面白いかも。

ジョニトー監督は、通常、1本の映画を撮り終えると、すぐに忘れて次の作品に取り掛かるそうですが、
この『マッド探偵』だけは、ずっと、心に残ってるそうです。


ジョニトー監督のティーチイン
→現在、記事を作成中

ジョニトー監督との遭遇は、こちらの記事を読んでね。
hoppenの韓的な日々♪より
今日は香港DAY→あのジョニー・トー監督に遭遇!
http://blog.goo.ne.jp/hoppen_2006/e/0d7f0400055f1e59f23ca9e85f49bcde


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