疾風の帰り径

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鈍り訛り鉛

2008-08-03 06:57:27 | その他
 今日は第一日曜日、スカパー無料開放デーですね。
 サンデーモーニングやサンジャポも見てほしいですが、新しいテレビをお持ちの方はCSもたまに見ると面白いですよ。私は一日音楽チャンネル三昧です。

 最近、いろんなところが鈍って(なまって)来た私ですが、辞書を調べてみると、①刃物の切れ味が悪くなる。②志がくじけ弱る。③勢いが鈍り弱る。とあります。全くね。



 ヨーロッパで仕事をしていた頃、BBCグラスゴーの技術屋がすごい訛りでした。ヤスリFileをフェイルと発音するほど。UKオフィスの所長の父上の実家が三八上北で、発音がスコティッシュと似てるんだよと大喜び。所長曰く、寒い地域の人は、あまり口を大きく開けずにしゃべるので、'ア'が"エ"に近付くんだそうで、南部地方は日本のスコットランドだそうです。



 東北地方で、訛りというとネガティブなイメージをもつひとが多いように感じますが、関西弁は前向きなイメージがありますね。
 私は博多弁が好きですが、東北だと岩手の人がしゃべる言葉がとても優しくて良いですね。



 欧州の環境基準が元になって、日本でも2000年あたりを境に急激に訛りフリーじゃない、鉛フリー化が進んでいます。主に半田に鉛を使わないようになっていて、鉛を含まない半田は性能が落ちるので、表面実装部品を多用する高密度基板では、再設計を余儀なくされ、それが原因で少量しか生産しない製品は製造中止や、修理不能になってしまいました。



 さらに、これは最近、光学機器の某代理店の人に聞いたのですが、ガラスレンズも鉛フリー化は同じで、チェコグラス等、昔から高価なガラス食器は鉛を多く含んでいました。爪で弾くと「キーーン」と金属的に鳴りますよね。
 光学レンズも鉛を混ぜることで、高屈折率を実現していたのです。 それが使えなくなったため、最近のレンズは性能が落ちているそうです。コーティングで補正はしているらしいのですが、はっきり言って鉛フリー前のほうがキレが良いそうです。
 2000年あたりが境目。

 もしその頃生産されていたレンズを2本、中古ショップで見つけて妙に価格に差があったらこれが理由です。鉛入りか、無し。通はシリアルで判るとか。
 鉛フリー化は電機製品、家電製品が対象なので、食器には今でも使われているのかな。



 なまりといえば、生節もありますね。