▼ 副題は『スペイン風邪が荒れ狂った120日』というタイトルで
す。
このインフルエンザウイルスには、各国で独特の名前がつけられ
ました。
●日本・・・相撲熱
●スペイン・・・ナポリの兵隊
●ドイツ・・・電撃カタル
●ロシア・・・スパニッシュ・レディ(スペインの貴婦人)
多くの国々では、ロシアのように「スペインの貴婦人」と呼び、
これがスペイン風邪の由来なのではないかと思います。
▼ このインフルエンザには、世界の人口の半分以上がかかったと言
われています。
日本の当時(1918年)の人口は5500万人でした。その半
数以上の2300万人がスペイン風邪に罹患しています。死者は何
と39万人でした。
▼ この疫病の猛威を示した文が載っています。
ケープ・タウンで、輸送軍団の運転手をしていたチ
ャールス・ルイスは、休暇で、5キロメートル離れ
た海岸の両親の家へ行くために電車に乗ったが、そ
の電車の車掌は、発車の合図をしようとして、プラ
ットホームに立ったとき、倒れて、そのまま死んで
しまった。それでも、ルイス自身が発車係を務めて、
電車は動き出したが、何分も経たないうちに、次々
と乗客が倒れて死んでいった。そのため電車は、ま
だ生暖かい死体を市の馬車に渡すために5回も止ま
らなければならなかった。しかも、海岸までの道の
りの4分の3まで行ったところで、運転手も前に崩
れるようにして倒れて死んでしまい、結局、ルイス
は、まだ生きていることを感謝して、家まで歩いた
のである。
というウソのようですが、本当の話のようです。
▼ みなさんは、インフルエンザにかかったことがありますか?
私は忘れもしない、5年前にかかりました。
その年は卒業生を受け持っていました。この年はインフルエン
ザのピークが3月に来てしまったのです。
卒業式の前日まで、数人の子どもが欠席する状況になりました。
他の学年は、学級閉鎖になっています。
卒業式、37度以上が二桁(計80名いました)という状況に
なり、卒業式が危ぶまれましたが、何とか無事に終わりました。
その4~5日後、安心からか、私がインフルエンザになってし
まいました。
熱がなかなか下がりません。
離任式に、熱が38度ぐらいある中、全校の前であいさつをし
たのを覚えています。
今年は、例年に比べると、罹患率が低いように思えます。
▼ スペイン風邪の罹患率は、こんなものではなかったはずです。
しかし、どんなウイルスなのか、誰にもはっきりわからないそ
うです。
当時、誰も確認することができなかっただけではなく、明らか
に生き残っていないからだそうです。
最近、問題になっている鳥インフルエンザの影響で、この本が
発行されたと思いますが、再び、このスペイン風邪のような疫病が
流行る時代が近い将来、来るのでしょうね。
私のHP「すぐできる読み聞かせ・ゲーム・心の話」もご覧に
なって下さい。
す。
このインフルエンザウイルスには、各国で独特の名前がつけられ
ました。
●日本・・・相撲熱
●スペイン・・・ナポリの兵隊
●ドイツ・・・電撃カタル
●ロシア・・・スパニッシュ・レディ(スペインの貴婦人)
多くの国々では、ロシアのように「スペインの貴婦人」と呼び、
これがスペイン風邪の由来なのではないかと思います。
▼ このインフルエンザには、世界の人口の半分以上がかかったと言
われています。
日本の当時(1918年)の人口は5500万人でした。その半
数以上の2300万人がスペイン風邪に罹患しています。死者は何
と39万人でした。
▼ この疫病の猛威を示した文が載っています。
ケープ・タウンで、輸送軍団の運転手をしていたチ
ャールス・ルイスは、休暇で、5キロメートル離れ
た海岸の両親の家へ行くために電車に乗ったが、そ
の電車の車掌は、発車の合図をしようとして、プラ
ットホームに立ったとき、倒れて、そのまま死んで
しまった。それでも、ルイス自身が発車係を務めて、
電車は動き出したが、何分も経たないうちに、次々
と乗客が倒れて死んでいった。そのため電車は、ま
だ生暖かい死体を市の馬車に渡すために5回も止ま
らなければならなかった。しかも、海岸までの道の
りの4分の3まで行ったところで、運転手も前に崩
れるようにして倒れて死んでしまい、結局、ルイス
は、まだ生きていることを感謝して、家まで歩いた
のである。
というウソのようですが、本当の話のようです。
▼ みなさんは、インフルエンザにかかったことがありますか?
私は忘れもしない、5年前にかかりました。
その年は卒業生を受け持っていました。この年はインフルエン
ザのピークが3月に来てしまったのです。
卒業式の前日まで、数人の子どもが欠席する状況になりました。
他の学年は、学級閉鎖になっています。
卒業式、37度以上が二桁(計80名いました)という状況に
なり、卒業式が危ぶまれましたが、何とか無事に終わりました。
その4~5日後、安心からか、私がインフルエンザになってし
まいました。
熱がなかなか下がりません。
離任式に、熱が38度ぐらいある中、全校の前であいさつをし
たのを覚えています。
今年は、例年に比べると、罹患率が低いように思えます。
▼ スペイン風邪の罹患率は、こんなものではなかったはずです。
しかし、どんなウイルスなのか、誰にもはっきりわからないそ
うです。
当時、誰も確認することができなかっただけではなく、明らか
に生き残っていないからだそうです。
最近、問題になっている鳥インフルエンザの影響で、この本が
発行されたと思いますが、再び、このスペイン風邪のような疫病が
流行る時代が近い将来、来るのでしょうね。
私のHP「すぐできる読み聞かせ・ゲーム・心の話」もご覧に
なって下さい。