先生は,こんな本を読んでいます

読み聞かせを15年間毎日続けているちばちゃん(先生)が
読んできた本の紹介をします

28.坂本恭彦『ご褒美人生マレーシア』イカロス出版2006年

2006年05月06日 | Weblog
▼ みなさんは、定年後の生活というものを考えたことがあるで
 しょうか?
  この本は、題名でおわかりのように、「定年後はマレーシア
 で過ごそう」という内容の本です。

     定年を迎えると、1日の自由時間が現役時代
    の少なくとも10倍になります。定年後の人生
    を20年と考えると、現役の場合の200年分
    に相当する自由時間です。これを私は「自由人
    生200年」と呼んでいます。この貴重な期間
    を自分として満足のいく生き方で過ごせた人だ
    けが、「いい人生だった」と思いながら永眠で
    きるのではないでしょうか。

  私のマンションの住人の半数以上が定年退職をされた方です。
  「時間をどんな風に使っているのかなあ?」と興味をもつ部
 分でもあります。

▼ 著者はマレーシアの良い点を5点あげています。

  ①気候風土のやさしさ・・・暑い夏や寒い冬がない。花粉の季節
   もなければ、地震もない。
  ②経済的メリット・・・物価が日本の1/3。月5~6万円で十
   分に暮らせる。
  ③生活の質が高い
  ④友好的で親日的なマレーシアの人々
  ⑤クアラルンプールには日本人会がある

▼ 確かに、マレーシアの評判はいいです。クアラルンプールとい
 えば、私はペトロナス・ツインタワーを思い浮かべます。
  1997年1月に完成したマレーシアの首都クアラルンプール
 のペトロナスツインタワー。これまで世界一の高さを誇っていた
 シカゴの「シアーズタワー」を凌ぎ、RC造では、香港の「セン
 トラルプラザ」の374mをはるかに凌駕する、今、世界で最も
 高いビルです。 
  鉄筋コンクリート造で88階建て、高さ451.9m。円筒形の
 ツインタワーをスカイブリッジで結んだ壮大な建築なのです。
  1度は見てみたいなあと思っています。
  経済力もあるし、治安も良い。物価は安いということで、退職
 後に住むのもいいのかも知れません。

▼ ただし、良いことばかりではなく、トラブルもあるということ
 を知っておかなければなりません。
  恐ろしいのは、交通事故の話でした。

     結論から言いますと、もし交通事故の加害者に
    なってしまったら、警察に届けた後はすべて保険
    会社に任せて、知らんぷりを決め込むことです。
    もし被害者になったら、相手が金持ちそうな場合
    以外は、泣き寝入りをすることです。厳しいです
    が、これが現実です。

  こういうことも多々あると、覚悟を決めて行く姿勢が大切だと
 いうことですよね。

▼ つきつめるところ、この本で学んだのは、次のことです。

  ●仕事以外の趣味や余暇の過ごし方を持っていること。

 じゃなければ、日本にいようと、海外にいようと、同じではない
 のかと思いました。