現場で施主のお父さんと話す。。。
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いつも会うと
「素晴らしいねぇ~」
「ここらにはないよねっ」
って言ってくれる。
「あなたのおかげだ!」「すごいね」
って言ってくれる。
はずかしいけど、うれしいのでニコニコしてしまう。
おだてりゃぁ、なんとかで・・・^^
もちろん・・・・うれしいのは・・・・・
そう言われた事ではなく、そんなふうに喜んでもらっている事!
*
現場で、職人さんが私の事を「先生=」って言うのを聞いているので
「みんな、あなたの事を”先生”って呼ぶんだから、すごいんだねぇ」
って言われた。
*
設計事務所のにんげんは、現場では「先生」と言われる。
ずっと昔からそう言われてきたのだろう。。
「設計屋さん」と同義語だと思ってあきらめている。。
でも・・・
正直・・・それ、嫌。。
職人さん達のほうが、たくさんの経験を積んで、たくさんの知識を持っている。だから、私からすれば、現場の職人さん達こそ「先生」なのだ。そして、現場こそが、「教室」だ。
そこから、たくさんの事を学んでいる。
職人さん達は仕事をしているわけだから、じゃまにならない程度にちょこっとだけ質問をさせてもらう。。それが私の「勉強」。
私はできるだけ職人さんを名前で呼ぶ。。それが、私が職人さんに対する最大の敬意の表し。。(名刺交換するわけでもないので、他の人が呼んでいるのを聞いて、こそっと覚える)
*
お父さんは、私の事を
「すごい」
という。
「すごい」のは。私ではなく「作るひと達」。。その人達のおかげで「この家」が出来上がる。
でも、本当にすごいのは・・・「お父さん」なのだ!
東京の一等地に、この土地 をもっていたからこそ、この家ができた。
そして、施主のFさん。。
Fさんだから、この家を作る事ができた。
そして、ご家族。。
Fさん一家のみんなが家族を想う気持ちがあるから、この家ができたのだ。
・ ・ ・
私はそんな「すごい」条件がそろったところに「のっけてもらった」だけ。。
***
いっしょに現場の中を見て歩いていると、お父さんは
「こりゃあ、みんな見に来るよっ!」
って言った。
「たくさん連れて来て、たくさん紹介してください!」
って私は言った・・・・・ ^^
***
No.4(家想の家) 内装工事追い込み中!
下は職人さん達。。全員ではないけど・・
みんなが私の「先生」
(左)建具屋さん・・今回もデカイ建具作ってもらってます。。
(右)塗装屋さん・・背が高くいい男!もちろん仕事も熱心!
(左)クロス屋さん・・愉快なおにいさん。写真撮るためにポーズ!
(右)左官屋さん・・寒い日だった。御苦労さまでした!
***
そうそう
お父さんも、私の「先生」!
いろいろと昔話をしてくれる。そして、人生訓!
「いじわるしちゃぁ、ダメだねっ!」
・・・・
そんなお父さんだからこそ、今ここに
家を、家族を、「継ぐ」事ができたのだ。。。
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