マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

花と傾城

2006年06月01日 07時25分25秒 | 牡丹 - 6月
牡丹今日から6月、花札の6月は牡丹です。
この月も、10点札、5点札、カス札×2 のもっとも標準的な札構成となりますが、10点札の蝶を配した図柄は花の艶やかさを引き立たせています。

牡丹というのは本当に艶やかな花ですよねえ。
世界3大美女のひとりである中国唐代の楊貴妃、この人が牡丹の花に例えられていたのは有名です。
が、あんまり有名でない無粋な事実をいえば。
この人は超肥満体だったらしいですよ。
太りすぎで歩くことすらおぼつかない、
だから、入浴時などはモー大変!
女官総がかりで、湯船に押し込んだそうです。

まあ、美女を測る尺度も時代と場所により大きく異なるという好例でしょう。
つーことで、別の美女の話でもしましょう。

西施。中国春秋時代の女性、例の句践が夫差へ送り込んだ絶世の美女。
何でも、眉をひそめるさまが大変美しかったとか。「ひそみに倣う」というという諺が残ってますね。
この人もよく花に例えられます。
かの芭蕉は、奥の細道で、

 象潟や 雨に西施が ねぶの花

ねぶの花とはねむの花、夏に淡紅色の花をつけ、葉は、夜や雨のときには、閉じる。
すなわちこの句では、「ねぶる(眠る)」を言い掛けてるわけです。

地元では、北宋の蘇東坡にこんな詩が、

  湖上に飲す初晴後雨 

 水光 瀲表として 晴れて方に好し
 山色 空濛として 雨も亦た奇なり
 西湖を把って 西子に比せんと欲すれば
 淡粧 濃抹 総べて相宜し


雨も亦た奇なり、そういえば枕草子にも、雨など降るもをかし、ってのがありましたっけ。

もうひとつ美女を形容する修辞で「海棠の雨に濡れたる風情」というのがあります。

と、この言い回し、



私は日本海を見たことがありません
私だってなかなかのもんだよ、いやホント

の二つを巧みにちりばめ丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!