マゾヒズムに花札を!

Female Domination & BDSM …とは殆ど関係ない花札に関する四方山話です。

神無月、神有月

2006年10月10日 06時47分47秒 | 紅葉 - 10月
神無月本ブログ名物、形式的投稿日付をつらつら見るに、10/10ですね。
では、今日は十に因んだ話から入りましょう。

言って来ましたように、花札のルーツはトランプ、しかるに花札12ヶ月48枚、トランプは4種13宛の52枚ですよね。
この差異についての一説です。
なんでもトランプが日本に紹介されたころ、10の数字がない48枚のセットがあったらしいんです。
それをそのまま翻訳すれば、12ヶ月48枚となるわけでして。

うーん、個人的には眉に唾です。この説によれば10月はない月になってしまいますものねえ。
まあ、10月の異称は神"無月"ですけど。
と、狂歌師・大田蜀山人ばりの揚げ足取りをしたところで、ご本人の作を見ましょうか

  紅葉せし 間に間に神の 旅支度

例のあれですよ。百人一首菅家の揚げ足取りです。
日本にまします八百万の神々は10月には揃って出雲にお出ましになる、だから神無月、出雲の国に限ってはこれを神有月と呼ぶわけです。
おっと、百人一首のパロなら、もっとありますよ。

  このほどは 櫛も取りあへず むさければ 虱わくらし 髪の間に間に

今現代は虱なんてのはついぞお目にかかれない昆虫ですけど、江戸時代はポピュラーな存在だったんでしょうねえ。
芭蕉も奥の細道で、これを詠んでるではありませんか。

   蚤虱 馬の尿(しと)する 枕もと

《出典》奥の細道・尿前の関
《訳》
蚤や虱のために寝つかれずにいると、枕もとでは馬の小便をする音まで聞こえる。わびしくもまたこっけいな旅の宿りである。
《参考》
尿前(シトマエ)の関(鳴子温泉の西、陸奥(ムツ)・出羽(デワ)両国の境にあった関所)を越え、堺田(サカイダ)に逗留(トウリユウ)した時の詠。東北の農家は母屋内に馬を飼う。貧乏旅の辛(ツラ)さを訴えるというよりは、馬の小便が耳近く聞こえるような宿りに興じている気味がある。

誰ですか、誰ですか!?
これが馬でなくて、人間の♀だったら、もーこの世の天国! だなんて考えている方は?

と、この言い回し、



ちゃんとした芭蕉を

を丸写ししました。

………
………

わああぁぁぁぁ!!! ミユ様! ごめんなさい! ごめんなさい!!
また、パクってしまいましたぁ!

いけない僕をイヂメて、イヂメて!
もっと、イヂメて~!!

    (;`Д´)/ヽアー/ヽアー!!