今日、例会を実施しました。
◆参加者
霜田一敏(愛知教育大名誉教授)
酒井宏明(西加茂郡・三好北部小長)
水谷光孝(海部郡・七宝小)
早川浩史(江南北部中)
岩田圭司(武豊町・衣浦小)
中島年隆(西尾・平坂中)
田村高浩(田原市・童保小)
鈴木佳典(豊田市・追分小学校)
川合英彦(豊田市教育センター)
今回は、霜田先生の76回目のお誕生日でした。先生は、愛知教育大学を退官された後、10年勤められた淑徳大学を退官されました。
私たちをずっと支えてくださった霜田先生のお祝いの会を兼ねて食事会を行い、その後例会を行いました。
霜田先生、おめでとうございました!
◆提案1 FBC、愛知県大賞受賞報告
岩田先生の勤務校がFBCで愛知県大賞を受賞されました。
★知多郡武豊町立衣浦小学校 http://www.tac-net.ne.jp/~kinusho/
フラワーブラボーコンクール(FBC)とは、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、滋賀県、長野県、福井県、名古屋市から約1000校が参加して、昭和39年から始まった歴史のあるコンクール。毎年、春花壇と秋花壇の年2回、審査が行われます。
岩田先生自身がこの担当ということで、活動の概要、そして教育的な成果について提案していただきました。
「花・歌・汗」を学校の教育活動の柱として、花壇づくりだけでなく、一人一鉢運動、教科学習での花や花壇の活用、総合的な学習における花作りを通しての地域の方と交流、育てた花を老人会や保育園などに送る活動など、さまざまな活動が行われていました。地域への働きかけがすばらいと感じました。
子どもたちが主役になって花作りに取り組み、心を豊かにしていく様子が紹介されました。
教師が汗することがどれほど貴重なこてあるかを改めて学びました。
岩田先生や、この活動にかかわった先生方がどれほどの愛情を花に注いだのかが伝わってきました。
岩田先生、すばらしい提案、ありがとうございました。
学校では、もう秋花壇の準備が始まっているとのことでした。
◆提案2 「本音の道徳」と「タテマエの道徳」
岩田先生の自作資料による道徳の授業についての提案でした。
自分の希望、夢を抑えてルールを守ることを扱ったものです。
道徳の読み物資料による授業は、心情の変換点を中心発問としてし、主人公の判断の理由をいくつも出させ、より高い価値、判断に気づかせるという一般的な展開があります。
今回、この展開についていくもの意見が出されました。
・子どもたちを状況判断の場面に立たせているか。
・子どもは本当にこの状況にたったとき、資料にあるような判断をするか。「自分不の夢をあきらめて、ルールを守って本当にすっきりした気持ちになるだろうか。」物語の人物の気持ちになって、言わせてもそれは「タテマエの道徳」にすぎないのではないか。「ルールを破って、夢を実現させても後味は悪い。」「ルールを守って夢を実現しないのも後悔が残る」こうした人間のありのままの姿に焦点をあて、語りあうことが大切ではないのか。
・自作資料には、価値判断の根拠となるものが抜けてしまうことがある。授業をやりながら、自作資料に磨きをかけ完成度の高いものにしていくとよい。
・資料が子どもから「遠い」ということ、「近い」ということ。生の学級の問題に近すぎると子どもは発言できない。しかし、その資料に入っていけないと考えられない。
・授業づくりとして、導入は、価値への導入と資料への導入がある。今回の場合、子どもを資料の世界に浸らせる資料への導入がよいのではないか。価値に直接かかわるものは、授業の展開を狭める。
道徳の授業については、参加者一同、それぞれの意見があり、大変盛り上がりました。実際の授業はこれからです。がんばってくださいね。
◆提案3 中学校・社会 明治維新から近代国家の成立にむけての授業について
今年、小学校から中学校に転勤した中島先生、剣道で全国を狙う学校で、部活道と社会科の授業に燃えてみえます。
県外への遠征もあり。ご自分の名刺には「剣道部顧問」としっかりありました。
そんな中で、11月、学校は研究発表を行うということで、6月に行う指導員の方を招いての授業研究の構想の提案でした。
・明治期の歴史の何に視点をあてるか。
1 外交 開国をした日本が行った外交のあり方を考えさせる。
2 明治政府の方針と限界、光と影 自由民権運動
3 憲法制定
いずれも、子どもたちに考えさせたい 歴史観、歴史の見方を教師が持つこと、それをさまざまま視点から探らせたい。
・教材について 地域教材はある。西郷隆盛のような人物の行動から考えさせる方法もある。
・小学校の歴史学習と中学校の歴史学習の連携をどのようにとらえるか。
もう一度初めから教えるという視点、もう習ったとして進める、どちらにも短所があるのではないか。中学校で行わなければならない学習とはどんなものかを明らかにする必要はないか。
大変大きな、問題が提起されました。実際の授業の中で出していく答えもあります。中島先生、構想がもう少し固まったら、ぜひその段階で検討したいものです。部活との兼ね合いで時間がないかな…。
そして、その上で、クラスの子ども頭に描いてください。この明治維新から近代日本の成立を学ぶことによって、活躍しそうな子、活躍させたい子、こんな考え方をするだろうという子。そうした子にさらにどんく教材をもってくるか、どんな考えの子と関わらせるか、単元構想として考えてみてください。
◆提案4 サークル紹介「社楽の会」
他サークルの活動紹介とてし「社楽の会」の様子を紹介していただきました。
WEBの世界では、超有名なあの「社楽の会」です。
早川先生が現在参加してみえます。私も一度お邪魔しました。
代表の土井先生、初志の会の東海集会にも参加していただきました。
2週間に一度のペースで開催してみえるとのこと、いい刺激を受けました。
ぜひまた、交流させていただきたいものです。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/syaraku.htm
◆次回6月の例会予定
◆期 日 平成19年6月30日(土)午後2時
◆場 所 なごやボランティア・NPOセンター
名古屋市中区栄1-23-13伏見ブラザ12階
▼なごやNPOセンターhttp://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/
▼場所(地図)http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/shisetsu/map.html
お気軽に参加ください。実践、興味のある方は、事務局まで連絡ください。
★お知らせ 初志の会東海研究部学習会を下記のように開催いたします。
興味のある方はぜひご参加ください。
◆期 日 平成19年6月24日(日)午後1時30分~
◆場 所 名古屋大学 教育学部棟
◆講 演 『世界の授業』 的場正美(名古屋大学)
※事前にメールなどで連絡をいただければ幸いです。
資料
小6の学級で遵法を扱う
◆参加者
霜田一敏(愛知教育大名誉教授)
酒井宏明(西加茂郡・三好北部小長)
水谷光孝(海部郡・七宝小)
早川浩史(江南北部中)
岩田圭司(武豊町・衣浦小)
中島年隆(西尾・平坂中)
田村高浩(田原市・童保小)
鈴木佳典(豊田市・追分小学校)
川合英彦(豊田市教育センター)
今回は、霜田先生の76回目のお誕生日でした。先生は、愛知教育大学を退官された後、10年勤められた淑徳大学を退官されました。
私たちをずっと支えてくださった霜田先生のお祝いの会を兼ねて食事会を行い、その後例会を行いました。
霜田先生、おめでとうございました!
◆提案1 FBC、愛知県大賞受賞報告
岩田先生の勤務校がFBCで愛知県大賞を受賞されました。
★知多郡武豊町立衣浦小学校 http://www.tac-net.ne.jp/~kinusho/
フラワーブラボーコンクール(FBC)とは、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、滋賀県、長野県、福井県、名古屋市から約1000校が参加して、昭和39年から始まった歴史のあるコンクール。毎年、春花壇と秋花壇の年2回、審査が行われます。
岩田先生自身がこの担当ということで、活動の概要、そして教育的な成果について提案していただきました。
「花・歌・汗」を学校の教育活動の柱として、花壇づくりだけでなく、一人一鉢運動、教科学習での花や花壇の活用、総合的な学習における花作りを通しての地域の方と交流、育てた花を老人会や保育園などに送る活動など、さまざまな活動が行われていました。地域への働きかけがすばらいと感じました。
子どもたちが主役になって花作りに取り組み、心を豊かにしていく様子が紹介されました。
教師が汗することがどれほど貴重なこてあるかを改めて学びました。
岩田先生や、この活動にかかわった先生方がどれほどの愛情を花に注いだのかが伝わってきました。
岩田先生、すばらしい提案、ありがとうございました。
学校では、もう秋花壇の準備が始まっているとのことでした。
◆提案2 「本音の道徳」と「タテマエの道徳」
岩田先生の自作資料による道徳の授業についての提案でした。
自分の希望、夢を抑えてルールを守ることを扱ったものです。
道徳の読み物資料による授業は、心情の変換点を中心発問としてし、主人公の判断の理由をいくつも出させ、より高い価値、判断に気づかせるという一般的な展開があります。
今回、この展開についていくもの意見が出されました。
・子どもたちを状況判断の場面に立たせているか。
・子どもは本当にこの状況にたったとき、資料にあるような判断をするか。「自分不の夢をあきらめて、ルールを守って本当にすっきりした気持ちになるだろうか。」物語の人物の気持ちになって、言わせてもそれは「タテマエの道徳」にすぎないのではないか。「ルールを破って、夢を実現させても後味は悪い。」「ルールを守って夢を実現しないのも後悔が残る」こうした人間のありのままの姿に焦点をあて、語りあうことが大切ではないのか。
・自作資料には、価値判断の根拠となるものが抜けてしまうことがある。授業をやりながら、自作資料に磨きをかけ完成度の高いものにしていくとよい。
・資料が子どもから「遠い」ということ、「近い」ということ。生の学級の問題に近すぎると子どもは発言できない。しかし、その資料に入っていけないと考えられない。
・授業づくりとして、導入は、価値への導入と資料への導入がある。今回の場合、子どもを資料の世界に浸らせる資料への導入がよいのではないか。価値に直接かかわるものは、授業の展開を狭める。
道徳の授業については、参加者一同、それぞれの意見があり、大変盛り上がりました。実際の授業はこれからです。がんばってくださいね。
◆提案3 中学校・社会 明治維新から近代国家の成立にむけての授業について
今年、小学校から中学校に転勤した中島先生、剣道で全国を狙う学校で、部活道と社会科の授業に燃えてみえます。
県外への遠征もあり。ご自分の名刺には「剣道部顧問」としっかりありました。
そんな中で、11月、学校は研究発表を行うということで、6月に行う指導員の方を招いての授業研究の構想の提案でした。
・明治期の歴史の何に視点をあてるか。
1 外交 開国をした日本が行った外交のあり方を考えさせる。
2 明治政府の方針と限界、光と影 自由民権運動
3 憲法制定
いずれも、子どもたちに考えさせたい 歴史観、歴史の見方を教師が持つこと、それをさまざまま視点から探らせたい。
・教材について 地域教材はある。西郷隆盛のような人物の行動から考えさせる方法もある。
・小学校の歴史学習と中学校の歴史学習の連携をどのようにとらえるか。
もう一度初めから教えるという視点、もう習ったとして進める、どちらにも短所があるのではないか。中学校で行わなければならない学習とはどんなものかを明らかにする必要はないか。
大変大きな、問題が提起されました。実際の授業の中で出していく答えもあります。中島先生、構想がもう少し固まったら、ぜひその段階で検討したいものです。部活との兼ね合いで時間がないかな…。
そして、その上で、クラスの子ども頭に描いてください。この明治維新から近代日本の成立を学ぶことによって、活躍しそうな子、活躍させたい子、こんな考え方をするだろうという子。そうした子にさらにどんく教材をもってくるか、どんな考えの子と関わらせるか、単元構想として考えてみてください。
◆提案4 サークル紹介「社楽の会」
他サークルの活動紹介とてし「社楽の会」の様子を紹介していただきました。
WEBの世界では、超有名なあの「社楽の会」です。
早川先生が現在参加してみえます。私も一度お邪魔しました。
代表の土井先生、初志の会の東海集会にも参加していただきました。
2週間に一度のペースで開催してみえるとのこと、いい刺激を受けました。
ぜひまた、交流させていただきたいものです。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/syaraku.htm
◆次回6月の例会予定
◆期 日 平成19年6月30日(土)午後2時
◆場 所 なごやボランティア・NPOセンター
名古屋市中区栄1-23-13伏見ブラザ12階
▼なごやNPOセンターhttp://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/
▼場所(地図)http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/shisetsu/map.html
お気軽に参加ください。実践、興味のある方は、事務局まで連絡ください。
★お知らせ 初志の会東海研究部学習会を下記のように開催いたします。
興味のある方はぜひご参加ください。
◆期 日 平成19年6月24日(日)午後1時30分~
◆場 所 名古屋大学 教育学部棟
◆講 演 『世界の授業』 的場正美(名古屋大学)
※事前にメールなどで連絡をいただければ幸いです。
資料
小6の学級で遵法を扱う