脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

MRI

2007-11-06 21:20:25 | パパのこと
今日は3ヶ月ぶりのMRIでした。
診察室に入ると、
「何か変わったことはないですか?」
まず聞いておきましょう。
と先生。
緊張が走りました。

「特に変わったことはありません。」
と夫。
私もウンウンと頷きました。

「う~~ん、悩むとこなんだよね~~。」
と先生。

なになに?
悪い事?

ドキドキしました。

「このままテモゾロマイドを続けるか、やめるか・・・
考えどころだと思うんですよね。」
と先生。

「へ???」

先生の話によると
テモダールを長期投与して
大丈夫なのかどうか、参考になる例がないということです。
夫の場合、血液の状態もばっちりだし、
副作用もまったくなし。
やめなければいけない理由もないということなのです。
なにせうちの夫、最新データの3年先を行ってるらしいので・・・

肝心なMRIの画像は
「再発の兆候ナシ」
でした。
それどころか、残存腫瘍の影は
もうあまりわからないほど薄れてきています。

私「これってとってもいい状態っていうことですよね。」


先生「そうなんですよね。だから悩んじゃうんですよ。
   簡単にやめられないし。」

先生「まあ、考えなくていいです。考えてもわかんないし。
   僕だってわかんないんだから・・・
   でも今そういう状態って言う事だけ理解しておいてくださいね。」

ということでした。

薬やめられるかも・・・
でもやっぱりスパッとやめてしまうのは怖い・・・

ちなみに
「これだけ落ち着いていればやめたからって急激に腫瘍細胞が増大する可能性は
あまりないと思うよ。」
という事でもありました。

ホントに悩むところだわ。
でも悩んでもしょうがないし。
悩むにもそれなりに材料がいるのよね。
これだけ材料ナシだと悩むのも無理だわ。

それに決めるのは私じゃない・・・
夫本人が決めるべき事だと思うので。

まぁ良かった。
嬉しい悩みともいえるよね。

余談ですが、
今日は診察室とてもすいていて1時間半しか待ちませんでした。
(混んでるときは3時間待ちも普通にありますから。)
先生にそのこと言ったら、
「雑誌とかに出ちゃうとね、外来に患者さんが溢れるから・・・
僕たちのやってることを知ってほしいっていう気持ちもちょっとはあるんだけど
やっぱり僕は、あんまり混んじゃうのはどうかなぁ?と思うんだ。
僕は本当は今ぐらいの感じが好きなんけどねぇ。」
って言ってました。

先生のこういうとこ大好きです。
「先生かっこいいって有名だから。」
って言ったら、

「ありがとうございます。火曜日だけはこぎれいにって心がけてるんです。
他の日はもうボロ雑巾ですから。」
って笑ってました。

でもボロ雑巾の日も知ってるけど
それでも相当素敵なんですけどね。

なんかすごーく久しぶりに
心底ホッとした日でした。

気にしてくれてる皆様本当にありがとう。
うちのデータが最新ですから・・・
明るい未来が見えてきたかもしれないよ。