唾液腺癌で休職中♪

2009年5月に骨と肺に異常が見つかり、唾液腺癌(腺様嚢胞癌)が発覚。。
そんなyuraの治療と日常です。

生検の感想

2009-05-24 00:00:00 | 骨の治療
(2009年12月31日に書いたものです)
いらっしゃいませ~
今日は大晦日ですね。
大晦日でも平常運行で
今日も過去日記です

2009年5月24日頃の日記

手術(骨生検)って、あっと言う間でした。
麻酔の点滴が流れて、雑談を聞いていると
ぷつっと記憶が途切れて
次の瞬間に起こされます。
「終わりましたよー」って。
感覚としては、瞬間停電みたいな感じです。
一瞬の神業で手術を終え、尿管カテーテルまで装着されています。。

病室に戻ると血流を促す機械が
足に取り付けられました。
プシューっと足を揉んでくれて
その働きっぷりが健気で可愛いと思ったけれど
眠りかけたところでプシューっと起こされるんです・・。
睡眠を妨害されると人は凶暴化するようです。

プシュプシュの息の根をとめてやりたい。。。

看護師さんが見ていない隙に
何度も「念」を送ってみましたが
翌日の夕方に外され、
今回は奴を見逃すことにしました。。

全身麻酔で手術(生検)をしていますが
これってまだ検査の段階なんですね。。。
せっかく切るなら、ついでに悪いところを
取っちゃって。と思いましたが
今は無理なんだそうです。
薬で叩いて小さくしてからになります。


検査ごときでも、難儀な感じなのに
この先、本当の手術が待ち受けているかと思うと
震えます。。



今年も、もう今日で最後ですね。
このブログにお付き合い頂き、
ありがとうございます。
皆さま、どうぞ良いお年を~

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執刀医はどなたですか?

2009-05-19 00:00:00 | 骨の治療
(2009年12月30日に書いたものです)
こんにちは
今日も過去日記です
あんまり、ちんたら書いていると
進まないので、省略していきたいのですが
うまくいきません。
今回は入院翌日から手術前日までです。

2009年5月19~21日の日記。

主治医(整形外科)の話では
骨の生検を早く実施したいらしく、
それには、まずCTを撮る必要があるそうです。
でも、CTは予約待ちになるので生検もしばらく無さそうです

で、とりあえず入院の翌日(火曜日)は骨シンチでした。
さらに翌日(水曜日)にはCTの空きを見つけたらしく、
早速撮ることになりました。

主治医によると、
CT撮影のときは、
絶対に動かないで。
息もしないで。
息をすると上手く撮れないそうです。

Dr「1分くらいですが大丈夫でしょう、あなた若いから」
とにっこりして去っていきました。

1分も?息止めるの?
CT撮るのも命がけですね!
と思っていましたが
実際は10秒もしないうちに終わってしまい、
主治医の冗談だったことに、ようやく気づきました。

その後、手術室の空きも見つけたらしく、
金曜日に生検をすることが決まりました。

本来、明日(金曜日)は整形外科が手術室を使える日ではないそうです。
でも、他の科の先生に聞いたり、お願いしたりして
なんとか金曜日に手術室を使わせてもらえるように
したとのことでした。

主治医の熱意と行動力に感謝しています

多忙な先生に、そこまでして頂くと、今更、
「手術は怖いから嫌だ」とか
「まだ心の準備ができていない」なんて
言えるわけもなく、
先生が持ってきた同意書に、
黙ってサインすることになりました。
先生の好きなようにしてください。。

病室には手術についての説明をしてくれる人が来ました。
手術中は全身麻酔をしていて、起きると終わっているそうです。
手術中に痛みを感じたり、私が大暴れすることも無いそうで
聞いてホッとしました。

「何か不安や、聞いておきたい事はありますか?」

と聞かれたので、

「(あなた様は)手術でメスを握る人ですか?」

(要するに「ところで、あなた、だれ?」の丁寧バージョン)
と聞いてみたら、その人は手術室専属の男の看護師さんでした。
執刀医は主治医だそうです。

え。主治医?

今まで勘違いをしていたことに気づきました。
全身麻酔が必要な手術って外科医が行うものだと思っていたんです。
まさか整形外科の先生が自ら手術するとは!!!

誰が執刀するのかを、今頃、理解したことが
主治医にバレませんように。。

手術前夜は、
不安で眠れない。。
なーんて事もなく、
意外と良く寝れるもんなんだと
自分の図太さを知りました。


日記にお付き合いいただき
ありがとうございます
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骨腫瘍の先生のつぶやき

2009-05-18 00:00:00 | 骨の治療
(2009年12月29日に書いたものです)

こんばんは
今回は過去日記です。
気まぐれですみません

2009年5月18日の日記

がんセンターの初診日です。
紹介状とMRI画像をもって順番を待ちます。
待つ間に、問診表というか病歴などを書き込む
用紙を渡されました。

来院の理由?

「骨に腫瘍の疑いあり、と言われたから。」

そう書いてみて、気づきました。
疑いがあるってだけじゃん?

はるばると地元まで戻ってこなければ
ならなかった、この事態に
十分に意気消沈しますが
「がんセンター」という病院名が深刻さに
拍車をかける気がします。

よく考えたら、まだ疑いがあるってだけでした。
これから、その道のプロに診てもらって
いろいろと分かってくるはずですが、
まだ、これからなんです。

さあ、いよいよ診察に呼ばれました。
初めて会うプロは、そんなに若くなかった・・・
意外に優しそうな雰囲気でしたが
まだ会話らしい会話は無くて
どんな先生なんだろ?と思いながら先生の
動きをみていました。

プロは、MRIのフィルム画像を
蛍光灯のボードに並べて
顔を近づけながら
眼鏡に手を当てたりして、
じっくり見ています。

で、つぶやいたんです。

「・・・弱ったな。」って。

・・・。

聞こえるか聞こえないかくらいの声でしたが
そう聞こえました。

・・・弱ったなって、どゆこと???

「今、なんとおっしゃいました?」
と聞きたいところですが
私に伝えるために発したものでは無く、
先生の心の声だったようで
聞き返すのもためらわれます。

先生は振り返ってこちらを向きます。

先生「今日、これから入院できますか?」


・・・は?


こうして、初診日に即日の入院が決まってしまいました。
先生は病棟のナースに電話して
「これから一人、患者さんがそちらに行きますから
よろしく」
みたいな連絡をいれてました。
昼食から病院食がでるそうです。

これが入院初日でした。


読んでくれてありがとうございます
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骨腫瘍専門医に診てもらってください

2009-05-14 00:00:00 | 入院まで
いらっしゃいませ
また過去日記です。(2009年12月16日に書きました)


2009年5月14日の日記

MRIを撮って、整形外科で先生を待ちます。

今日は先生の外来の曜日では無いけれど、
手術の予定が入っていないらしく
先生の厚意で、すぐに画像を見てもらえるそうです。

MRIは3回目でしたが、
なぜか今回だけ、痛かったです。。
MRIっていうのは、薄暗くて、
せまいところに固定されて、
身動きがとれない状態で、
工事現場のようなでかい音にビビリながら、
長時間拘束されるという検査なのですが(ちょっと大げさに言うとね)
今回はさらに、痛みを伴うという最悪の検査になりました。

弱った骨が磁場で破壊されているんじゃないかと
思うような痛みです。。
終わったころには、ぐったりしてました。

診察室に呼ばれると、先ほど撮ったMRI画像がパソコンに
映し出されていました。

骨盤の右側は色が違っていて、右側のほぼ全域に及んでいます。
一瞬見ただけで「やばい」と感じました。

(きっと、癌が血管から栄養を摂っている時の画像って
こんな感じなのかな。)

素人の勝手な解釈です。
でも先生の顔つきからも、あまり良い状態ではないことは分かりました。。

骨腫瘍専門の医者に診てもらう必要があるとのことで、
この辺りでは県立医大になるそうです。
(100kmほど離れたところにあるので、通院は大変です。っていうか無理です)

私としては、入院の可能性があるなら親元に帰りたいと
思っていることを話すと
そこに専門の医師がいるか調べてくれました。
先生の大学の先輩(=骨腫瘍専門医)にも電話して聞いてくれたようでした。
他の県の医師のことでも、学会などで会うからよく知っているんだそうです。
候補は地元の、大学病院と、がんセンターでした。
先生のお勧めは、がんセンターとのことだったので
そうしました。

先生からは
専門外の医師が下手に治療にあたったりするのは
危険だけれど、専門の医師であれば、
地方でも都会でも差は無いから安心して、という話をしてくれました。

看護士さんが、がんセンターに電話をしてくれたのですが
3ヶ月先まで予約が詰まっているらしく、紹介状を持って
4日後の外来日に押しかけることになりました。
人気のある先生のようで心強いですが、
人気がありすぎて、診てもらえるのかわかりません・・。

先生が最後に言ってくれたのは

Dr「良くなって、また帰ってくるのを待ってるから。
 会社に行けそうなくらい元気になったら
 こっちでも、リハビリとか検査くらいならできるから。
 戻ってきたら顔を見せに来てよ」

やさしい言葉でした。
先生は、4人目のお医者さんなんです。
足の痛みを診てくれた中で、病気を見抜いてくれたのは
先生だけなんです。
病気は、予想外に深刻かもしれないと思うと
どうしようもない不安に襲われたりするけれど
先生ありがとう
先生に診てもらえて良かったです。


暗い話につきあってくれてありがとうございます
過去日記は今回で中断して、現在に戻るつもりです。
また気が向いたときに過去日記を書こうかと思います。
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予定外の診察

2009-05-11 00:00:00 | 入院まで
過去日記です(2009年12月15日に書きました)

2009年5月11日の日記

長いGWが終わり(一人だけ13連休でした)松葉杖姿に注目を
浴びつつ、会社に行ってみました。

すると部長命令で医者に行くことになりました。
・働ける状態なのか医者に聞いてくること。
・で、駄目と言われたら診断書をもらってこい、って。

しかたなく、病院に行ってきます。

病院の整形外科は今日も大盛況です。受付107番め。
何時間待ちになるんでしょうか。

お昼近くになり、売店にお弁当を買いに行って気づきました。

お財布が 無い。。。

松葉杖を駆使してレジまで運んだ弁当を、また元に戻します。
カバンの中を何度も探すけれど、やっぱり無い。。
帰ろうかと思ったけれど、
診察はお金が無くても受けられるそうです。。
空腹のまま待ち続けて15時頃にようやく呼ばれました。

今回の診察は気合が違います。
医者にかかる10箇条を読んできたんです。
質問したいことはメモしました。
(10か条はこちらのページ→ ささえあい医療人権センターCOML

まず挨拶しつつ近況を報告します。
近況といっても10日前に会ったばかりですがね
今日来た理由も伝えて、質問に入りました。

質問1
おできがあるのは、どこの骨でしょうか?

Dr「右腸骨です。そこに腫瘍があります」
・・・チョーコツ?超骨?
・・・・。

後で調べよう。。

と思ったらX線画像で見せてくれました。骨盤でした。
X線だと大腸のガス等が邪魔をして判断しにくいそうです。
腫瘍だと、この病院では対応できないので他のもっと専門の
医者がいる病院に移って治療することになります。
移るにしても、まずはちゃんとした結果を揃える必要があるので
造影剤入りMRIをするそうです。

質問2
骨が薄いと聞いたから牛乳や納豆を多く食べています。
効果はあると思いますか?

Dr「う~ん、あんまり意味無いかな~」

質問3
前屈をして、動きの硬い右足の筋肉を伸ばしているけれど
こういう動きをやってもいいですか?

Dr「やれるんであれば、やっていいと思います。」

メモには厳選した質問事項を書いたはずだったのですが
実際に質問してみると
先生との貴重な時間を使って聞きたかったのは
この程度のことだったっけ?と思えてきます。
間抜けなメモを読んで、それを質問するのはだんだん気が引けてきましたが
先生は間抜けな質問に慣れているようで
どんなことを言っても、ちゃんと答えてくれました。

部長から言われた診断書の件は、「会社に行けない」と私が感じたら、
その時にすぐに診断書を書いてくれるとのことでした。
会社に行きたいのであれば、それを阻止する気はないそうです。

ということで、部長からのおつかいも終えて、診察室をあとにしました。

その後、病院の事務課に連行され、
「今日の医療費は次回の検査日に必ず支払います」と一筆書き、
釈放されました。
人生初めての借金です。その額 210円也。。


今日の診察って、まだ検査前なので進展などはなく
診察というよりは雑談に近いような感覚でした。

唯一の進展といえば、前回は「おでき」と言っていたのに
今日は躊躇無く「腫瘍」と言われたことでしょうか・・・。


読んでくれてありがとうございます
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骨に、おできって。。

2009-05-01 00:00:00 | 入院まで
(2009年12月13日に書かれたものです。)

今日も過去日記です。
長いですよ。

2009年5月1日の日記

診察から3日後、今日はMRIを撮りました。
その結果を聞きたいので
外来に並んで診察を待ちます。

看護士さん
「わりと待つことになりますよ」
ええ、構いません。
往復2時間かけて再び来るのは大変ですから。

ひたすら待ちます。

かれこれ7時間は病院にいます。。
疲れてきました。
病院って元気な人じゃないと
診察までたどりつけない気がします。。

呼ばれたのは16時半ころでした。

松葉杖になってから痛みが和らいだことを伝えて
MRIの結果を聞きました。

私「何か写ってました?」

Dr「う~~ん、骨に、おできが出来てる」

(お で き?
って、腫瘍のことですか??)
とは聞けませんでした。
腫瘍だとしても良性ということもあります。
まずは先生の話を聞きます。

Dr「ほら!、ここ!」
先生が画像の一部を指差して教えてくれますが
素人にはさっぱりわかりません。

Dr「わかり難いかもしれないけれど、こっちが背骨で、ここに骨があって、左右に差があるでしょ」
言われるとそんな気もしてきます。
MRIの断層画像は何枚もあるのに、
異常を示す画像はほんの一部分です。
それを見逃さないあたりが職人技って感じがします。

そんな職人にむかって言ってしまいました。

私「先生、これ、左右を見間違えていませんか?」

Dr「・・・・。」

いや、なんていうか、本当にそんな気がしたんです、
右足と左足の位置を逆に説明されている気がして。。
すみません。。

画像を見てからの先生の表情は硬く、
すぐにX線の再検査と、血液検査をすることになりました。
なんだか、だんだん不吉な展開になってきます。

検査は行けば即、やってもらえました。
もう通常業務が終わりそうな時間で、患者は私くらいでした。

再び診察室へ。
結果は、貧血はなく、X線にも異常はみられなかったそうです。
再度、MRI(造影剤を使用)検査をすること、と
結果次第では専門の先生のいる病院に転院することになる
かもしれないことを伝えられて帰ってきました。

(今日の診察って
もしかして、いわゆる、告知ってやつだったのかな。)
画像を説明されながら、さらっと告知されたような気がします。

家に帰ってからは、ネットで気が済むまで調べました。
自分の状態に近い病名を探したり、ブログを読んだり
先生が何を懸念して検査しているのかを考えてみたり。。。

(もしかしたら、骨肉腫だろうか。。
貧血じゃないってことは骨髄腫ではなさそうだし・・。)

GWの間、松葉杖姿で故郷に帰ることもできず、
ネットばかり見る生活でした。

不安な今の状況をネットに書き込んで質問してみると
すぐに返事が書き込まれました。
「不安がなくなるように主治医とよく話をするべき。」
とのアドバイスでした。
これは本当に助かりました。
ネットって、調べても、調べても
不安がいたずらに増長するだけで結論が出ないんです。
もう泣きそうなのに、でもやめられなかったんです。
アドバイスのお陰で、先生との会話をもっと充実させよう!
という気持ちの切り替えができました。


読んでいただき、ありがとうございます

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