唾液腺癌で休職中♪

2009年5月に骨と肺に異常が見つかり、唾液腺癌(腺様嚢胞癌)が発覚。。
そんなyuraの治療と日常です。

がんばれ、自分。

2009-09-26 00:48:43 | TPF療法 2クールめ
入院の後半になってくると、つらい症状も無く快適なのですが
前半に比べると もっとポジティブにならなきゃと
思う回数が増えてきます。
体が楽になるにつれて考え方がマイナスになるんです。
不思議です。
点滴中や、副作用中はそれどころではないから、かもしれません。

入院から3週めになると、

・気分転換に散歩に行くことが増えます

・いつも携帯に入れて聞いている曲なのに
「何十年もこの先を共に歩こう♪」なんて
 流れてくると涙が出てしまいます。病室では聞けません。。
 外来の終わった外来棟でひっそりと聞きながら
 何十年も先のことを考えられる人って幸せだななんて
 いじけていたりします。

・病気について書かれているものを読んだりもします。
 これ、あまり良いことは書かれていないって分かっているのに
 つい読み返えしてしまいます。。。

・闘病記を読みたくなったりもします。

気持ちがマイナスになった後は、

時間を無駄にしていないだろうか
今、私は精一杯生きているだろうか

そんなことを考える日々です。


薬剤師さん

2009-09-24 00:46:13 | TPF療法 2クールめ
また採血の日がやってきました。

耳鼻科に来てから抗がん剤を始めたので、その副作用をみるために
採血回数が以前いた科より多くなるのは当然ですが、なんとなく

血液検査が好きなのは 整形外科<血液内科<耳鼻咽喉科

という印象になっています・・・。
なので、「今日も採血ありますから」と主治医に言われると
(本当に好きだな)って思っちゃいます。
いや、先生は私のためにやってくれているというのは
十分わかっています、はい。

その結果を知らせてくれるのは
・病棟専任の薬剤師さん
・先生
・看護士さん
の誰かになりますが、悪い結果のときは午前中に必ず先生が登場します。
妙な時間に先生が登場すれば、聞かなくてもわかります。
血液検査に関しては、先生は悪役を引き受けている感じでしょうか。w

薬剤師さんの場合、どんな結果でも必ず伝えに来てくれます。
しかも、ちゃんと結果を紙にプリントアウトして持ってきてくれる
素晴らしい人です
過去の数値も含めて一覧でプリントアウトして、
A4一枚に入りきらない好中球の値は
毎回、手書きで追加してくれています。
値についての説明もしてくれて、心配要らないレベルとか、
他の値の動向から今は低いけれど増産を始める兆候があるとか、
説明も詳しく丁寧です。
明るいし、よく声をかけてくれるので相談しやすいし
会えると、それだけで嬉しくなってきます

この素敵な薬剤師さんは小児科に移動が決まっているので
残念なことに今回が最後になりそうです。。
彼女ならどこに行っても大活躍するでしょう。
「病院には居るのでまた会えると思います」って
言ってくれました。
私、きっと会いに行くと思います

連休中の病棟

2009-09-23 00:51:05 | TPF療法 2クールめ
世間はシルバーウィークのようですが
病院にいる私にはあまり関係なかったりします。
いや、関係なくは無いか。
病院の中が、がら~~んとしています。
放射線を受けるために入院している人だと
連休中は退院するようです。
そのためか看護師さんも少ない気がします。

連休中でも主治医の先生は出てきてくれます。
患者は少ないから普段より楽かもしれませんが
お医者さんって完全なオフってあまり無いんですね。

連休前に研修医の先生の研修が終わっちゃったので
必然的に残った先生達の負担が増えています。
今回の連休は2番目の先生が連日、当番のようです。

連休中にずっと先生の顔をみてるとさすがに
先生、働きすぎ? という感じがして
なんだか気の毒になってきます

同室の人が看護師さんに
「あの先生、お休みって無いんですか?」
と聞いてみると、先にお休みを取っていたらしく
休暇が足りていないわけでないので心配しなくて
大丈夫とのことでした。
さらに

「それ、もしだったら先生に直接言ってあげてください
 きっと若い女性から言われれば元気出ますから~」w。

(ごめん、私そんなに若くない・・・。)と思っていると
同室の彼女は
「元気出るってことは、やっぱり先生、疲れているんだ~」
と言ってました。
そうですよね、やっぱ疲れていますよね。。

次回、疲れていそうな先生に遭遇したら
(勇気とタイミングがあれば)、言ってみようと思います。。



病院を脱走する方法

2009-09-21 00:26:05 | TPF療法 2クールめ
病院から外出するときは外出許可が必要で、
近くのコンビニに行くにも先生の許可をとるように、と
病棟の壁に注意書きが貼られています。

でも、コンビニに大した用がある訳ではなくて
ただ、ぶらぶらと行ってみたいだけでは
いちいち先生に許可をもらうのも気が引けます。
で、
今日は許可なしで病院を抜ける方法を紹介します。

病院を抜けるのは、いつでもいいのですが、
朝がおすすめです。
病院の外をパジャマで歩くのはまずいので着替えますが、
その普段着姿を看護師さんに見つからないようにするには
朝の交代前の夜勤少人数のときがいいです。
ナースステーションの前を通過するので、検温などに忙しく
出はらっている時が一番です。
(自分の体温は測って、体温計をそのまま置いておけば
居なかったとしても看護師さんが困らずに済みます)

病棟の廊下は気を抜けませんが
エレベーターまで行ってしまえば、もう脱走者かどうかなど
区別がつかないので安心していられます。

帰りも同じ要領で気をつければ無事に帰ってこれます。。
大部屋よりは個室のほうが、やりやすいでしょうか。

脱走しやすいのは朝ですが、
もし出勤前の主治医がコンビニに居たりしたら
どうにもならないと思います。
笑って許してもらいましょう

外泊許可がほしい

2009-09-19 00:14:19 | TPF療法 2クールめ
ビニールハウスに入ってから5日目。
個室ライフは退屈です。
外の世界が魅力的に思えてなりません。
この軟禁生活に耐えた自分にご褒美として
週末は外泊をしよう!!
と思い立ち、看護師さんに言ってみたのですが
「ちょっと難しいかな~」だそうです。
先生は病室の窓を開けるのすら禁止にしたくらい
だから、検査結果が良くてもすぐに許可が
出るかは微妙なので期待しない方がいいよって。

それと、また懲りずに窓を開けていて、
看護師さんに見つかっちゃいました。

窓の件、ちゃんと語り継がれているようです。
きっと先生から看護師さん達に注意するよう話して、
それが交代の度に引き継がれたようです。
些細なことでも引継ぎ事項になるんだ~と
ちょっと驚きです。
(いや、先生は些細な事とは思ってなさそうですが・・。)

朝の回診のときにダメもとでお願いしてみました。
「もし、採血結果が画期的に良くなっていたら外泊に行きたい!」
すると、意外にあっさりとOKでした。
値が上がっているうちに1回、一泊だけなら
許可してくれるそうです。

で、結果ですが、
「おめでとうございます!」
誰かと思ったら昼前に研修医の先生の登場です。
いつも元気が良いです。
白血球が1万を超えて、好中球も5000くらいあるそうです。
上がり過ぎなくらいです。
薬で上げるので効き始めると極端に上がります。
普通の人を上回る免疫力がついたので
ビニールハウスも撤去されました。

夕方にまた研修医の先生が来てくれました。
先生「外泊、行きたいですか?」
私 「はい!」
先生「う~ん・・。いつ?」
私 「明日にでも!」
先生「どうしても行きたい?」
私 「・・・。」

薬で上げただけなので、すぐ下がる可能性もあるらしく、
しかも今は豚インフルが流行中で心配のようです。
なら、先生が安心して外泊を許可できる日があるか聞いてみると

先生「2週間後なら。」(先生のスマイル全開です)

・・・・。
さすがにそれは遠すぎます。

下がる可能性があるなら早いうちがいいので
やはり翌日に外泊したい、とお願いすると、
上の先生達に相談に行きました。

しばらくして看護師さんが外泊届けの用紙を持ってきてくれました

翌日、朝の回診は2番目の先生でした。
窓開け禁止の先生です。
「先生、外泊許可ありがとうございます!!」
と言うと、「仕方ない」って。
外泊許可は、かなり渋々だったようです。

「具合が悪くなったり、熱が出たりしたらすぐ戻っておいで」
と優しい言葉をいただき、回診が終わりました。

先生達は、いろいろと心配してくれています。
その上、患者のわがままにも付き合ってくれて、
本当に申し訳ないくらいです。先生ありがとう。

では、せっかくなので外泊を楽しんできまーす

慎重派

2009-09-17 00:11:40 | TPF療法 2クールめ
朝の回診で、久々に2番目の先生が来てくれました。

朝食後の器をちらっと見て、
先生「食事、取れているみたいですね」
って。先生のこういう細やかなあたりが好きです。

回診のときに「どうですか?」の問いに
「何ともないでーす」と答えるのを
繰り返していると、別のことを聞いてくれるだけで
嬉しくなったりします。

さて、血液検査の結果ですが、白血球が2000を超えた
ようです。もうお風呂に入ってもいいかな?と
思ったのですが先生は駄目って。

さらに、夕方の回診のときに窓を少し開けていたら
窓あけも禁止になってしまいました。
せっかくのベルディの意味がなくなるとのことです。

白血球は増えたけど、好中球がたりず、500はほしいそうです。
なので、ベルディ生活はまだ続くし、
トイレ以外は出歩いたりしないで。とのことでした。

それ、夕方に言っても、もう遅いって。笑

※追記ベルディは通称で、正しくは簡易無菌室のことです。

残念ながら・・??

2009-09-16 00:07:05 | TPF療法 2クールめ
今日も採血の日です。

この結果さえ良ければ、大部屋に戻れます。
全然元気だし、もうそろそろ数値も上がっているかな?
と思って、せっせと引っ越し準備を整えていました

ノックが聞こえて、入ってきたのは研修医の先生。
先生が自ら来る時は悪い予感がします。

先生「残念ながら・・」

私 「!?残念??」

先生「白血球700なんで、もうしばらく、このままに
   なります」

私 「・・引っ越しできるかと思って準備してましたー」

先生「う~ん、ちょっと低すぎるな~
   今そとにでると、多分すぐだよ」

・・・すぐ、どうなるんですか。

と聞く勇気はなく、
追加された本日2本目の注射を受けることになりました。

個室へ

2009-09-14 00:43:05 | TPF療法 2クールめ
今日の採血で白血球が少なめだったら早めにベルディに
入ってもらう、と先生に言われていました。
豚インフルが流行しているので先生たちは
早めの予防策を考えてくれています。
(ベルディとは、清浄な空気が出てくる装置とベッドをビニールで
 覆った感じのもので、免疫が低いと感染予防のために用意されます)

※追記
ベルディをネットで検索しても出てこないので
不思議に思っていましたが、ベルディは通称で
正しくは簡易無菌室でした。
こちらの簡易無菌室の商品名(アイソレーターヴェルデ)がベルディに似ており、
謎が解けた気がしてます。2009.12.31

結果は、少なめじゃなくて本当に少なくてベルディ行きが決定しました。
悪い結果のときは研修医の先生が自らお知らせに来てくれるので
先生が現れただけで結果の予想がつきます。
今回はベルディを大部屋ではなくて個室に設置するようです。
初の個室です。わーい。

個室への引越し中に、整形外科の外来診察に呼ばれたので
マスクをつけて外来へ。
(エネルギー不足のため診察待ちだけでフラフラです。)

良いニュースでした。レントゲンをみた整形の先生によると
癌に食われた骨に放射線をかけたのですが、その後、正常な骨が育って
食われた所をカバーしようと成長しているとのことでした。
いい兆しです、そのままどんどん成長しちゃってください。

初の個室ですが、
部屋には小さいソファーや冷蔵庫、洗面台があります。
気を遣わなくて済みますが、
ひとりで退屈です。

なので・・・こっそり部屋を抜けて、
図書室で漫画を20冊近く借りてきました

これで個室ライフを楽しみます

だるさMAX

2009-09-12 00:18:28 | TPF療法 2クールめ
点滴週間もそろそろ終盤で、シスプラチンの登場です。
これ、とっても吐き気の強い薬です。
昼に点滴すると、夜中には気持ち悪さに襲われます。
気持ち悪さから逃れようと楽な体勢を模索するのですが
寝返りしようとするだけで 波が押し寄せてくるので
なるべく動かないように、できたら息もしないくらいに
(・・無理ですが。)
静かーに、うつらうつらしながら朝を迎えることになります。

朝はさらに限界に近づきます。
朝ごはんの匂いや、周りの人の話し声などなど
些細なことを受け付けなくなっています。
このころがMAXです。

前回の1クールめでは、この時点で吐き気止めの点滴と錠剤
(やたら溶けやすい錠剤)を追加処方してくれたのですが
今回は回診で「気持ち悪い」と伝えてもなぜかスルーされます。

多分、先生たちは1クール目のときの経験から
「意外と頑丈だから放っておいても大丈夫!!」
と、思っていそうです・・・。

なので、今回は根性で乗り切ることになります。
(修行みたいです)

食べれないとき用に、家からポテチを持ってきていました。
それを持って休日のガランとした外来のベンチへ行ったのですが
修行中は大好きなポテチすらにおいが駄目でした。
(なんでバター風味なんて買ったかな~~!!)
と自分自身に腹が立ちます。

食事を普段の半分程度しか食べていないので
外来棟まで行っちゃうと帰ってくるのがしんどいです。
息切れしまくりだし、病室がやたら遠く感じます。
おまけにポテチのにおいが鼻に残っている感じがします。。
・・私、何やってんだろ。

お腹が空いてきてもいいはずなんですが、
胃も腸も働くのを放棄しちゃってるような感じです
修行はまだ続く、のかな??。。

点滴4日目

2009-09-10 00:31:18 | TPF療法 2クールめ
今日は点滴の針交換の日なので つかの間のお風呂タイムがありました

針を交換してくれるのは、やっぱり研修医の先生です。
この先生は外来に行ってても病棟で何かあると呼ばれます。
ナースステーションでパソコンに向き合っていることが多く
薬や点滴の指示者の欄はいつも先生の名前が書かれています
夜9時を過ぎても白衣姿を見かけたりするので、
何時間はたらいているんだろ?と思うときもあります。

で、針刺しですが、

研医「右が利き腕ですよね~、じゃ、また左腕にしときますか」

と言ってくれたときは、気を使ってもらっているようで
ちょっと嬉しかったのに

左腕は、探しても先生のお気に召す血管がなかったらしく
おまけに左はさっきまで刺していたので内出血しちゃっています。

研医「う~ん、難しい!」

と言ってあっさり右腕へ。

研医「手首に近く無い方がいいよね~」

と言ってくれました。
そうなんです、車椅子で移動するので腕を動かすことが多く、
手首に近いといつの間にか内出血していたりします。
針が抜けちゃうと刺し直すことにもなるので
できたら関節から遠いところにお願いします。。

研医「あれ、そんなに上じゃなかったね。w」

終えてみると 左腕の時と変わらないっていうか
さらに関節に近くなった気がします。
・・・・。

研修医の先生は回診には欠かさず登場するので
話す機会も多く、話しやすいですが
たまに、あの笑顔にごまかされてる気がします。。