「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【本朝マスコミ論】【第7回】本朝新聞事始め(参)【オリジナルコラム】

2020-08-13 20:29:25 | コラム
この本朝新聞事始めシリーズの過去二回は、明治初期の新聞の比較的「正」の側面を取り上げてきましたが、無論同時に「負」の側面も抱えていたわけで、今回はそれを取り上げましょう。
明治初期の代表的大衆新聞である報知新聞は当初から「女童の教え」を標榜していました。
つまり、ただ文明開化の御代に生きる人間に相応しい知識を啓蒙するだけではなく「社会を教化する」という役目を担う、と自負していたわけです。
ですがその結果、必然的に新聞は“規範に外れる行状を行った者”に対して、露骨な懲戒の姿勢を見せました。
ある悪事を報道する際、新聞は次のような一文でその事件を結びます。
“毎度新聞に出てあれども、悪いことをして知れぬと思う心は全く心得違いであります。必ず知られずにはいられません”
さりげない物言いですが“必ず知られずにはいられません”の部分に籠められているのは
「犯行に対しての刑罰だけではなく、新聞誌上で広く知らせることにより社会的な制裁を科す」という宣言なのです。

自らを勧善懲悪を実現するための懲罰機関と位置づけた新聞記者が庶民にとって如何に恐るべき存在であったかは、以下のエピソードが物語っています。
“当時(1876年)は子供が泣けば、そら、お巡りさんがお出でだとか、新聞屋が見に来たとか云うと泣きやみます”
明治も十年も経たないうちに「新聞は悪名を広い範囲に流布させ、生涯消えない汚点を負わせる媒体である」という認識が広まっていたわけです。

現在より遙かに“世間体”を意識していた人々にとっては、新聞紙上の暴力は、単純な暴力によるものより深刻なものであって、実際に明治初期には、根も葉もない悪評を「新聞屋に知らせてやる」と云われ、入水自殺した例もあったそうです。
この事件に対する新聞側の反論は以下のようなものでした。
“新聞と云うものは、何も人の悪いことを出して恥をかかせてやりたいという趣意ではありません。悪いことを出されたら心を改め、また外の人が出されたのを読んだら、自分の身に引較べて、なるだけ出されないように心がければ、出されて恥をかくこともなく、安心していられましょう。だから必ず皆さん、良いことをお心がけ下さい”

建前論ではこのように謳っていますが、年を追うにつれ新聞の暴走は酷くなりました。
当初は犯罪行為の糾弾だった記事が、やがて家庭内の騒動にまで飛び火し、読者からの投書という名の“密告”が増えるにつれて、現在で云う“ゴシップ報道”が花盛りとなります。
今日で云う週刊誌やら夕刊紙ネタがこの方面の後継とあたると云えるでしょう。

そして“攻撃対象”は普通の家庭では収まりきらず、当時の特権階級――華族・士族――が主な攻撃対象となっていきます。
支配層のスキャンダルに対して新聞紙上で懲罰を加える。
これは新聞記者のみならず、読者にとっても快感であり、それ故に更に記事は白熱しました。
しかし、明治政府が発布した「讒謗律」が「たとえ事実であっても本人の名誉を毀損する報道は処罰対象となる」と定めていたため、直接名前を挙げての攻撃は出来なくなります。

ですが、それで報道がなくなったと云えばさにあらず。
今度は住所氏名をボカし、ただ「華族様」「士族さん」という風に表現をします。
この結果如何なる事態が生じるのか。一部の人間のスキャンダルが、その人が所属している階級全体と同一視されて、新聞の読者に認識されたわけです。

さて、何故こんなことを長々と論じてきたかと云いますと、結局新聞(マスコミ)がやっているのは百四十年前も今も同じことであり、それを受け取る読者側もまるで進歩していない、ということを示したかったからです。
マスコミがその媒体で、ある特定のカテゴリーに属する人を批判をし、社会的制裁を加えようとします。すると現在の多くの受け手は「そのカテゴリーにいる人間全てが悪い」と捉える極めて短絡的な構造が成立してしまっています。
それはそのように誤解させる報道を行うマスコミが悪いのか、マスコミの報道を鵜呑みにする受け手側が悪いのか。
実体としては双方とも問題なのだとは思いますが、これだけインターネットが普及し、その便利さを享受して世代であっても、是々非々の判断が出来ず「某政党は某法案を遠そう・通すまいとしている。某政党は人権抑圧団体だor売国奴だ」とレッテル張りに勤しんでいます。
如何に文明や技術が進んでも、マスコミの一方的な情報の洪水に、思考停止に陥るのではなく、最後まで自分で思考する、という習慣が国民の多数に根付かない限り、マスコミは政治的・社会的意図をにじませた偏向報道をやめはしないでしよう。
果たして、この国でそんな慣習が本当に根付くのか。
(続く)

【#海外の反応】【韓国】尹美香(ユン・ミヒャン)議員、正義連疑惑で検察に任意出頭

2020-08-13 20:28:15 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-【韓国】尹美香(ユン・ミヒャン)議員、正義連疑惑で検察に任意出頭
-安倍首相謝罪像またイジられる! 慰安婦謝罪要求キャンペーンのシンボルになってしまった...
-韓国人「日帝は若者を300万人殺して、周辺国民を数千万人殺した」読売新聞渡辺恒雄氏が日本の軍国主義を強く批判!」 韓国の反応

【#海外の反応】【絶望】韓国人「致死率30%でヒトヒト感染する中国発新型ブニヤウイルス殺人ダニ、韓国上陸…医療陣5人が集団感染」

2020-08-13 20:27:20 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-衝撃の事実判明!旭日旗焼却のラカイコリアについて米国本家ラカイに直接問い合わせた結果…「ラカイとは無関係のブランドです」
-【絶望】韓国人「致死率30%でヒトヒト感染する中国発新型ブニヤウイルス殺人ダニ、韓国上陸…医療陣5人が集団感染」
-【速報】韓国人「大変です…韓国政府が国連に嘘吐きすぎてガチの制裁へ…強力抗議で公式声明も発表予定」
-韓国人「韓国が報復されたらどうする?」北京を攻撃出来る「米超長距離砲」が韓国に配備される可能性! 韓国の反応
-日本人「日本は後進国なので、日本の代わりに韓国がG7に入るべき」日本人が考えるG7の資格がこちら‥ 韓国の反応
-韓国「ソウルのマンション平均価格が10億ウォン突破!7年で2倍の爆上げ!」の声
-韓国人「韓国のG7行き日増しに曖昧に…」
-韓国人「韓国の先進技術!」原子力潜水艦3隻の開発を示唆する韓国軍に韓国高揚(海外反応)
-トランプ大統領が韓国・日本・台湾と核武装の議論を進める? 韓国ネット「日本は違うのでは・・・?どちらにしても韓国は核武装しておくべき!」
-韓国「米シンクタンクが米国は日独サウジと同盟を切れと主張!韓国は言及無しだ!」の声
-米国「日本との同盟を見直すべき」韓国人「止めろ!狂犬を解き放つのと一緒だ!」
-文大統領ピンチ! 世論調査で与野党の支持率が逆転
-韓国「文大統領の支持率が38%を記録!まだ高い!刑務所に行こう!」の声
-韓国から撤退した外資系企業、前年比3倍に急増…1位は日本=韓国の反応
-韓国人A「ABCマートの前で一人不買デモ、素敵です!」韓国人B「強要はよくないよ...」
-韓国人「日本、中国強制徴用工被害者に賠償と和解金も支給…犬野郎…」
-韓国人「分かってみると日本語だった意外な食べ物を見てみよう」
-韓国人「日本が嫌韓民族主義精神病発動!」コンビニ商品に「ハングル」が併記されただけで火病を起こす日本の嫌韓をご覧ください 韓国の反応
-韓国人「中国ネットユーザーが韓国人に悪意的な発言!」中国人と韓国人の口喧嘩の内容をご覧ください→「韓国人は口喧嘩では絶対に負けない」 韓国の反応
-韓国「日本で角の生えたクサガメ発見!日本が滅びる兆候だ!放射能被害だ!」の声
-「韓国のモクバンは理解できない」世界のyoutuber達を紹介 海外の反応
-韓国人「日本にしかないアイスクリームの味がこちら…」→韓国人「なんで韓国には無いの?TT」=韓国の反応2020/8/1
-韓国人「何故日本は韓国のエンタメに完敗したのか?」→日本のマスコミ「未成熟を好む文化のせい」 韓国の反応
-韓国人「日本の第三の都市“名古屋”の都市レベルの高さをご覧ください・・・」
-韓国人「日本 vs 韓国、外国人から見た日本と韓国の繁華街対決」
-【韓国】環境部「4大河川、洪水予防効果はない」
-各地で38℃超えの日本列島 じりじりと燃える猛暑 韓国ネット「ミストシャワーという設備があるの?韓国も対策を立てなければ・・・」
-韓国「日本全域で40度に迫る猛暑!先祖が犯した罰を受けてる!地獄と他ならない」の声
-韓国人「韓国VS日本の天気予報!」日本の天気予報の方が韓国よりも正確なのか確認してみた結果‥ 韓国の反応
-海外掲示板「日本と韓国の確執はなぜ消えない?」 海外の反応

【#海外の反応】日英主導で、新型コロナワクチンを70ヶ国以上で共同調達へ 中国人「どうせ俺たちは某国製」「俺たちに選択肢はない」

2020-08-13 20:25:46 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-日英主導で、新型コロナワクチンを70ヶ国以上で共同調達へ 中国人「どうせ俺たちは某国製」「俺たちに選択肢はない」
-【海外の反応】「軽率だ」サガン鳥栖でクラスター発生に海外のファンは..W杯2次予選は来年に再延期!
-海外「声がでかい…」マスクなしで山手線一周…渋谷で開催されたコロナクラスターフェスに海外困惑(海外反応)
-韓国人「やはり日本企業ロッテ」 尋常でないロッテリア発の感染症、ソウル首都圏の再流行火種と呼ばれる

【#海外の反応】海外「中国は後悔する!」中国との対立深まるベトナムを日本が支援

2020-08-13 20:24:54 | 海外の反応
*[海外の反応コーナー]
-海外「中国は後悔する!」中国との対立深まるベトナムを日本が支援
-海外「日本グッジョブ!」 日本がベトナムに「哨戒艇6隻を支援」 海外の反応
-【すげぇ】中国から7時間泳いで台湾に不法入国した男が逮捕、自由を求めての逃亡だった模様
-海外「美人だからかぁ!」日本で香港民主活動家が大人気なことに海外が興味津々

【#JBpress】ロシアで世界初承認、新型コロナワクチンの危険度

2020-08-13 20:19:07 | コラム
 8月11日、世界初の新型コロナワクチンがロシアで承認された。

 政府の規制当局が正式に使用できるワクチンとしてお墨付きを与えたことを意味しているが、世界初となった理由には裏がある。

 実は、ロシアのワクチンでは有効性と安全性を厳密に評価する第III相試験の結果が出ていない。

 ある程度大丈夫そうだろうという第II相までの段階で、国威発揚のため見切り発車したと見られているのだ。

 世界保健機関(WHO)の8月10日発表リストによれば、世界で実験段階にあるワクチン候補は139品目、ヒトで評価する臨床試験段階に到達したのは28品目で、うち6品目で第III相試験が実施中とされている。

 この6品目の中には、ロシア製ワクチンは入っていない。

 リスト上は初期の第I相試験段階として、ガマレヤ・リサーチ・インスティテュートの品目が掲載されている。どうやらこれが件のロシア製ワクチンのようだ。

 ニコライ・ガマレヤ(1859 - 1949)は帝政ロシア/ソビエト時代に活躍した微生物学・ワクチン研究の権威で、彼の名にちなんだ研究機関は1891年に設立され、モスクワに拠点を置いている。

 興味深いことに、今回開発されたワクチンは「スプートニク5号」と命名されている。

 スプートニク5号は1960年に動植物を乗せ地球軌道上に到達し、無事生還した史上初の人工衛星だ。

 1957年に打ち上げられたスプートニク1号は世界初の人工衛星、その1か月後に打ち上げられたスプートニク2号はライカ犬を乗せ、宇宙空間に出た史上初の動物(かつ史上初の犠牲)の記録を打ち立てた。

 ロシア製新型コロナワクチン「スプートニク5号」の命名には、「米ソ冷戦時代の夢よもう一度」という強い自負を感じさせはするが、実態は藪の中である。

 どれくらいの有効性や安全性のデータがあるのか、詳細なデータは公表されていないからだ。

 それでもプーチン大統領の娘もこのワクチン開発の被験者になっており、8月中には教師や医療従事者を対象とした接種が開始され、秋には集団ワクチン接種のキャンペーンが始まるという。

 新型コロナワクチンと一口に言っても、製品ごとに内容は様々であることには注意が必要だ。

 従来型のワクチンには、ウイルスの病原性を弱めた弱毒化生ワクチン、病原性を抑え活性を無くした不活化ワクチンといった種類がある。

 これらの種類も新型コロナワクチンでは開発中品目の中には含まれているが、今回の開発競争の特徴は、遺伝子操作の最新バイオテクノロジーを駆使したRNAワクチン、DNAワクチン、非複製型ウイルス・ベクター・ワクチンなどが勢揃いしていることだ。

 実際、スプートニク5号で使用されているのは、非複製型ウイルス・ベクターの技術だ。

 遺伝子治療で長年研究されてきた技術をワクチンに応用したもので、病原性の弱いかぜウイルスの一種であるアデノウイルスを用いている。

 アデノウイルスが体の中で複製され増殖して体に害を及ぼさないよう、非複製型に遺伝子改変したうえで運び屋(ベクター)として機能させる。

 そしてベクターには、新型コロナウイルスの遺伝子の一部分が遺伝子工学の技術を用い搭載されており、その遺伝子が人体の細胞内に運び込まれることでウイルス・タンパク(抗原)が体内で生成される。

 その抗原に対し免疫力が誘発され、抗体の産生や細胞性免疫の強化といったメカニズムを通じワクチンの効果が発揮される仕組みになっている。

 スプートニク5号が本当に成功したのであれば、メカニズムの上でも史上初の正式承認を得たワクチンということになる。

 ここで注目されるのが、同じ技術を用いている英オックスフォード大学と英アストラゼネカが共同開発中のワクチン(ChAdOx1 nCoV-19)だ。

 こちらは第II相まで結果も発表されており、さらに正攻法の開発方法である第III相試験も英国とブラジルで進行中だ。

 このワクチンはWHOのリストにある第III相試験実施中の6品目のうちの一つであり、注目度も非常に高い。

 さらに、ChAdOx1 nCoV-19の開発成功の可否は日本にも深く影響する。

 日本向けの1億2000万回分のワクチン供給について基本合意が得られたことを、8月7日に厚生労働大臣が発表しているからだ。

 なお、米ファイザーと独ビオンテック、中国の上海復星医薬が共同開発する脂質ナノ粒子―メッセンジャーRNAワクチンについても、6000万人分の供給を受ける基本合意が7月31日に発表されている。

 海外からの輸入品ばかりでなく、複数の国産ワクチンも日本医療研究開発機構(AMED)の支援により開発中だ。

 大阪大学・アンジェス・タカラバイオによるDNAワクチン、国立感染症研究所・UMNファーマ・塩野義製薬による組み換えタンパクワクチン、国立感染症研究所・東京大学医科学研究所・医薬基盤研究所・KMバイオロジクスによる不活化ワクチン、東京大学医科学研究所・第一三共によるメッセンジャーRNAワクチンなどだ。

 しかし、臨床試験の段階に入ったものは大阪大学・アンジェス・タカラバイオの品目のみで、しかもその第III相試験の実施については現段階では不透明である。

 これら国産ワクチンに対し、ロシアのスプートニク5号のように第III相試験なしで承認を与える方策も全く考えられないわけではない。

 しかし、WHOをはじめ欧米メディアの論調では、この方策は酷評されている。

 同様に医学的な常識に照らし合わせても、第III相試験なしでワクチンを承認することは非常識と言って差し支えないだろう。

 なぜなら初期の臨床試験で評価されている有効性は、抗体の数値の上昇(抗体価)や細胞性免疫の機能など、あくまで血液検査で出た結果に過ぎないからだ。

 新型コロナウイルスに対する免疫の血液検査結果が良かったからと言って、感染や発症時の重症化を防げる実際の臨床的有効性が確かめられたわけではない。

 事実、過去のワクチン開発では、初期の臨床試験で有望であっても、実際の臨床的有効性を確認する第III相試験であえなく失敗した事例には事欠かない。

 さらに安全性についても大きな問題がある。

 数百人程度の臨床試験で、ある程度の安全性が確認されても、数千人から数万人規模で検証した場合、予想外の副反応が出現する可能性も少なくないからだ。

 安全性の面でも、第III相試験の段階で失敗する事例は珍しくないし、承認され市販された後になって問題となる副反応が判明し、製品回収、承認取り消しとなった事例すらある。

 このようにワクチン開発は一筋縄には行かないため、様々な種類のものを複数同時に進める方針自体は理にかなっている。

 日本政府が国産ワクチンを支援しつつ、リスクヘッジとしてオックスフォード大学と英アストラゼネカの非複製型ウイルス・ベクター・ワクチン、米ファイザーと独ビオンテック、上海復星医薬の脂質ナノ粒子―メッセンジャーRNAワクチンの2品目について契約したのも合理的な選択だろう。

 そこで、今後のワクチン開発を検討するうえで、日本にも供給される可能性があり、第I/II相試験の予備的結果が英医学誌ランセットのオンライン版に7月20日に発表されたChAdOx1 nCoV-19について、さらに詳しくご紹介しよう。

 ChAdOx1 nCoV-19は、前述の通り非複製型ウイルス・ベクター・ワクチンであり、これまでにない新規タイプの品目となる。

 ChAdはチンパンジーのアデノウイルスの頭文字で、元になるウイルスがチンパンジーに感染するかぜウイルスの一種に由来していることを意味している。

 また、Oxはオックスフォード大学、nCoV-19は新型コロナウイルスの略称である。このワクチンでは、新型コロナの特徴であるスパイク・タンパクを発現するように遺伝子操作が加えられている。

 第I/II相試験は英国の5施設で実施され、新型コロナに未感染の18~55歳の健常者1077人が登録され、543人にChAdOx1 nCoV-19、534人に比較対照(コントロール)として髄膜炎菌ワクチンが接種された。

 これだけの患者が4月23日から5月21日の約1か月という短期間で集められたことも指摘しておきたい。

 詳細は専門的になるので省くが、抗体価の上昇など免疫力の上昇は確かに確認され、第III相試験に問題なく進めるだけの有望な血液検査の結果が得られた。

 このワクチンは英国で最大1万2330人、ブラジルで2000人を対象とした最終段階のランダム化試験が進行中であり、これらの試験で新型コロナ感染者数の抑制が証明されれば、より確実な有効性が言えることになる。

 懸念されるのは安全性の面だ。

 いくら有効性があっても、副反応で人体に重大な異常が出てしまうワクチンでは承認できない。

 少なくとも今回の第I/II相試験の論文で検討された範囲では、死亡や後遺症につながるような重篤な有害事象は発生しなかった。

 かと言って副反応が問題にならなかったわけではない。それどころか、ワクチンとしては比較的副反応が強いようだ。

 最も多い副反応は、倦怠感と頭痛だ。

 研究者らも副反応を問題視したため、その予防として鎮痛剤として日本でも常用されているアセトアミノフェン(パラセタモール、カロナール)の使用も行っていた。

 しかし、その最大使用量である1日4000ミリグラムを用いるというのだから尋常ではない。

 アセトアミノフェンは日本でも普通の薬で、私自身よく処方しているが、最大量の4000ミリグラムを用いることはまずなく、使うとしてもその3分の1程度だ。

 もしこの副反応の予防法を推奨する品目となるようであれば、日本人にそのまま使うのは結構難しいかもしれない。

 なぜなら日本ではワクチンの副反応が問題となり、過去にたびたび薬害事件などに発展しているからだ。

 倦怠感を訴えたのは、アセトアミノフェン予防の有無にかかわらず約7割、頭痛に関しては予防なしで68%、予防ありで61%だった。

 筋痛は予防なしで60%、予防ありで48%、悪寒は予防なしで56%、予防ありで27%という具合だ。38度以上の発熱は予防なしで18%、予防ありで16%、さらに予防なしでは2%で39度以上の高熱も認められた。

 なぜこのように副反応が多いのだろうか。

 実は、パンデミックが猛威を振るっていた時期に早急に有効性のあるワクチン開発に迫られていたため、あえて反応性の強い用量を一発勝負で選んだことが、論文中にも記載されている。

 量にしてワクチン1回分に、500億個のウイルス粒子が含まれている。

 他の薬剤と同様に、ワクチンにも用量―反応関係が認められることが多く、使う量を多くすれば、免疫反応が強くなるというわけだ。

 そしてそれに比例して、副反応も強くなってしまう。

 本来であれば、少、中、高などいくつかの用量に割り振って、有効性と安全性のバランスから最適な用量を選択することが望ましい。

 しかし、ChAdOx1 nCoV-19は第III相試験も今回の論文の量で進んでいるため、日本に導入するとなったときに問題となる可能性がある。

 日本ではワクチンの副反応が問題となり、過去にたびたび薬害などの問題が発生している。
 最近でも、子宮頸がんなどを予防するHPVワクチンの副反応が社会問題となった。

 HPVワクチンに関しては、世界の医学界のコンセンサスでは接種は積極的に推奨すべきとされているが、一度社会問題となったワクチンの信頼を取り戻すのは容易ではない。

 また、日本人は副反応が少ない方を好む傾向にあると考えられ、実際、過去のワクチンでは、より少ない量で副反応の少ないワクチンが選択された事例もある。

 欧米とは考え方が異なり、仮に同じデータを見たとしても違う選択をし、日本人向けに異なる用量が選ばれたとしても不思議ではない。

 新型コロナワクチンでは、あまりに早急な開発が求められ過ぎている。安全性の面が疎かになるリスクが高いのだ。

 新型コロナの死亡率はアジア人で少ないことが分かっており、欧米などで得られたワクチンの臨床試験結果をそのまま日本に当てはめることは難しい。

 また、ワクチンの副反応に敏感な日本の国民性もあり、拙速なワクチン導入は日本社会におけるワクチン不信を悪化させかねない。

 本当に問題となる副反応なのかどうかの真偽はともかく、新たな薬害事件に発展しかねないのだ。

 理想的には、オックスフォード大学と英アストラゼネカが英国で実施したように、日本国内で数千人~数万人規模のランダム化比較臨床試験を、いずれかの有望なワクチンで実施したうえで承認することである。

 人口やGDP(国内総生産)規模が日本よりも小さい英国で実施できているのだから、日本の国力でできないはずはないと思う。

 新型コロナでは、感染から回復後に長期の後遺症が残る可能性も指摘されている。

 もし大規模なランダム化第III相比較臨床試験を行わなければ、ワクチンの副反応なのか、長期の後遺症なのか判別が不可能な展開になる事例が多数出てくることも予想される。

 これまでに承認された日本のワクチンは、せいぜい数百人規模の国内の臨床試験をしてこなかったため、新型コロナワクチンでそのつけを払うことになりかねない。

 新型コロナのパンデミックを契機に、日本国内のワクチン開発体制の立て直しを期待したい。

 *筆者はワクチン開発する製薬会社との利益相反は一切ないことを表明する。

 エキスパートが疑問に答える ワクチン診療入門 谷本哲也・他編著(https://www.amazon.co.jp/gp/product/4765318257/ref=dbs_a_def_rwt_bibl_vppi_i2)

谷本 哲也

【#朝鮮日報】【社説】「ナヌムの家」官民調査より「尹美香」検察捜査の方がはるかに難しいのか

2020-08-13 19:59:08 | 海外の反応
 慰安婦被害者支援施設「ナヌムの家」の運営法人について、官民合同調査団が11日に調査結果を発表したが、慰安婦被害者支援団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」と与党・共に民主党尹美香(ユン・ミヒャン)議員(元正義連理事長)の会計不正・寄付金流用疑惑に関する調査結果はなぜ出ないのか、と国民の関心が高まっている。今年5月に慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんが「尹美香にだまされた」と告発して浮上した問題だが、肝心の懸案については全く音さたがなく、そこから派生した「ナヌムの家」の調査結果の方が先に出たからだ。

 調査によると、ナヌムの家は2015年から2019年までに寄付金88億8000万ウォン(約8億円)を集めたが、実際に施設に送られた金額はその2.3%に当たる2億ウォン(約1800万円)だったという。寄付金38億ウォン(約3億4000万円)は追悼公園建設費や土地の購入などの資産形成のために使ったというのだから、本末転倒としか言いようがない。

 正義連の不正疑惑は、既に数多くの証拠と状況が明らかになっている。国庫補助金と寄付金37億ウォン(約3億3400万円)が正義連の会計帳簿から消えた。正義連は亡くなった慰安婦被害者の口座から随時まとまった額を下ろし、資金洗浄(マネーロンダリング)疑惑まで取りざたされている。集まった寄付金が慰安婦被害者のために使われず、京畿道安城市の「慰安婦憩いの家」の建物は尹美香議員個人の別荘のように利用されていた。この施設に尹美香議員の父親が就職して給料まで受け取っていた。尹美香議員の家族は所得が多くないのにローンを組むことなく自分の金で5回も家を買ったほか、同議員の娘は大金が必要な米国の大学に留学している。

 こうした状況にもかかわらず、尹美香議員の検察召喚日程すら決まっていない。今年5月に告発状が受理されて以降、ソウル西部地検捜査チームは捜査するふりばかりしている。複雑な事件でもない。会計不正を解明すればいいのだ。その間にソウル西部地検長は大邱高検長に昇進し、秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の大学の後輩である次長検事は検事長に昇進、大検察庁公判訟務部長に栄転した。政権の意向に沿って捜査を適当に進めていることに対する論功行賞(褒美)ではないのか。そうでなければ、捜査権がない民間が主導した調査結果発表よりも遅くなる理由がないのではないか。尹美香議員が与党所属で、正義連が政権の反日パートナーだからだとしか考えようがない。

【#中央日報】日米豪など核心研究者に「信用度資格証」…中国の研究参加遮断か

2020-08-13 19:50:38 | 海外の反応
日本政府が先端技術を扱う民間人材の信用度に「資格」を付与する制度を新設することにした。これに先立ち類似の制度を施行中のオーストラリアなど主要国家と共に中国への核心技術流出を元から封鎖しようとする狙いがあるとみられる。

13日、朝日新聞は複数の政府関係者を引用してこのように報じた。

新制度では、日本政府が大学研究者や企業技術者の審査申請を受けて機密情報を漏洩する恐れのない人材だと判断する場合、公式に保証をする。朝日新聞は「日本を除く主要7カ国や豪州などには既に同様の制度がある」とし「欧米では国籍、海外渡航歴、犯罪歴などを総合判断している」と伝えた。

日本政府が本格的に資格制度を検討することになったのは、米国・オーストラリアなど主要国家の中国に対する警戒感が高まっていることが影響している。同紙は「豪州の政府系シンクタンクは18年の報告書で、中国人民解放軍の技術研究機関に属する2500人が、一般の研究機関や企業で海外の大学や企業と共同研究を行い、先端技術を人民解放軍側に還流させている」と報じた。

米国政府は人工知能(AI)、量子コンピューター、ロボット工学など先端分野で中国への技術流出防止を強く要請している。最近、米国ヒューストンにある中国総領事館が閉鎖された理由の一つも、米国の先端技術が中国人民解放軍へ渡ったという疑惑のためだった。米連邦捜査局(FBI)は最近に入り、米国で研究中の中国系科学者を技術流出容疑で集中的に調査している。

このような状況で「公的保証」がない場合、日本の科学者が国際的な共同研究で疎外されかねないという懸念が制度導入の背景になった。日本政府高位当局者は「米主導の国際共同研究は今後、資格なしには参加できなくなる」と同紙に明らかにした。自民党IT戦略特命委員会は2017年、資格制度がないために「日本企業にシェア(共有)されないサイバー攻撃情報が存在し、研究開発に利用できる情報量で欧米に大差をつけられている」と指摘した。

日本政府はこの制度を導入するために科学技術・イノベーション活性化法を改正して来年国会に法案を提出することを目指している。また同紙は「『政府が提供する資格サービス』との性格を明確にするため料金を徴収する案もある」と付け加えた。

【#中央日報】韓国、民主党と統合党の支持率が朴前大統領弾劾政局後で初めて逆転

2020-08-13 19:42:25 | 海外の反応
未来統合党が「共に民主党」の支持率を上回った。保守政党が民主党の支持率を上回ったのは朴槿恵(パク・クネ)元大統領弾劾政局以降で初めてだ。中道層の離脱が増える中で民主党の核心支持基盤である湖南(ホナム)と進歩層でも一部支持勢力が下落した結果だ。

リアルメーターが交通放送の依頼により10~12日に全国の成人1507人を対象に実施した調査の結果、民主党支持率は前週より1.7ポイント下がった33.4%、統合党は1.9ポイント上がった36.5%と集計された。

両党の支持率格差は誤差範囲内である3.1ポイントだが、統合党は党旗揚げ後初めて民主党を上回った。今回の調査の標本誤差は95%、信頼水準±2.5ポイントだ。

保守系政党が民主党の支持率を逆転したのは朴槿恵前大統領弾劾局面だった2016年10月以降で初めてだ。3年10カ月ぶりに順位が逆転した。2016年10月第3週のリアルメーター世論調査の結果、統合党の前身であるセヌリ党の支持率は29.6%、民主党は29.2%だったが、第4週で民主党が31.2%となり、セヌリ党の24.7%を追い抜いてから逆転を許したことはなかった。

民主党は核心支持基盤である光州(クァンジュ)・全羅道(チョンラド)で11.5ポイント下落の47.8%、大田(テジョン)・世宗(セジョン)・忠清道(チュンチョンド)で5.6ポイント下落の28.6%となった。

これに対し統合党は釜山(プサン)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)で5.7ポイント上昇の48.5%、大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)で5.4ポイント上昇の50.9%、ソウルで4.1ポイント上昇の39.8%、大田・世宗・忠清道で3.8ポイント上昇の39.0%など各地域で広く支持率が上がった。

年齢別では、民主党は70代以上で5.9ポイント下落の21.8%、50代で5.1ポイント下落の34.7%と支持が下がった。これに対し統合党は50代で8.2ポイント上昇の41.1%、70代以上で5.4ポイント上昇の49.4%、20代で5.1ポイント上昇の34.7%などと上がった。

民主党はやはり核心支持層である進歩層で55.4%と3.9ポイント支持率が下落した。統合党もやはり支持層である保守層で59.7%と3.5ポイント下落したが、5.1ポイント上昇で16.9%の進歩層を吸収し対照的な姿を見せた。

リアルメーターは中道層で格差がさらに広がった点が最も大きな影響を及ぼしたと解説した。

中道層の支持率を見ると、民主党は前週より0.7ポイント下落の30.8%、統合党は2.2ポイント上昇の39.6%をそれぞれ記録した。格差は8.8ポイントだった。

リアルメーター関係者は「不動産政策に対する世論が悪化した中で統合党のユン・ヒスク議員の本会議での発言、湖南地方の水害復旧訪問、先制的第4次追加補正予算の必要性提起、政治綱領草案に5・18精神挿入などで中道層の心をつかんだ結果」と解釈した。豪雨が続き洪水被害が相次いだことも与党に悪材料として作用した。

◇文大統領支持も0.6ポイント下落の43.3%

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行支持率は前週より0.6ポイント下がった43.3%となった。否定評価は0.1ポイント上がった52.5%だった。わからない・無回答は4.1%だった。文大統領の否定評価は進歩層で7.3ポイント上昇の63.8%、正義党支持層で15.5ポイント上昇の57.7%などと上がった。

【#中央日報】国連北朝鮮人権報告官「韓国統一部の事務検査に『人権侵害』通知を考慮」

2020-08-13 19:40:53 | 海外の反応
国連北朝鮮人権特別報告官のトマス・オヘア・キンタナ氏は12日、文在寅(ムン・ジェイン)政権の北朝鮮人権団体に対する事務監査に人権侵害の素地があるとの意見を韓国政府に通知することを考慮していると明らかにした。

国連とのテレビ面談と外信記者を対象にした現場説明など統一部の努力にもかかわらず、北朝鮮人権団体に対する政府の措置が国際社会の共感を得るのに失敗し、国連次元の事務監査中断要求が出かねない状況だ。

キンタナ特別報告官はこの日、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで、統一部の北朝鮮人権団体事務監査に対し、「表現の自由、北朝鮮人権擁護家の権利、北朝鮮人権団体の役割の重要性を想起させるため、韓国政府に事務検査が人権侵害の素地があると通知することを考慮している。この通知が公式化されれば声明を出す予定」と明らかにした。

キンタナ特別報告官は北朝鮮人権団体に対する事務検査を「韓国政府の政治的決定」と明示し、「脱北者団体を含め北朝鮮人権団体が北朝鮮人権問題で重要な役割をしてきたとみる。韓国政府は彼らの重要な役割を認めることが必要と考える」と強調した。

その上で「われわれは事務監査に対する韓国政府の対応を注視している。とこれと関連した訴訟も注目している」と付け加えた。

統一部はこれに先立ち先月30日に北朝鮮人権団体事務検査の問題点を指摘したキンタナ特別報告官との非公開テレビ面談を通じ韓国政府の立場を説明した。しかしテレビ面談後もキンタナ報告官は統一部の一方的な事務検査措置を中断し北朝鮮人権団体と対話するよう統一部の徐虎(ソ・ホ)次官に直接促した。

キンタナ報告官は統一部関係者との面談に対し、「彼ら(統一部)は国内法と国内状況など自分たちの決定に対する技術的な面を説明したが、私は技術的な面を超え韓国政府の政治的決定とみる。なぜ脱北者が運営する人権団体だけ調査するのか。そのため私は政治的決定だとみて統一部関係者に事務監査をやめるべきと提案した」と述べた。