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藤原道長と貴族の暮らし

2010-06-01 | 授業記録
導入で、藤原道長の肖像画を提示。
第一印象を聞いた後、
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この世をば わが世とぞ思う もち月の
欠けたることも なしと思えば
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という句を提示。

国語辞典をひきながら意味をとらえる。

自分を満月に例えた道長に対し、子どもたちは
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どんだけ(どれだけ)自信過剰なんだ!?
どれだけ力があるんだ
なんかむかつく(イライラする)
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などと反応を示す。

これらのように力を持った勢力を「貴族」呼ぶことを確認し、
これだけ大言壮語する貴族がどれだけの生活をしているのか想像させた。

子どもたちのイマジネーションに驚きながらも、それらを
衣・食・住にカテゴライズ。

そして課題を設定。

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【学習課題】
貴族は、どのような暮らしをしていたのだろう

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先ほどの「衣食住」の観点を基にして、
・貴族の屋敷(想像図)
・貴族の屋敷の内部(復元)
・行事がたくさん
という教科書3種の資料を活用して調べ学習。

子どもたちは、貴族の暮らしについて興味深く調べていた。

貴族の屋敷のイラストから、

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この屋敷の絵が、あなたたちの生活と
かなり深く結びついているものに描かれています
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と説明。

様々なヒントを与えながら、子どもたちは

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1 0 円 玉
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にたどり着く。

実物を提示しながら、
・平等院鳳凰堂
・寝殿造
・平安京(京都)
について説明をする。

子どもたちは、なぜ、藤原道長がこんなに権力を持ったのかについても
興味をもっていた。

資料集で調べさせた際、その三つの要因について、子どもたちの名前を使って、
具体的に外戚関係について説明すると、きゃあきゃあ言いながらも
非常に盛り上がった。

それ以上に盛り上がったのが、最後に行った
平安時代の美人3大条件。
(有田和正先生の著作からネタをいただいた)

貴族の屋敷のイラストの精査で、「顔を隠して歩いている女性」を見つけた子がいた。
なぜ、顔を隠していたのかを、
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笑ってしまって
おしろいがはがれないように
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というところから説明して、三大条件を基にイラストを書いてみた。

髪の毛が非常に長く、ほっぺたがふっくらとした真っ白い女性が描かれて、子どもたちは
「うそだー!」と一斉に叫ぶ。

そこで、明日やる予定になっている教科書次頁の「源氏物語絵巻」を紹介する。
すると、やっぱり女性は、その「三大条件」をクリアしていた(苦笑)
子どもたちはやや釈然としない様子だが、それは明日の授業で説明することを話す。

明日は、貴族の暮らしの中から生まれた文化について学習。


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