学級通信(了)

2012-03-20 | 学級通信の発行
学級通信について自分の実践を書いてきました。

あくまでの自分の「こだわり」なので、
内容に偏りもあっただろうし、
一般化できるものも多くなかったかもしれません。
そんな中、
ブログのコメント欄やメッセージ、
そしてフェイスブック上で、たくさんのご意見や
アイデア、励ましのお言葉をいただきました。

自身の実践をまとめて、ご意見をいただいて
自分自身が一番勉強させていただきました。
ありがとうございました。

最後に一つ。
自分自身の学級経営における
学級通信の位置づけについてです。

それは、
====================
学級通信は、
学級経営における重要な武器である。
====================
ということです。

ただ連絡事項のための通信発行では、
もったいないと思います。

===============
通信でも学級を作っていくんだ
===============
という意識を持つと、
より効率的に学級経営が行えるのではないかなぁ
と思っています。




おつきあいありがとうございました!

学級通信(12)

2012-03-20 | 学級通信の発行
一昨年度の職場で「デザイン」について
たくさん勉強する機会をいただきました。

そこで学んだ事を学級通信にも生かそうと思っています。


==========================
■余白をじゅうぶんにとる。
→余白がない通信は読み手に圧迫感を与えます。
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■フォントはそろえる。多くても2種類。
→一枚の通信に3種類も4種類もフォントを使うと
 紙面がうるさくなってしまいます。
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■文字の大きさもそろえる。
→文字の大きさも、本文、見出しの2種類にします。
==========================
■文字に「影」をつけない
→通信は最終的に白黒印刷になります。
 白黒で見栄えがよくなるように、画面上で意識します。
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昔はデザインにも凝りに凝りましたが、最近は(ちびすけ3人の相手もあり)
時間がとれません。
シンプルにシンプルに、見やすい学級通信を作ろうと思っています。

ちなみにこれは、
教育技術誌の学級通信欄を執筆したときの提出原稿の一部です。

「楽しく読んでもらう」
という観点も大切なのかもしれません。
(若干時間がかかりますが・・・)

学級通信(11)

2012-03-20 | 学級通信の発行
私はあまりやりませんが・・・
学級通信に写真を載せると、
文章以上に伝わるものが多いと思います。




文章が苦手・・・
という方は、写真をばーんと大きく載せて、
その下に簡単なコメントをいれるだけで

「伝える」学級通信になると思います。


私は「写真を撮る」ということあまりしない
モノグサ担任なので、写真を入れた学級通信は
そんなに多くありません。

(でも、昔はよく写真を入れていたような・・・・。
 なぜ、最近はしなくなったのだろう?)

学級通信(10)

2012-03-20 | 学級通信の発行
学級通信にイラストを入れると、
親しみやすさがぐっと高まります。

イラスト挿入に関わっては、
自分はgoogleのイメージ検索を使っています。

たとえば運動会の記事を書いているときです。
徒競走のイラストが欲しくなりました。

その際は、googleのイメージ検索で
=====================
運動会 徒競走 イラスト
=====================

と打ち込みます。

すると、インターネット上から
徒競走のイラストが画面に、ばーっと集められます。



その中から、
自分の気に入った物&著作権フリーなものを
選んで、ワード画面に貼付けます。

昔は、イラスト集のcd-romを購入して使っていましたが、
イメージ検索ができるようになってからは、
全てインターネット上で処理するようになりました。

便利な世の中になったものです。


学級通信(9)

2012-03-20 | 学級通信の発行
学級通信でご家庭の方々と
様々な交流を図ってきました。

特にも行事の後は、
通信に感想を記入する欄を設け、
いろいろと書いていただきました。
(もちろん、強制ではありません)



たくさんのご家庭の方々に書いていただき、
そしてそれを(許可をいただいて)
通信で紹介しました。

子どもだけでなく、親御さんのコメントも載せる事で
==============================
自分自身(親御さん)も「学級」に所属している感覚になった
==============================
というお話をいただいたこともあります。

こういったことを行う事で、
教室ーご家庭のつながりが
より深くなった気がします。




学級通信(8)

2012-03-20 | 学級通信の発行
昨年度までは学級通信の中で
テストの平均点をお知らせしていました。




国語・算数の2教科の年もあれば、
国・算・社・理の4教科で公開していた年もあります。

10年以上前ですが、「アカウンタビリティー(説明責任)」
という言葉が使われるようになり、
それ以来、単学級のときは点数を公開していました。

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説明責任を果たすという観点
==============

そしてもう一つは、

==============
自分の学習指導に責任を持つ
==============
という強い思いがありました。
(自己満足なだけかもしれませんが・・・)


テストの点数が良ければ、

===============
「子どもたちが頑張りました」
===============

と書きました。
逆に、テストの点数が悪かった場合は

==================
「指導が足りず申し訳ありませんでした」
==================

と書きました。
併せて、どの部分で落ち込みが激しく、
その原因とこれからの指導についても(簡単ではありますが)
書いていました。

以前の職場のPTA懇親会(飲み会)で
あるお父さんから
===========================
「ここまでやられたら、俺たちは何も言えないよぉ
===========================
と笑顔でお話された事がありました。


公開する事で、子どもたちも点数に敏感になり
======================
先生、今回のテストの平均点はいくらですか?
======================
と毎回聞くようになりました。

そして「みんなでがんばろうぜ!」という意識が
高まっていったように思います。



学級通信(7)

2012-03-19 | 学級通信の発行
学級通信では子どもの活躍と併せて
授業の様子も報告しています。

(今年度は週一発行ということで、なかなか
 授業報告をしませんでしたが・・・)

特徴的な授業をしたり、
授業の中で子どもたちが活躍した場合は、
通信で紹介しています。

それが、自身の実践記録にもなります。
これは、10数年前、師匠の学級通信集「オリオン」
をいただいたときから心がけている事です。

=====================
発問・指示は必ず入れる事
=====================
子どもたちの反応を具体的に書く事
=====================
ということも師匠からご指導をいただきました。


どんな授業をしたっけ?
と思い返すとき、学級通信で記録していると
すぐに引っ張りだせます。
同じ学年で実践する際など、それを再活用する事もできます。
写真もとっていると、一緒に掲載します。


以下は、3年前の学級通信の中身です。
(発問指示は明記していませんが・・・・)
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日 本 語 の 世 界
======================
はははははじょうぶだ。
にわにはにわにわとりがいる。
くさくさくさくらくらくさく。
ははははははははのはははははははとわらう。
======================
声に出して読んでみてください。
何かの呪文?
と思われるかもしれません。
しかし、これはレッキとした日本語です。

実は、これは、国語「日本で使う文字」という学習で提示した問題です。
「漢字」と「仮名」の意味、そして組み合わせて使う利点
を理解してもらうために、授業の冒頭でやらせてみたのです。

子どもたちは大変盛り上がりました。
そして、授業の内容を理解して「万葉仮名」まで学習しました。

ちなみに答えは・・・
====================
・母は歯は丈夫だ。
・庭には二羽にわとりがいる。
・草臭く、桜暗く咲く
・母はハハハ、母の母はハハハハと笑う
====================
です。

ちなみに、以下の文は、タイムオーバーで子供たちに出さなかった問題です。
===================
きしゃのきしゃはきしゃできしゃした
===================

さて、こたえは???????
ご家庭でお子さんと一緒に考えてみてくださいませ。

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また今年度は下のような形で、指導の様子を伝えていました。
教師の発言等、強調したい部分は枠で囲んでいます。
もっと強調したいときは白抜きにしています。

学級通信(6)

2012-03-19 | 学級通信の発行
学級通信をなぜ出すのか?
たぶんこれは三者三様、
いろいろな考え方があると思います。


私が、学級通信を出す上で
一番意識しているのは、
===================
学級通信をとおして、
家族団らんの会話が
(さらに)増えてほしい。
===================
一人一人の活躍ネタで、
子どもたちが親御さんに
たくさん褒められてほしい
===================
ということです。

今は生活も多様化して、なかなか家族揃って
夕食というのも難しいのかもしれません。

ただちょっとの時間でもいいので、ご飯を食べながら
=========================
「おー!!、シンは、
 今日授業でたくさん発表したんだなぁ。
 良かったなぁ。」
=========================
などと学校の事が食卓の話題に上るといいなぁと思っています。
それがもとで、子どもたちも
さらにやる気がでてくるのだと思います。


ですから、自分は、頑張った事を見つけるとすぐに
学級通信で個人名を出して報告します。
できるだけ状況を詳しく書くようにしています。



学級通信を配ると、子どもたちは食い入るように見ています。
紹介された子の親御さんから感謝のお言葉をいただく事も
たびたびあります。


ちなみに私は、手帳に名簿を貼付け、
誰が何回通信に登場したかをチェックしています。

その名簿には
======================
・通信登場回数
・通信特別コーナー(キラリ5-1)登場回数
・お家への、がんばったこと報告電話回数
・お家への、がんばったこと報告お手紙回数
======================
を毎回つけています。

個人名を出す以上、全員を紹介できるように配慮しています。
(至極当たり前の事を偉そうに書いて恐縮ですが・・・・)


しかし、
一番大切なのは、学級通信で報告する事よりも
「全員が活躍できる学級」を作る事ですね。。。
無理に活躍する場面を見つけるというのでは、本末転倒。
書いていて、いろいろ自戒する事もありました。
来年度に生かします。



学級通信(5)

2012-03-19 | 学級通信の発行
学級通信は基本的にパソコンで作成します。
手書きにするのは卒業担任時における最終号など
特別なときだけです。

手書きの方が暖かみがあるし、
親しみが持てると思います。

しかし、字がへたくそな自分はパソコンです。

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■打ち込むのが楽
■写真取り入れなどの加工が楽
■推敲が簡単にできる
■パソコンの中に記録を残しておける
■授業記録と連動できる
■ブログに流用できる(笑)
=================
など、いろいろいいところもあります。

しかし、やはり手書き風の暖かみも残したいと考えます。
そこで自分が使っているのが
手書き風フォントです。


手書きにはかないませんが、雰囲気は出ます。

私が活用しているのは、
このフォントです。

とても長い間(8~9年近く)、愛用しています。
しかも、フリーソフトです。

おすすめです!!

学級通信(4)

2012-03-18 | 学級通信の発行
学級通信内の文章は、すべて
========
一文改行
========
でまとめています。
しかもその一文は一行におさめます。
2行にまたがらないようにしています。



でも、昔は文章をガーッと打っていました。
保護者の方で同業者の方がいらっしゃって、
========================
しん先生の通信は、イラストなどでごまかさないで
文章だけできちっとまとまっているから
いいよね
========================
なんてお話しされた事もあり、それでいいなぁ♩と
思っていました。
密度の濃い文章が、当時は(密かな)自慢でもありました・・・。



しかし、初任校勤務時に、ある教え子から
こんな言葉をいただきました。

=========================
せんせ、
うちのおかあちゃん、
「字が多くて大変だ」って言いながら
学級通信毎日読んでる・・・。

もっと(通信の)字を減らして・・・・
==========================

カナヅチで頭をガーン!!と殴られたような衝撃を受けました。

文章を読むのが苦手な親御さんも当然いらっしゃる
という「当たり前の事実」にそのときまで気づいていませんでした。

一文に主語と述語が2度出てきてしまうようないわゆる『悪文』
も多く書いていた自分でした。

「気持ちだけは分かってもらえるだろう」
なんて甘い考えで書いていた文章でした。

「大事な連絡事項があるから、しっかり読まなければ・・・・」
という思いで、一生懸命長文を読んでくださっている(かもしれない)
ご家庭の方のことを考える余裕が
そのときは全くなかったのです。

猛省しました。


その反省から、

とにかく
===============
学級通信の文は読みやすく!
===============

ということを心がけるようになりました。

そして最終的に(自然に)出た結論は、


「一文改行」という形式でした。

この形にすると、家事で忙しいときでもサラッと読んでいただけます。
また、一文改行を心がける事で、自分自身の文章構成修行にもなりました。
(特にも文末表現のレパートリーが増えました)

この一文改行方式は、
(日常の)文章力が未熟な自分にとって、
とても大事なことだと思っています。



(読みやすい文章をしっかり書かれている方にとっては、
 全く関係のないページです。
 読み飛ばしていただいて結構です。念のため!)