枕草子の枕

気になる出来事

禍福はあざなえる縄のごとし

2018年04月11日 | 日記


母の書の先生が書いたもの。

母の表装した軸をくれ~ぃと母に言ったら

もう全部いろんな人にあげちゃって

ないわよと…。



ただ一つ、先生のだけはとってあると。


これだ。

禍福はあざなえる縄のごとし


え~~~、なんでこの言葉ぁ~・・・


一瞬がっかり


だってさ、禍と福、福だけでいいもん。


♪人生、楽ありゃ苦もあるさ~~♪じゃなくって

♪じ~~~んせい、楽ばかりぃ~~~♪って歌っていたいもんね。






でもでも、

そう!思い出したのだっ!!

兄が急逝、私がアキレス腱を切る大怪我、

その他いろんなひどいことが怒涛の如く押し寄せた世紀末

1999年・・・


私がしっかりしないといけない時に、手術入院なんてしてる場合じゃないのに

なんでこんな怪我するか・・・・

と、入院、車椅子生活をひどく落ち込んでいたら、

母の書の先生が

「人間万事塞翁が馬、落ち込みなさんな」、と言ってたわと励まして貰ったのを…。

うんうん



そんな言葉の同義語。

先生の座右の銘なんだ、きっと・・・

と、

今はもうお亡くなりになった母の書の師を思う。



人の運命は予測できないという表現



・ 人生何があるか分からない

・ 禍福は予測し難い ・ 一寸先は闇

・ 人間塞翁が馬 ・ 禍福は糾える縄の如し

・ 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

・ 禍福はあざなえる縄のごとし

・ 吉凶はあざなえる縄のごとし




そして、こちらは


私の高校の時の先生、

今は在宅出家なさったという恩師の

大切にしている言葉たち。



而今(今・自分を・生きる)・・・・道元禅師

浜までは海女も蓑着る時雨か な・・・・滝野瓢水

悟りとはいかなる場合でも平気で生きて居ること・・・・正岡子規 


心して

改めて読む。