よしーの世界

好きな神社仏閣巡り、音楽、本、アートイベント情報を中心にアップします。

真夏の目黒散歩 ~祐天寺~

2022-07-21 06:24:26 | 日記
真夏の目黒散歩の最後は祐天寺に向かいました。祐天寺は昔、会社に来るまで通っていた頃、よく前を朝夕と

通ったものです。



駒沢通りに面している表門は由緒がある風情の佇まいで、歴史を感じさせます。



仁王門も趣きがあっていい感じ、仁王像が迫力ありますよ。境内は相当広い。



暑い日だったので、境内はとても静かでした。参拝するにも余裕をもって、ゆっくり出来て落ち着きます。当

時(江戸時代)新しい寺院の建立が禁じられていたにもかかわらず、将軍・吉宗の取り計らいにより、許可さ

れたとのことです。



境内にあった切り株に小さい草花が沢山。生命の力強さを感じさせます。



境内には盆踊りの会場が準備されていました。おそらくコロナで久しぶりのかいさいになるのではないでしょ

うか?ただ再びの感染者増で予断を許さない状況ですね。兎に角人混みを避け、運動不足解消に歩くのはいい

事だと思います。
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真夏の目黒散歩 ~現代彫刻美術館・馬喰坂~

2022-07-20 06:27:48 | 日記
現代彫刻美術館は3つの野外展示場があり、庭園式になっています。20世紀後半の作家たちの作品が中

心で170点もあるようです。



入口付近に存在感抜群の作品。マグリットの絵を彷彿させる形です。



長大なこちらの作品は最も目を引きました。「行道衆ー’84」作家名は三木俊治とありました。



境内には真っ黒な猫がいて、こちらをじ~~っと見ていました。ここで飼われているのでしょうか。落

ち着いていて、しばらくするとスタスタ歩いて行ってしまった。



現代彫刻美術館を越えて、さらに歩いていくと馬喰坂があります。ここも急坂で、ここにさしかかると

馬が立ち往生するため、馬喰が苦労をしたことから名前が付いたそうです。因みに馬喰は牛馬の仲買人

です。奥の方に自転車が下っていく様子が見えます。



坂の途中に「馬喰坂」の表記がります。今は殆ど通行もありませんが、昔は結構通行する人がいたと思

います。



こちらが馬喰坂上の庚申塔群です。60日毎に巡ってくる庚申の日に当番の家に集まって青面金剛を祀り

長寿や豊作を祈って飲食をともにしながら夜を明かすという、庚申待が江戸時代の農村で盛んに行われ

ていたそうで、庚申待を3年18回終えた時に建てられたのが庚申塔のようです。
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真夏の目黒散歩 ~なべころ坂・現代彫刻美術館~

2022-07-19 06:31:33 | 日記
目黒八幡神社から、しばらく歩くとなべころ坂があります。昔比較的近くに住んでいたことが有るので

面白い名称だと思っていました。地図にも載っています。



写真だと分かりにくいかもしれませんが、かなりな急坂で自転車で上るのは厳しいでしょう。由来が鍋

が転がって止まらなくなる坂ということで、頷けます。



なべころ坂を上って左手になべころ坂緑地公園が見えてきます。



樹々に囲まれて静かで涼しい!ベンチにお父さんが一人佇んでいてホッと一息。



公園の片隅には道祖神があって和みます。道祖神はかなり古くからある感じで、村人の信仰を集め、旅

人には目印になったと思われます。



近くには長泉院附属 現代彫刻美術館があり無料で見学できるようになっています。アーチ型彫刻は見

ているこちらに迫ってくるよう。



これなんか私は気に入りました。なんともシュールな造形。



この作品もいい!結構な作品数があって、かなり楽しむことが出来ます。まだ現代彫刻は続きます。
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真夏の目黒散歩 ~中目黒けころ坂~

2022-07-18 07:47:15 | 日記
梅雨に戻ったのかという天気が続いていましたが、日曜日は久々に晴れ間が見え蒸し暑い一日。「タモリ

の TOKYO 坂道美学入門」を参考に目黒を歩いてみました。



中目黒駅はさすがに沢山の人が乗降しています。待ち合わせの人も結構いて、久々にこれから何処かに行

こうという雰囲気。



中目黒商店街は夏祭りの準備が進んでいるようです。おそらく久しぶりの開催なのでしょう。



歩く前に腹ごしらえと「中華そば えもと」へ。クーラーがバッチリ効いている店内で熱い中華そばは美

味しかったぁ!しかし、何と!今年の11月に閉店予定で次の場所を同じ中目黒で探していると店内に掲示

されていました。



中目黒駅から程近い駒沢通りがけころ坂。「けころ」は鬼平犯科帳にも登場しますね。名称の由来を知り

たい。



坂を上がりかけると、伊達綱宗内室ゆかりの正覚寺が見えます。境内を入ると見かけより広く、参拝をし

て、静かな時間が過ごせます。



けころ坂を上がって、すぐ左に曲がります。典型的な住宅街が広がる中、歩いていくと八幡神社。鳥居を

潜り参拝に向かいます。



この八幡神社は旧目黒村の総鎮守だそうです。何しろ駒沢通りは休日でも交通量が多い、それが脇道に入

った住宅街は相当静かになります。八幡神社の本殿はゆっくり時間が流れ気持ちが落ち着く。これからさ

らに歩きます。
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わが青春のロック黄金狂時代   東郷かおる子

2022-07-17 07:34:33 | 
著者と私は年齢が15歳程度離れているので、本書に最初に登場する幾つかのバンドは私が中学生にな

った頃に後から体験した。ロックが大衆ポップに慣れ親しんだ若い層に衝撃を与えたのは1950年代半

ばのプレスリー、そして1960年に入ってからのビートルズになると思う。勿論私はその頃の熱狂を知

らない。「ミュージック・ライフ」も存在としては知っていたが、私が主に買っていたのは「ロッキ

ング・オン」「ニューミュージック・マガジン」だった。


編集者として数多のミュージシャンとの関りがあった著者は天才、異才である彼らの行状を目の当た

りにして、その奇行の数々に振り回され、自らも巻き込まれた経験が記されている。ロックの黎明期

は物凄い勢いでミュージシャン本人にも信じられないほどのマネーが流れ込み、売れ続けるためのプ

レッシャーで猛烈なストレスを抱えて、自分を見失いそうになるロック・スターが多数いたことは想

像に難くない。


今では考えられない時代だったことはよくわかる。日本のバブルが今の若い人にピンとこないのと一

緒で何でもありという環境だったはずだ。強烈な体験をした著者は幸運だった。ただロックも表層を

捉えていると、音楽体験としては寂しいものがある。私は今でも当時の音楽を聴いている、ノスタル

ジーに浸るわけではない。ビリー・アイリッシュがその系譜を継いだり、クリムゾンは変化しながら

未だに活動を続けている。サブスクで聴ける音楽とは違う経験が出来る。


   わが青春のロック黄金狂時代   東郷かおる子      角川SSC新書
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